編集局 rss

中国国産空母、懸念される海洋進出強化

 中国初の国産空母が遼寧省大連で進水した。「海洋強国」を掲げる習近平指導部は、さらに空母を建造する方針だ。  中国は東・南シナ海で強引な海洋進出を進めている。空母建造などの海軍力増強で、こうした動きに拍車が掛かることが懸…

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「気候マーチ」の狂気 Climate march madness

 米国は、すべての人にとってチャンスの国である。ドナルド・トランプが大統領に選ばれた以上、敗者がスニーカーを履き、街に繰り出すチャンスには制限は無くなった。彼らは、その日のマーチ(デモ行進)のテーマを記憶し、適当な看板と…

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政府内で降ってわいたようなクールビズ・設定…

 政府内で降ってわいたようなクールビズ・設定温度論争が起きている。  首相官邸での副大臣会議で、盛山正仁法務副大臣が「科学的知見をもって28度に決めたのではなく、何となく目安でスタートした」と語り、出席者からは「28度は…

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一番大切なのは平和と安定

東南アジアのラストフロンティア 駐日ミャンマー全権大使 トゥレイン・タン・ジン氏に聞く  東南アジアのラストフロンティアは、ベトナムとミャンマーとされた。ベトナムは中国リスクの避難先としての「中国+1」で、一足先に近代化…

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トイレ無料開放

地球だより  ベトナム北中部のフエは、日本の京都に匹敵する古都。その歴史と風光明媚(めいび)な自然を受け皿に、観光都市として名高い。  その観光に弾みをつけるため省政府が打ち出したのが、フエの中心街の公的機関やホテル、カ…

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どう働く? 失業青年たちの「怒れる投票」

韓国紙セゲイルボ  「青年失業」は大統領選挙でしばしば登場する単語の一つだ。民主化以後に行われた大統領選挙直前の青年失業率は歴代最悪の水準となっており、青年たちの“怒れる投票”の可能性がかつてなく大きい。  政界はすでに…

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米の通商政策、2国間協定よりTPP復帰を

 ロス米商務長官は、3月の貿易統計で日本やメキシコに対する貿易赤字が増加したことについて「米国はこの膨張した貿易赤字にはもはや耐えられない」と批判する声明を発表した。  米労働者と企業を守るため、「通商相手との関係を再調…

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オトシブミの季節。風物詩というほどポピュラー…

 オトシブミの季節。風物詩というほどポピュラーではないが、自然の多い土地では毎年必ずやって来る。道端にポトリと置かれたような姿は、興味のある人間にとってはちょっとした驚きだ。「落し文ひらきて罪をひとつ負ふ」(大橋敦子)は…

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世界最大の軍港

地球だより  朝鮮半島情勢の緊張の高まりとともに、米原子力空母カール・ビンソンが注目を集めている。全長330㍍、90機の艦載機、約5000人が乗り組む。空母と5隻の護衛艦を合わせたものを空母打撃群と呼ぶ。米国は現在、10…

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5月は贈り物の月

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  5月は、“贈り物の月”だ。子供の日(5日)、親(父母)の日(8日)に続いて、先生の日(15日)、夫婦の日(21日)が待機中だ。関心を引こうとする人たちが贈り物攻勢をかけるのに最適だ…

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新しい大統領の危機管理

韓国紙セゲイルボ ライオンの心臓とキツネの頭脳を  米国は1905年、桂・タフト協定を結んで、強大国の隙間で生存しようとする大韓帝国の命を日本の手に任せた。第2次世界大戦以後、戦後秩序を議論する過程で、韓国は強大国のおは…

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韓国新大統領、北への融和的姿勢を転換せよ

 文在寅氏が韓国の大統領に就任した。これで過去2代続いた保守政権から交代し、9年ぶりとなる革新系政権が誕生した。  だが文氏は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への融和的な姿勢が懸念されている。こうした姿勢を転換し、地域の…

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今年は慶応3(1867)年の「大政奉還」から…

 今年は慶応3(1867)年の「大政奉還」から150年の節目。武家政権が終わって新しい国造りへの転換となった事件だった。京都市では年間を通して「大政奉還150周年プロジェクト」を実施。  京都市内はじめ全国各地の博物館で…

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皇居で大綬章親授式

 春の叙勲の大綬章親授式が9日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われ、天皇陛下が外国人4人を含む受章者14人に勲章を手渡された。  出席したのは桐花大綬章の森喜朗元首相(79)、旭日大綬章の川口順子元外相(76)、岩沙弘道三…

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首相改憲提起、9条の全面改正が不可欠だ

 2020年に自衛隊の存在を憲法9条に明記する。安倍晋三首相は初めて憲法改正の目標時期を明らかにし、改憲の「本丸」とされてきた9条改正をテーマに掲げた。  わが国を取り巻く安全保障環境は一段と厳しさを増している。しかし、…

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「星砂物語」映画化で戦争問う

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  4月下旬に開催された第9回沖縄国際映画祭で、作家・劇作家・演出家のロジャー・パルバース氏が自身の小説を映画化した「STAR SAND―星砂物語」が上映された。パルバース氏は日本で多…

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歌舞伎座五月興行の恒例の催し「團菊祭」が…

 歌舞伎座五月興行の恒例の催し「團菊祭」が行われている。相変わらずの賑(にぎ)わいだ。昼の部の「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」は、平三役を演じる九代目坂東彦三郎の襲名披露という趣向だ。  平家方の武…

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次期仏大統領、困難な船出に

「EU」に不満噴出、棄権や消極的支持も  フランス大統領選第2回投票で国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)に勝利したエマニュエル・マクロン(39)前経済相は、フランス史上最年少の大統領になるが、難題が待ち受けて…

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脱北者は文氏が好き?嫌い?

地球だより  北朝鮮を逃れ韓国に定住する脱北者の数が3万人を突破したが、その脱北者たちが今回の大統領選を前に悲愴な決意を固めている。世論調査で支持率トップの最大野党「共に民主党」の文在寅候補がこのまま大統領になったら脱北…

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「影の国務長官」クシュナー氏

獨協大学教授 佐藤 唯行 米中首脳会談お膳立て 政権内の主導権争いで先行  米政権内の主導権争いが激しさを増している。  対立の主役は大統領上級顧問のジャレッド・クシュナーと首席戦略官バノンだが、4月初めに前者は後者を国…

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マクロン氏勝利、EU安定化へ問われる手腕

 フランス大統領選の決選投票で、中道系独立候補のマクロン前経済相が国民戦線のルペン候補を破って勝利した。  フランス北部出身の39歳。史上最年少のフランス大統領の出現だ。 二大政党不在の決選投票  選挙戦では高止まりする…

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「公民」の可能性と課題について探る

日本公民教育学会が春季シンポジウムを行う  今年度行われる高等学校学習指導要領における「公民(仮称)」の改訂の方向性についてと題した日本公民教育学会春季シンポジウムがこのほど、東洋大学白山キャンパスで行われた。「政治的主…

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スマホ育児が現実のものに

 電車の席に座っていたら、隣で母親に抱っこされていた乳児が筆者の肩に触ってきた。30代初めと思われる母親が恐縮して頭を下げた。子供好きの筆者は「いいですよ」と乳児の頭をなで、「初めてのお子さんですか」と尋ねた。  たまた…

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