編集局
TPP交渉、12カ国署名を無駄にするな
環太平洋連携協定(TPP)の発効に向け、離脱した米国を除く11カ国はあすからカナダ・トロントで首席交渉官会合を開く。今月下旬にはベトナムで閣僚会合が開催される。 日本は既に合意した関税や投資ルールの枠組みを維持したま…
欧州・東アジアの地政学的リスク分析の必要説いたエコノミスト
◆EUと北朝鮮に注目 欧州でのテロ行為が頻繁化している。中東での「イスラム国」(IS)などイスラム過激派によるテロ活動が欧州に拡大しているわけだが、欧州を悩ませているのが中東からの難民問題である。昨年6月、英国は移民受…
中学教諭の約6割が週60時間以上勤務、20時間…
中学教諭の約6割が週60時間以上勤務、20時間以上残業しており、厚生労働省が過労死の労災認定の目安としている月80時間超の残業に相当――このほど文部科学省の調査で明らかになった。 調査によれば、小中学校の授業時間が増…
日露首脳会談、領土問題置き去りに要警戒
ロシアを訪問した安倍晋三首相はプーチン大統領と会談し、北方領土の共同経済活動のために4島への官民現地調査団を5月にも派遣することや、元島民による航空機を使っての国後、択捉両島への特別墓参を6月に実施することなどで合意し…
北の戦力、正恩氏の主張と「食い違い」―米太平洋軍司令官 Mismatch’ between North Korean rhetoric and actual capability, says Pacific Command chief
太平洋地域の米最高司令官は連邦議会で、米国とアジア太平洋の同盟国は、北朝鮮の指導者、金正恩氏からの脅しと限定的な軍事力の脅威に対処しようと苦心していると語った。 上院議員全員が、韓半島で緊張が高まっていることを受けて…
「牟婁の温泉に獨りのこりて春惜む」(福本…
「牟婁(むろ)の温泉に獨りのこりて春惜む」(福本鯨洋)。少しずつ暖かくなり、汗ばむほどの陽気の日もある。あすからは5月。ゴールデンウイークの最中、草木の若葉が緑の色を濃くし、そこを通り抜ける風にも、さわやかな木々の命の…
12歳少女が男と駆け落ち?
地球だより フィリピンではソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェイスブックが庶民にまで深く浸透し、まさにライフラインのような存在となっている。もはやアカウントを持っていない人を探すのが難しいほどだ。幼い子供も例外…
昭和の日、苦楽共にした皇室と国民
きょうは「昭和の日」。昭和天皇の誕生日である。「激動の昭和」を偲(しの)びつつ、日本の未来に思いを致したい。 忘れ難い特別な時代 昭和から平成へと御代が移り、その平成も29年となった。有識者会議の報告を受け、来年を…
寿司ネタとして人気の高いマグロ。中でも…
寿司(すし)ネタとして人気の高いマグロ。中でもクロマグロ(ホンマグロ)は抜群の人気を誇る。しかしその資源量はどんどん減っており、海域ごとに国際的漁獲規制が行われている。 太平洋のクロマグロについても、漁獲量の上限が国…
白紙の本がベストセラーに
地球だより 米国で「民主党に投票する理由」という本が話題になっている。タイトルだけ見ると米民主党を支持する内容に思えるが、実はその逆。見出し以外は白紙で、「民主党には支持できる政策がない」という強烈な皮肉になっているの…
TPPは「回復不可」と最終判断していいのか
韓国紙セゲイルボ 大統領選挙に突入した中で、安保論争がブラックホールのように韓半島イシューを吸い込んでいる。「先制打撃」「戦争危機」はいつのまにか日常表現になった。 その一方で通商イシューも目が離せない。特に環太平洋…
政権の命運懸ける国民投票 中谷 元氏
施行から70年 憲法改正を問う(3) 衆院憲法審査会与党筆頭幹事 中谷 元氏 安倍晋三首相が3月5日の自民党大会で、憲法施行70年の節目に自民党から憲法改正を発議できるように、議論に入らなければいけないと前向きな話をした…
THAAD配備、韓国次期大統領も支持せよ
米韓両軍は韓国南部・星州(慶尚北道)への配備が決まっていた北朝鮮弾道ミサイル迎撃用の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」システムの一部装備を搬入した。韓国はまだ北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処するための十分な迎撃能力を…
「作家の大江健三郎氏の自宅には核シェルター…
「作家の大江健三郎氏の自宅には核シェルターがある」との噂(うわさ)が流れたことがあった。真偽は今もって不明だが、それなりにリアリティーがあった。冷戦当時の話だ。 大江氏は反米主義者だ。だから、核シェルターを取り付けた…
大統領候補の家事論争
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 大統領選挙の中で炊事、皿洗いという“些細(ささい)な”家事分担の論争が関心を集めている。北朝鮮の核問題、サード(高高度防衛ミサイル)、雇用創出のような大きな議論ではないが、女性たち…
トランプ現象の波紋、米で少数派差別が急増
勢いづく白人至上主義者や憎悪集団 米国ではトランプ大統領が選挙期間中に連発した暴言の影響で、人種や宗教の少数派への差別が増加している。トランプ氏は少数派差別の拡大を望んでいないが、白人重視、移民やマイノリティー蔑視とい…
“韓半島危機”を回避する方法は?
韓国紙セゲイルボ 韓米同盟軸に独自のビジョンを “韓半島危機説”をめぐるさまざまな状況をもう一度冷静に整理してみるべきだ。ひとまず幾つかの質問が想起される。 韓半島はいま本当に危機なのか。前例がない米国の決然とした態…
教育無償の後ろ盾に改憲必要 馬場伸幸氏
施行から70年 憲法改正を問う(2) 日本維新の会幹事長 馬場伸幸氏 日本維新の会は憲法改正で「教育の無償化」「統治機構改革」「憲法裁判所の設置」の3項目を提案しているが、安倍晋三首相も、教育の無償化に前向きな姿勢を示し…
「北部地方」がないワケ
地球だより 筆者が初めて韓国に赴任した十数年前、テレビで天気予報のキャスターたちがソウルを「中部地方」と称していたことに違和感を抱いたのを覚えている。全国土から見たらソウルは北西端に近く、どう見ても「北部」あるいは「北…
両陛下、理研の記念式典に御出席
天皇、皇后両陛下は26日午後、東京都千代田区の東京国際フォーラムで行われた理化学研究所創立100周年の記念式典に出席された。 理研は1917年3月、皇室からの寄付金や政府の補助金などを基に財団法人として設立された。両…
区割り審勧告、速やかな法案成立で衆院選を
政府の衆院議員選挙区画定審議会(区割り審)が安倍晋三首相に「0増6減」となる衆院小選挙区の区割り改定案を勧告した。これを受け、安倍内閣は来月にも改定のための法案を閣議決定し、通常国会会期末の6月18日までに成立を図る方…
中国人の水墨画家・傅益瑤さんは1980年に…
中国人の水墨画家・傅益瑤(ふえきよう)さんは1980年に来日し、東京藝術大学大学院で平山郁夫に師事した。作品は延暦寺国宝殿に収められた「仏教東漸図」をはじめ多数あるが、一貫して描いてきたのは日本各地の祭り。 画集『日…
憲法改正を問う 「現実的」提案で議論深化を 細野豪志氏
施行から70年 憲法改正を問う(1) 民進党前代表代行 細野豪志氏 5月3日に憲法は施行70年を迎える。敗戦後に新しい日本の基礎となった憲法だが、この間、内外の環境は大きく変化し多くの不都合が生まれている。政治はこの現…