編集局 
信時潔の「海ゆかば」
神武天皇の「東征」を描いた交声曲「海道東征」は戦後、国家主義的な記憶を刺激するなどの理由で封印されてきた。70年を経て、呪縛が解かれたように復活公演が開かれるようになった。一昨年の大阪のザ・シンフォニーホールでの公演は…

医療をめぐるトラブルの中で、気流子の身辺でも…
医療をめぐるトラブルの中で、気流子の身辺でもよく薬の副作用の問題を見聞きするようになった。少しせきや熱が出たり体調を崩したりすると、前は十分な栄養と睡眠を取って自力回復を図ったもの。それが今は家庭薬や医者の処方薬に頼る…

国民保護法、万全な態勢へ見直しが必要だ
北朝鮮は弾道ミサイル発射を繰り返しているだけでなく、6回目の核実験を準備しているとされ、韓半島情勢は緊迫の度を強めている。 国民の生命を守ることに「想定外」があってはならない。ミサイル攻撃への備えは十分か。国民保護法…

寄生虫の一つで、一般の人には毛嫌いされて…
寄生虫の一つで、一般の人には毛嫌いされている線虫が、人間のがん検査で威力を発揮することが明らかになった。 線虫は体長1㍉ほどだが、犬以上の嗅覚があり、がん患者の尿に特有な物質のにおいが餌に似ているため、誘引されるとい…

「退位」最終報告、一代限りの特例法が妥当
天皇陛下の退位についての政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が、最終報告を提出した。天皇、皇后両陛下の退位後の称号・敬称をそれぞれ「上皇陛下」「上皇后陛下」とし、退位後は公的行為を全て新天皇に譲ることなど…

国防長官、爆風爆弾の使用を擁護 Mattis defends use of ‘mother’ bomb
マティス国防長官は20日、アフガニスタン東部で「イスラム国」(ISIS)に大規模爆風爆弾(MOAB)を投下する決定は、米国の敵だけでなく、同盟国にとっても、米国は国際的テロ組織に対して手加減はしないという衝撃的なメッセ…

「装束をつけて端居や風光る」(高浜虚子)…
「装束をつけて端居や風光る」(高浜虚子)。風が光るというのは物理的な現象ではない。そう見えるほど春の光が明るく感じられるということだろう。冬から解放された気持ちが込められた季語と言っていい。 稲畑汀子編『ホトトギス新…

進まぬインフラ整備
地球だより インドシナのラストフロンティアとされるミャンマーは、新政権の誕生で期待が高まった経緯があるが、これまでのところ、思惑通りにはいっていない。 ミャンマーの国内生産力は高くないのに、経済成長によって人々の購買…

テロ等準備罪、対策強化へ速やかな成立を
「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が、国会で実質審議入りした。テロ対策強化のため、速やかに成立させる必要がある。 法案が実質審議入り 安倍晋三首相は「テロ対策は喫緊の課題だ。組…

ハンター下院議員、中東同盟国への無人機売却を要請 Duncan Hunter says U.S. must sell drones to Middle East allies to fight terror
退役軍人の下院議員が、トランプ政権はオバマ政権の政策を転換し、同盟国ヨルダンとアラブ首長国連邦(UAE)に無人機を提供するよう求めた。 アフガニスタンとイラクで駐留経験のある海兵隊の退役将校、ハンター下院議員(共和、…

巌流島の決闘で終わる『宮本武蔵』(吉川英治)…
巌流島の決闘で終わる『宮本武蔵』(吉川英治)は著者独白の、こんな一節で長編の幕を引く。<波騒は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを。>。 亡く…


新幹線は道南圏を視野に
北海道新幹線開通から1年 株式会社シィービーツアーズ代表取締役社長 戎谷侑男氏に聞く 昨年3月26日に新青森―新函館北斗間で北海道新幹線が開通して1年が経過した。同新幹線の利用客は200万人を超え、幸先の良いスタートを…

現実的ではない「4月韓半島戦争危機説」
韓国紙セゲイルボ 「4月韓半島危機説」「戦争危機説」が言われている。この素材を提供する震源地は北朝鮮だ。しかし米国が北朝鮮を先制打撃したり、韓半島に戦争が発生する可能性は一言でいって“非現実的”だ。可能性を完全に排除す…


雅子殿下、13年半ぶり和服で御出席
伊調選手ら招き春の園遊会 天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が20日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた。伊調馨選手らリオデジャネイロ五輪で活躍したメダリストや、宇宙飛行士の大西卓哉さんら各界から約2000人が出席し、…


春の園遊会 両陛下、福原選手らと御歓談
天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた。リオデジャネイロ五輪で活躍したメダリストら各界から約2000人が出席し、両陛下や皇族方が声を掛けて回られた。卓球女子団体の主将として銅メダルを獲得し…

静かな人気、北朝鮮ツアー
地球だより 「北朝鮮ツアー」が、ロシア人の静かなブームになっている。友人オルガは、これまで「太陽節」後の平壌に2度足を運び、また今後も訪ねたいと思っている。北朝鮮は韓国のようにノービザではないが、観光目的のツアーに参加…

米副大統領来日、対北圧力で緊密な連携を
ペンス米副大統領が来日し、安倍晋三首相との会談や日米経済対話の初会合を行った。首相との会談では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力強化で一致した。 軍事力行使も排除せず ペンス氏は「米国は平和を追求しているが、…

古書には新刊本にはない風情がある。本に…
古書には新刊本にはない風情がある。本にまつわる話を集めた河野通和氏(編集者)の著書『言葉はこうして生き残った』(ミシマ社)を読むと、「痕跡本」について書かれた本まであるという。古書の前所有者が残した痕跡を調べた本だ。古…

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米のシリアへのミサイル攻撃、急速に悪化する米露関係
米国がロシアの同盟国シリアの空軍基地を巡航ミサイル「トマホーク」で攻撃したことにロシアは強く反発し、米露関係が急速に悪化している。もっとも、ロシアにとって米国との全面対立・軍事衝突は避けなければならず、シリア・アサド政…

またも地域感情助長か
韓国紙セゲイルボ 「釜山・嶺南(慶尚道中心の半島東南部)の人たちよ、金大中や鄭周永が当選すれば、(釜山の)影島大橋から(海に飛び込んで)溺れ死のう!」 今の20代が生まれる前か、よちよち歩きをしていた25年前、釜山の…


両陛下、日本国際賞授賞式に
天皇、皇后両陛下は19日午後、東京都千代田区の国立劇場で開かれた第33回日本国際賞授賞式に出席された。 同賞は科学技術分野で優れた業績を挙げた研究者に贈られる。今年は遺伝子を効率的に編集する新技術を開発したフランスの…

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戦術核再配置に触れぬ大統領選有力候補
韓国紙セゲイルボ 国を守るなら戦う覚悟が必要 トランプ米大統領が今月入って3度も、「中国が(北核解決を)しなければわれわれがするだろう」と宣言し、ティラーソン国務長官は、「米中両首脳はすべてのオプションを議論した」とし…

らしくない過労死
地球だより 日本の大企業で若いエリート社員が過労で自殺したニュースは、フランスでも報じられた。実はフランスでもエリート社員が仕事のプレッシャーから自殺した例はある。生きるために仕方なく働くと言われるフランス人からすれば…
