編集局 
裁判所に圧力合戦
地球だより 国政介入事件をめぐる朴槿恵大統領弾劾案可決でその是非を審理する憲法裁判所がデモの圧力にさらされている。 先週末、ろうそくデモ参加者たちは「弾劾しろ」、一方の大統領支持者たちは「弾劾棄却」をそれぞれ叫びなが…

オスプレイ事故、再発防止徹底と丁寧な説明を
在日米軍は、沖縄県名護市沖での不時着事故後停止していた新型輸送機オスプレイの飛行を全面再開させた。 事故の再発防止徹底とともに不安を抱く県民への丁寧な説明が求められる。 浅瀬に不時着して大破 米軍普天間飛行場(沖…

信教の自由擁護団体、共和党主導の議会に失望 Republican-led Congress disappoints advocates of religious freedom
共和党主導の連邦議会は、信仰を持つ人々が公共の場で信仰を実践することを支援する責務を果たさず、政府は良心的兵役拒否に対して敵対的だ。信教の自由擁護者らはこう主張している。 修道女らは、ローマ・カトリックの慈善団体の職…

経済協力開発機構(ОECD)が今月6日に…
経済協力開発機構(ОECD)が今月6日に公表した72カ国・地域の15歳(日本は高校1年)約54万人を対象とした国際学習到達度調査(PISA、2015年)では、日本は科学的応用力が2位(前回12年4位)、数学的応用力が5…


冊子「しあわせへの道」配布運動
「より良い人生のためのヒント」 「しあわせへの道」日本支部代表 中村 敦氏に聞く 東京の街で、「しあわせへの道」という冊子を配布している若者たちを見かけた。聞けば、世界170以上の国・地域で配布され、中でもコロンビアで…

自己中過ぎるタクシー
地球だより 日本でタクシーを利用するとき、目的地を運転手に告げるのはだいたい車内に乗り込んでからだろう。しかしフィリピンでは乗り込む前に目的地を告げるのが一般的だ。なぜなら目的地による乗車拒否が日常的に行われているから…

トランプ氏、アジア太平洋に戦略的関与を
トランプ次期米大統領は台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行うなど「一つの中国」の原則に縛られる必要がないとの見方を示している。 「一つの中国」に縛られず 米大統領や大統領選の当選者が台湾トップと会談したのは、197…


21世紀を生きる、新しい時代を拓く教育課程の創造
根岸小学校が教育研究発表、深く能動的な学び目指して 台東区立根岸小学校は平成27、28年度の区教育委員会研究協力校の指定を受け「21世紀を生きる 新しい時代を拓く教育課程の創造」を主題にカリキュラム・マネジメントの視点…

自尊感情には二つある
「日本の子供たちの自己肯定感(あるいは自尊感情)が低い」と言われて久しい。政府の教育再生実行会議は、子供たちの自己肯定感が低い現状を改善するためにどうすべきか、議論を開始した。 自己肯定感や自尊感情というと、ほめたり…

福沢諭吉の著書に『痩我慢の説』がある。…
福沢諭吉の著書に『痩我慢の説』がある。明治24年、勝海舟と榎本武揚について論じた同名の草稿が、諭吉の主宰していた「時事新報」で後に公表されまとめられたものだ。 その中で諭吉は、敵に対して旗色がよくない場合でも、力の限…

「リフレ派」敗北とマクロ政策転換
鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木 淑夫 限界に来た金融緩和 財政拡大に重点シフトへ 2008年のリーマン・ショックに伴い、世界経済が同時不況に陥ったあと、日本を含む先進各国・地域では、金融緩和政策によって政策金…

国連加盟60年、日本は安保理改革を主導せよ
日本が国連に加盟してから、きょうで60年を迎える。 国連創設から70年以上が経過し、加盟国は当初の51カ国から193カ国に拡大した。だが、世界平和実現のために大きな責任を負う安全保障理事会の構成や意思決定の方法などは…

「満天の枯野の星のみなうごく」(松本浮木)…
「満天の枯野の星のみなうごく」(松本浮木)。公園の木々の枯れ葉が落ち、明るい空が広がっている。敷石の道には、時々ハトが舞い降りて来てエサをついばむ。この冬枯れの中で虫が活動しているのかどうかは分からないが、ハトがせっせ…

日露首脳会談、領土問題置き去りを懸念
安倍晋三首相は来日したロシアのプーチン大統領と会談し、領土問題を含む平和条約締結に向け、日露双方の法的立場を害さない形で、北方四島での共同経済活動に関する協議を始めることで合意した。 だが、4島の帰属問題では実質的な…

中国で元軍人らが抗議デモ China military unrest
ドナルド・トランプ次期大統領の米中関係をめぐる最近の発言に、中国共産党指導者らは懸念を抱いているが、その一方で、職に就けないことに不満を持つ、何万人もの元軍人らが騒動を起こし、不安が高まっていることに懸念を強めている。…

ロシアの民芸品にマトリョーシカ人形がある…
ロシアの民芸品にマトリョーシカ人形がある。日本のこけしに似ているが、一番の特徴は中が空洞になっていて小さな人形が入っていること。それを開けるとさらに小さな人形が出てくる。 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の会談が…

治安悪化で観光業不振
地球だより 2010年の暮れから始まった「長期独裁政権打倒、民主主義の確立」を目指した「アラブの春」の運動以降、中東諸国ではテロの多発により治安の悪化が進んだが、それは観光業を直撃し、観光が主要な外貨獲得源のエジプトで…

対決民主主義から合意民主主義への転換図れ
韓国紙セゲイルボ 国会での朴槿恵(パククネ)大統領弾劾以後、憲法裁判所は決定を最大限操り上げなければならない。今回の事件は関連疑惑が多く、しかも、朴大統領が疑惑内容の相当部分を認めていないので、事実関係で激しい攻防が予…

景況感の好転、内需の着実な回復に生かせ
米連邦準備制度理事会(FRB)が14日に利上げを決めたことを受け、外国為替市場は1㌦=117円台のドル高・円安が進行している。日本の輸出企業にとっては追い風である。 14日発表の12月日銀短観では、大企業製造業が1年…

インターネット上の記事の信頼性が高いと…
インターネット上の記事の信頼性が高いと思ったことはない。大隈重信を大隅重信と表記し、信じ難いことだが、「おおすみ」と振り仮名が振ってある記事を目にしたことがある。「隈」と「隅」は似ているが別の文字だ。ネットを使い始めた…


ロシアに振り回される欧米諸国
シリア政府軍、アレッポ制圧 内戦が続くシリアで、反体制派を支援してきた欧米諸国がロシアに翻弄(ほんろう)され続け、12月12日、ついに敗北した。一時、青息吐息だったシリア政府軍は、ロシア軍に支援されて形勢を逆転、反体制…

血涙を流すとは
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 『血の涙』。1906年に、文筆家の李人稙が自ら主幹を務める日刊新聞「萬歳報」に連載した、国内最初の新小説の表題だ。 清日戦争(日清戦争のこと)の混乱期に両親と別れた少女が、さまざ…


国益極大化に乗り出す中国
韓国紙セゲイルボ 混沌の韓国に光照らすデモを 大統領権限代行体制で運営される韓国の外交は一歩も前進できない現実に直面している。米国の政権交代期に北朝鮮の追加挑発の可能性が大きくなっているが、韓国は核心当事者にもかかわら…
