編集局
首相改憲提起、9条の全面改正が不可欠だ
2020年に自衛隊の存在を憲法9条に明記する。安倍晋三首相は初めて憲法改正の目標時期を明らかにし、改憲の「本丸」とされてきた9条改正をテーマに掲げた。 わが国を取り巻く安全保障環境は一段と厳しさを増している。しかし、…
「星砂物語」映画化で戦争問う
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 4月下旬に開催された第9回沖縄国際映画祭で、作家・劇作家・演出家のロジャー・パルバース氏が自身の小説を映画化した「STAR SAND―星砂物語」が上映された。パルバース氏は日本で多…
歌舞伎座五月興行の恒例の催し「團菊祭」が…
歌舞伎座五月興行の恒例の催し「團菊祭」が行われている。相変わらずの賑(にぎ)わいだ。昼の部の「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」は、平三役を演じる九代目坂東彦三郎の襲名披露という趣向だ。 平家方の武…
次期仏大統領、困難な船出に
「EU」に不満噴出、棄権や消極的支持も フランス大統領選第2回投票で国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)に勝利したエマニュエル・マクロン(39)前経済相は、フランス史上最年少の大統領になるが、難題が待ち受けて…
脱北者は文氏が好き?嫌い?
地球だより 北朝鮮を逃れ韓国に定住する脱北者の数が3万人を突破したが、その脱北者たちが今回の大統領選を前に悲愴な決意を固めている。世論調査で支持率トップの最大野党「共に民主党」の文在寅候補がこのまま大統領になったら脱北…
「影の国務長官」クシュナー氏
獨協大学教授 佐藤 唯行 米中首脳会談お膳立て 政権内の主導権争いで先行 米政権内の主導権争いが激しさを増している。 対立の主役は大統領上級顧問のジャレッド・クシュナーと首席戦略官バノンだが、4月初めに前者は後者を国…
マクロン氏勝利、EU安定化へ問われる手腕
フランス大統領選の決選投票で、中道系独立候補のマクロン前経済相が国民戦線のルペン候補を破って勝利した。 フランス北部出身の39歳。史上最年少のフランス大統領の出現だ。 二大政党不在の決選投票 選挙戦では高止まりする…
「公民」の可能性と課題について探る
日本公民教育学会が春季シンポジウムを行う 今年度行われる高等学校学習指導要領における「公民(仮称)」の改訂の方向性についてと題した日本公民教育学会春季シンポジウムがこのほど、東洋大学白山キャンパスで行われた。「政治的主…
スマホ育児が現実のものに
電車の席に座っていたら、隣で母親に抱っこされていた乳児が筆者の肩に触ってきた。30代初めと思われる母親が恐縮して頭を下げた。子供好きの筆者は「いいですよ」と乳児の頭をなで、「初めてのお子さんですか」と尋ねた。 たまた…
「また期待に応えられるように、横綱という…
「また期待に応えられるように、横綱という名を汚さぬようにやっていきたい」。3月の大相撲春場所終盤に左肩を負傷しながら連覇を果たした横綱稀勢の里が、14日初日の夏場所出場への“決意表明”をした。 東京・グランドプリンス…
抑制的だった米のシリア攻撃
ロシア研究家 乾 一宇 事態は拡大せず収束へ 米露のホットラインも復活 トランプ米大統領は、シリア政府軍がイドリブの反政府側支配地域を化学弾で空爆、子供を含む多数の犠牲者が出たことに対し、2日後の4月6日、人道上の見地…
クロマグロ、個別割り当て制導入も検討を
高級すしネタとして人気の太平洋クロマグロ漁で日本が難問に直面している。太平洋クロマグロは資源保護のために国際的な漁獲規制を行っているが、日本は30㌔未満の小型魚の今期漁獲枠である4007㌧を漁期終了を待たずに突破。6月…
仏大統領選きょう決選投票
マクロン氏がリード フランス大統領選の決選投票が7日、行われる。第1回投票で勝ち進んだ独立候補のマクロン前経済相(39)と、右派・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)の一騎討ちとなる。 国家観で真っ向から対…
米、アフガンへの5000人追加派兵を検討か U.S. may send up to 5,000 more troops to Afghanistan
トランプ政権は、イラクとアフガニスタンへの関与を強化しようとしている。長年続いてきた両国への米国の軍事関与は今後も続くことになる。 ホワイトハウスは、3000人から5000人をアフガンに追加派兵する案を検討している。…
「夏めくや塗替へて居る山の駅」(森夢筆)…
「夏めくや塗替へて居る山の駅」(森夢筆)。ゴールデンウイークもきょうで終わり。明日からは仕事が待っている。せっかくの休みで羽を伸ばしたはいいが、今はその余波で疲労が残っている人も多いだろう。不思議なもので、終わってみる…
北朝鮮、ミサイル防衛突破狙う
米議会調査局が報告 北朝鮮は、弾道ミサイル試射を何度も行うことで、韓国と日本を防衛するために配備される米国の防衛システムを突破する能力を備えようとしている。米議会調査局が議会への報告で明らかにした。 北朝鮮はさまざま…
海底メタン、まずは生産技術の確立を
次世代エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」が4年ぶりに愛知・三重両県沖で産出された。 商業化への課題は多いが、まずは生産技術を着実に確立する必要がある。 日本近海に多量に埋蔵 メタンハイドレートは、…
国産テロリストが大きな脅威に Homegrown terrorists seen as bigger threat than foreign returnees
過激化したホームグロウン(国産)テロリストの脅威は、テロを実行するために米国に来た米国人テロリストを上回っている。米政府のテロ対策幹部が3日、明らかにした。 国家テロ対策センターのニック・ラスムセン所長は、ホームグロ…
銭湯の壁面に描かれた富士山や海辺の松原…
銭湯の壁面に描かれた富士山や海辺の松原などは、ペンキ絵と呼ばれ、芸術性の低い絵の代名詞のように言われてきた。しかし外国人などには、魅力的に映るようだ。 日本銭湯文化協会公認の「銭湯大使」ステファニー・コロインさんが小…
銭湯の魅力、フランス人が再発見
手軽に毎日リフレッシュ 一般社団法人・日本銭湯文化協会公認 銭湯大使ステファニー・コロインさんに聞く 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて日本の伝統文化を発信する動きが活発化している。しかし、伝統工芸産業は後継者…
トイレ休憩の代償
地球だより フィリピンでタクシー強盗といえば、乗客が襲われるケースを指すことが多いが、逆に運転手が被害者となるケースも当然ある。 このほどマニラ首都圏で、運転手がタクシー車両を盗まれる事件があった。窃盗の手口は簡単で…
コリア・パッシングとサード配備の必要性
韓国紙セゲイルボ かつてなく北核問題が緊迫し、米国、中国、日本が国際的議論を主導する中で、韓国を排除したいわゆる“コリア・パッシング”が憂慮される。 大韓民国の安保は相変わらず韓米同盟によって維持されている。米国が提…
こどもの日 子供の幸せは家庭強化から
<できることたくさんあるよきみのてに> 「こどもの日」から始まる児童福祉週間の今年の標語である。優しく見守る父母や家族の中で、自分たちの可能性や夢を感じ取る子供の、しっかりした姿が思われる。香川県の8歳児の作品だ。 …