編集局
西田天香の教育思想 枝葉の学問に惑わされず
燈影学園学園長 相 大二郎氏に聞く “争いのない生活”を目指して一燈園を開いた思想家・西田天香によって昭和5年(1930)に創設された燈影学園。当初、生徒は共同生活を営む同人たちの子弟だけだったが、昭和64年(1989…
ゲームチェンジャーこそ韓国企業の宿命
韓国紙セゲイルボ 11日まで米ラスベガスで開かれた「CES2019」(情報技術・家電世界見本市)は第4次産業革命の新技術をひと目で見られる生々しい現場だった。 そこで世界IT・家電市場の主導権を握る韓国企業は“ゲーム…
EU離脱案否決、合意なき離脱は英の凋落招く
英議会下院は欧州連合(EU)離脱合意案を、賛成202、反対432の大差で否決した。 最大野党・労働党提出のメイ内閣への不信任決議案は否決されたが、離脱期限が3月末に迫る中、「合意なき離脱」に突入する恐れが増してきた。…
永井荷風(1959年没)の日記「断腸亭日乗」…
永井荷風(1959年没)の日記「断腸亭日乗」の昭和19(1944)年3月24日の部分にこんな記述があった。「開戦以来現代民衆の心情ほど解しがたきものはなし」というのがそれだ。太平洋戦争後期の記事で、日本の旗色がよくなか…
ブラジル新政権、期待が反発上回る現状
南米の大国ブラジルで今月1日、民主化後初の本格的な保守政権が誕生した。過激な発言や政策から「極右」と呼ばれるジャイル・ボルソナロ大統領(63)だが、ブラジル国内での期待度は決して低くない。(サンパウロ・綾村悟) 相次ぐ…
首都で急増するネズミ
地球だより 米国の首都ワシントンでは、公園など街の至る所に野生のリスがいるのを見掛ける。しかし、近ごろ急速に増えているのは、同じ齧歯(げっし)類でも害獣とされるネズミだ。 こうしたネズミうちの1匹は先月、ホワイトハウ…
4者会談攻勢に出た金正恩委員長
韓国紙セゲイルボ 中国加え3対1の構図狙う 金正恩朝鮮労働党委員長は新年の辞で、20年前の「1997年4者会談」カードをこっそりと持ち出した。「休戦協定の当事者との緊密な連携の下に、朝鮮半島の現休戦体制を平和体制に転換…
祖父母教育プログラム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「子供の入試に成功しようとするなら、母親の情報力、父親の無関心、祖父の財力が必要だという言葉がある。近ごろは“祖母の運転の実力”が一つ追加された」 祖母と祖父が孫の育児を越えて教…
平成最後の歌会始
皇居「松の間」 「光」お題に 新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が16日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。平成最後となる今年のお題は「光」。天皇、皇后両陛下や皇太子殿下、皇族方のほか、天皇陛下から招かれた召人(めしう…
中国が台湾武力統一実行も 米国防省報告書
宇宙、サイバー戦開発にも警鐘 米国防総省の国防情報局(DIA)は15日、報告書「中国の軍事力」を公表した。中国が「国威発揚」の一環として軍の近代化を進め、米国と同盟国との軍事力の差が急速に縮まっていると強調、軍事的優位…
都内のホテルで、俳人協会による「新年の…
都内のホテルで、俳人協会による「新年の集い」が開かれた。これは協会員を対象とする第25回俳句大賞と第2回新鋭俳句賞の表彰式を中心とした行事で、新年を飾るにはふさわしい会だ。 6581句の応募の中から俳句大賞に選ばれた…
日露条約交渉、北方領土でゼロ回答は論外だ
日露平和条約締結に向けた安倍晋三首相とプーチン大統領との首脳会談を前に行われた日露外相会談で、ラブロフ外相は北方領土の主権問題は議論せず「北方領土」の呼称も受け入れないと主張した。戦後に区切りを付ける平和条約交渉で、旧…
勤労統計不正、ルールの無視は言語道断
厚生労働省が毎月勤労統計調査を誤った手法で実施していたことが分かった。雇用保険や労災保険などで総額約567・5億円の支払い不足が発生し、対象者は延べ2000万人に上るという。 失業給付などで過小給付 毎月勤労統計調査…
新駅の名称に「てだこ」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) JR山手線(東京都)の新駅の名前がこのほど、「高輪ゲートウェイ」に決まった。これには全国的な注目を浴び、鉄軌道がない沖縄県民の間でも、かなり話題になっている。 どうしても現場を視…
減少する欧州の先住民 Natives in decline
ヨーロッパの先住民の人口が減少するにつれて、彼ら先住民は、さまざまな国、時には、敵対する国々からの移民によって、ますます多く取って代わられている。多くの欧州人を悩ませている長年の疑問は、大事に培われ、世界に大いに貢献し…
《亡くなった哲学者、梅原猛さんの『隠された…
《亡くなった哲学者、梅原猛さんの『隠された十字架』は、法隆寺を聖徳太子の怨霊を鎮めるための寺と説いて衝撃的だった。文章も熱を帯び、読みながらぐいぐいと引き込まれたのを覚えている。 その中で梅原さんは、法隆寺の中門の柱…
カトリック教国でなくなる時
地球だより アルプスの小国オーストリアはフランス、スペイン、ポルトガル、イタリアなどと共に欧州の代表的カトリック教国だ。そのオーストリアのカトリック教会の信者総数は昨年12月31日現在、約505万人で前年の511万人よ…
仏の黄色いベスト抗議運動、国民の55%が運動継続望む
フランス・マクロン政権への黄色いベスト抗議運動は、クリスマス休暇に一旦参加人数が減ったものの今月5日には盛り返し、2カ月を超えた。政府は抗議運動の鎮静化のために、今年の増税策を取り下げ、最低賃金引き上げなど妥協の姿勢を…
両陛下、ルーベンス展を御鑑賞-東京・上野
天皇、皇后両陛下は14日夕、東京・上野の国立西洋美術館を訪れ、開催中の「ルーベンス展―バロックの誕生」を鑑賞された。 ルーベンスはバロック期を代表する欧州の画家で、今回の展覧会には日本初公開を含む同氏の作品約40点が…
米のアジア関与、政府と議会一体で対中圧力を
米国でこのほど、アジア諸国との安全保障や経済面の包括的な協力強化を盛り込んだ「アジア再保証推進法」が成立した。 人権や国際法の尊重重視 同法には、中国や北朝鮮の脅威への対処や、東南アジア諸国の海洋警備や軍事訓練など…
三浦雄一郎さんの挑戦
正月の2日、プロスキーヤーの三浦雄一郎(86歳)さんが、南北米大陸最高峰アコンカグア(標高6961㍍)に挑戦するために日本を出発した。 三浦さんは70歳、75歳、80歳と、エベレスト登頂のたびに名語録を残している。 …
初詣などの正月行事や昨日の成人式をはじめ…
初詣などの正月行事や昨日の成人式をはじめ、1月は祭りや行事が多くある。永い歴史を持つ日本は気候や風土に合わせ、独特の信仰や習慣から祭りや風習、文化を育んできた。 年の初めに豊穣をもたらす年神が訪れるという信仰も古くか…
広がるムスリム観光客への対応
訪日外国人数が昨年、初めて3000万人を突破した。インバウンドのさらなる拡大を目指す日本にとって、訪日ムスリム(イスラム教徒)への対応は重要な課題の一つだ。ハラル(コーランで食べることを許された食材)以外にも礼拝用スペ…