編集局
“神の贈り物”半導体
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1995年は歴史的な年だ。輸出が1000億㌦を突破。数十年間叫び続けた“輸出立国”の達成を物語る数値だった。ギリシャ神話に出てくるヘスティアの炉のように「輸出の火は消えない」という…
韓国“脱神話化”の結末は?
韓国紙セゲイルボ 風前の灯火の自由民主体制 朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾案が国会で可決されると、ある野党議員は、「これで朴正煕(パクチョンヒ)時代は終わった」と言った。つまり、朴大統領弾劾は(朴正煕による)産業化神話…
露大使射殺、報復の連鎖を絶ち切るべきだ
トルコでのロシア大使射殺事件を受け、両国は「テロとの戦いを強化」(ロシアのプーチン大統領)で一致、民間人をも巻き込んだシリアでの反政府勢力への攻撃が激化するのではないかと懸念が強まっている。 シリアで民間人犠牲に …
オバマ政権下で民主党が後退 Obama takes some blame for staggering Democratic losses during presidency
オバマ大統領は、自身が率いた民主党が全米で大敗北したことを振り返り、自身の利益となる組織づくりばかりにいそしんでいたという非難を受け入れている。 オバマ氏は19日、リセッション(景気後退)と二つの戦争を抱えて2009…
映画は世界で起きていることを知るための…
映画は世界で起きていることを知るためのよい手掛かりになる。米国は今も海外に兵士を送り出していて、映画でも戦争の新たな形態や兵士の苦悩、家族の悩みなどさまざま描かれている。 テロ組織の首謀者ビンラディン容疑者襲撃を映画…
辺野古移設、負担軽減と抑止力維持に必要
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事が是正指示に従わないのは違法として国が起こした裁判で、最高裁第2小法廷は「承認取り消しは違法」とする福岡高裁那覇…
IR法案に反対の沖縄県の翁長雄志知事
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) カジノを含む統合型リゾート(IR)を解禁するIR推進法案は衆参両本会議で可決され、成立した。「IR実施法案」を1年以内に国会に提出し、成立すれば、早くて2022年に施設が開設される…
ティラーソン氏の指名 The Tillerson nomination
閣僚級候補者の信頼性、人となり、そして力量に関して、真剣な条件付けをすることは構わないが、すべての大統領には彼の閣僚を選択する資格がある。大統領は結局、あらゆる事に責任を負う人なのであるから。 次期大統領が国務長官に…
東京・渋谷区神宮前の江戸前寿司屋「おけいすし」…
東京・渋谷区神宮前の江戸前寿司屋「おけいすし」の親方、鈴木正志さんがこのほど『おけいすし 江戸前にこだわる「寿司屋ばなし」』(講談社)を上梓(じょうし)した。 「私どもの寿司をひと言で言うなら、まず『世界にひとつ』と…
裁判所に圧力合戦
地球だより 国政介入事件をめぐる朴槿恵大統領弾劾案可決でその是非を審理する憲法裁判所がデモの圧力にさらされている。 先週末、ろうそくデモ参加者たちは「弾劾しろ」、一方の大統領支持者たちは「弾劾棄却」をそれぞれ叫びなが…
オスプレイ事故、再発防止徹底と丁寧な説明を
在日米軍は、沖縄県名護市沖での不時着事故後停止していた新型輸送機オスプレイの飛行を全面再開させた。 事故の再発防止徹底とともに不安を抱く県民への丁寧な説明が求められる。 浅瀬に不時着して大破 米軍普天間飛行場(沖…
信教の自由擁護団体、共和党主導の議会に失望 Republican-led Congress disappoints advocates of religious freedom
共和党主導の連邦議会は、信仰を持つ人々が公共の場で信仰を実践することを支援する責務を果たさず、政府は良心的兵役拒否に対して敵対的だ。信教の自由擁護者らはこう主張している。 修道女らは、ローマ・カトリックの慈善団体の職…
経済協力開発機構(ОECD)が今月6日に…
経済協力開発機構(ОECD)が今月6日に公表した72カ国・地域の15歳(日本は高校1年)約54万人を対象とした国際学習到達度調査(PISA、2015年)では、日本は科学的応用力が2位(前回12年4位)、数学的応用力が5…
冊子「しあわせへの道」配布運動
「より良い人生のためのヒント」 「しあわせへの道」日本支部代表 中村 敦氏に聞く 東京の街で、「しあわせへの道」という冊子を配布している若者たちを見かけた。聞けば、世界170以上の国・地域で配布され、中でもコロンビアで…
自己中過ぎるタクシー
地球だより 日本でタクシーを利用するとき、目的地を運転手に告げるのはだいたい車内に乗り込んでからだろう。しかしフィリピンでは乗り込む前に目的地を告げるのが一般的だ。なぜなら目的地による乗車拒否が日常的に行われているから…
トランプ氏、アジア太平洋に戦略的関与を
トランプ次期米大統領は台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行うなど「一つの中国」の原則に縛られる必要がないとの見方を示している。 「一つの中国」に縛られず 米大統領や大統領選の当選者が台湾トップと会談したのは、197…
21世紀を生きる、新しい時代を拓く教育課程の創造
根岸小学校が教育研究発表、深く能動的な学び目指して 台東区立根岸小学校は平成27、28年度の区教育委員会研究協力校の指定を受け「21世紀を生きる 新しい時代を拓く教育課程の創造」を主題にカリキュラム・マネジメントの視点…
自尊感情には二つある
「日本の子供たちの自己肯定感(あるいは自尊感情)が低い」と言われて久しい。政府の教育再生実行会議は、子供たちの自己肯定感が低い現状を改善するためにどうすべきか、議論を開始した。 自己肯定感や自尊感情というと、ほめたり…
福沢諭吉の著書に『痩我慢の説』がある。…
福沢諭吉の著書に『痩我慢の説』がある。明治24年、勝海舟と榎本武揚について論じた同名の草稿が、諭吉の主宰していた「時事新報」で後に公表されまとめられたものだ。 その中で諭吉は、敵に対して旗色がよくない場合でも、力の限…
「リフレ派」敗北とマクロ政策転換
鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木 淑夫 限界に来た金融緩和 財政拡大に重点シフトへ 2008年のリーマン・ショックに伴い、世界経済が同時不況に陥ったあと、日本を含む先進各国・地域では、金融緩和政策によって政策金…
国連加盟60年、日本は安保理改革を主導せよ
日本が国連に加盟してから、きょうで60年を迎える。 国連創設から70年以上が経過し、加盟国は当初の51カ国から193カ国に拡大した。だが、世界平和実現のために大きな責任を負う安全保障理事会の構成や意思決定の方法などは…
「満天の枯野の星のみなうごく」(松本浮木)…
「満天の枯野の星のみなうごく」(松本浮木)。公園の木々の枯れ葉が落ち、明るい空が広がっている。敷石の道には、時々ハトが舞い降りて来てエサをついばむ。この冬枯れの中で虫が活動しているのかどうかは分からないが、ハトがせっせ…
日露首脳会談、領土問題置き去りを懸念
安倍晋三首相は来日したロシアのプーチン大統領と会談し、領土問題を含む平和条約締結に向け、日露双方の法的立場を害さない形で、北方四島での共同経済活動に関する協議を始めることで合意した。 だが、4島の帰属問題では実質的な…