編集局 
日立英原発凍結、技術開発と人材確保に努めよ
日立製作所が英原発建設計画の凍結を決めた。日立が事業継続の条件とする出資集めのめどが立たず、損失拡大を防ぐためにいったん計画を止める。 存在感を高める中露 日立は2012年に独電力会社から英原発事業会社を買収。英中…

トランプ氏、世銀の気候変動への取り組みを転換か Trump likely to reverse World Bank’s climate focus
イバンカ・トランプ氏の世界銀行総裁への立候補が否定される一方で、トランプ大統領が総裁ポストの空席を利用して、国際金融機関、世銀の焦点を、これまでの気候変動への取り組みから、安価で信頼性の高い化石燃料エネルギーを開発途上…

「大寒の火の気を断ちし写経かな」(藤岡あき)…
「大寒の火の気を断ちし写経かな」(藤岡あき)。「大寒」は俳句の季語でもある。稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』には「二十四節気の一つ。小寒から数えて十五日目、たいてい一月二十日ごろにあたる。一年中で最も寒さが厳しいころで…

沖縄2紙「軍命関与」報道、 曽野綾子氏の予言が現実に
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (39) 2007年3月30日、文科省は教科書から「沖縄の集団自決の軍命の記述を削除すべし」との検定意見を出したところ、翌日から琉球新報と沖縄タイムスは激しく…

稀勢の里引退、ファンを魅了した真っ向勝負
大相撲の横綱稀勢の里が引退した。横綱在位が12場所の短命で終わったことは残念だ。活躍する姿をもっと見たかった。 19年ぶりの日本出身横綱 昨年九州場所後に横綱審議委員会から「激励」の決議を受け、初場所で進退を懸けたが…

シリアでのイスラム国の攻撃が議論に火を付ける Syria attack inflames debate
過激派組織「イスラム国」(IS)が16日、シリアで起こした凄惨(せいさん)な自爆攻撃で、4人の米国人が死亡したほか、数人が重傷を負った。この事件は、ISを打倒したとするトランプ政権の主張をめぐるワシントンの議論に火を付…

ごく私的な話で始めることをお許し願いたい…
ごく私的な話で始めることをお許し願いたい。寒の入りとなったところで、愛用していた電気あんかが壊れてしまった。早速家人を一駅隣の電気量販店に買いにやらせたところ、以前は置いていたが今はないという。 ホームセンターにある…


西田天香の教育思想 枝葉の学問に惑わされず
燈影学園学園長 相 大二郎氏に聞く “争いのない生活”を目指して一燈園を開いた思想家・西田天香によって昭和5年(1930)に創設された燈影学園。当初、生徒は共同生活を営む同人たちの子弟だけだったが、昭和64年(1989…

ゲームチェンジャーこそ韓国企業の宿命
韓国紙セゲイルボ 11日まで米ラスベガスで開かれた「CES2019」(情報技術・家電世界見本市)は第4次産業革命の新技術をひと目で見られる生々しい現場だった。 そこで世界IT・家電市場の主導権を握る韓国企業は“ゲーム…

EU離脱案否決、合意なき離脱は英の凋落招く
英議会下院は欧州連合(EU)離脱合意案を、賛成202、反対432の大差で否決した。 最大野党・労働党提出のメイ内閣への不信任決議案は否決されたが、離脱期限が3月末に迫る中、「合意なき離脱」に突入する恐れが増してきた。…

永井荷風(1959年没)の日記「断腸亭日乗」…
永井荷風(1959年没)の日記「断腸亭日乗」の昭和19(1944)年3月24日の部分にこんな記述があった。「開戦以来現代民衆の心情ほど解しがたきものはなし」というのがそれだ。太平洋戦争後期の記事で、日本の旗色がよくなか…


ブラジル新政権、期待が反発上回る現状
南米の大国ブラジルで今月1日、民主化後初の本格的な保守政権が誕生した。過激な発言や政策から「極右」と呼ばれるジャイル・ボルソナロ大統領(63)だが、ブラジル国内での期待度は決して低くない。(サンパウロ・綾村悟) 相次ぐ…

首都で急増するネズミ
地球だより 米国の首都ワシントンでは、公園など街の至る所に野生のリスがいるのを見掛ける。しかし、近ごろ急速に増えているのは、同じ齧歯(げっし)類でも害獣とされるネズミだ。 こうしたネズミうちの1匹は先月、ホワイトハウ…


4者会談攻勢に出た金正恩委員長
韓国紙セゲイルボ 中国加え3対1の構図狙う 金正恩朝鮮労働党委員長は新年の辞で、20年前の「1997年4者会談」カードをこっそりと持ち出した。「休戦協定の当事者との緊密な連携の下に、朝鮮半島の現休戦体制を平和体制に転換…

祖父母教育プログラム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「子供の入試に成功しようとするなら、母親の情報力、父親の無関心、祖父の財力が必要だという言葉がある。近ごろは“祖母の運転の実力”が一つ追加された」 祖母と祖父が孫の育児を越えて教…


平成最後の歌会始
皇居「松の間」 「光」お題に 新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が16日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。平成最後となる今年のお題は「光」。天皇、皇后両陛下や皇太子殿下、皇族方のほか、天皇陛下から招かれた召人(めしう…

中国が台湾武力統一実行も 米国防省報告書
宇宙、サイバー戦開発にも警鐘 米国防総省の国防情報局(DIA)は15日、報告書「中国の軍事力」を公表した。中国が「国威発揚」の一環として軍の近代化を進め、米国と同盟国との軍事力の差が急速に縮まっていると強調、軍事的優位…

都内のホテルで、俳人協会による「新年の…
都内のホテルで、俳人協会による「新年の集い」が開かれた。これは協会員を対象とする第25回俳句大賞と第2回新鋭俳句賞の表彰式を中心とした行事で、新年を飾るにはふさわしい会だ。 6581句の応募の中から俳句大賞に選ばれた…

日露条約交渉、北方領土でゼロ回答は論外だ
日露平和条約締結に向けた安倍晋三首相とプーチン大統領との首脳会談を前に行われた日露外相会談で、ラブロフ外相は北方領土の主権問題は議論せず「北方領土」の呼称も受け入れないと主張した。戦後に区切りを付ける平和条約交渉で、旧…

勤労統計不正、ルールの無視は言語道断
厚生労働省が毎月勤労統計調査を誤った手法で実施していたことが分かった。雇用保険や労災保険などで総額約567・5億円の支払い不足が発生し、対象者は延べ2000万人に上るという。 失業給付などで過小給付 毎月勤労統計調査…

新駅の名称に「てだこ」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) JR山手線(東京都)の新駅の名前がこのほど、「高輪ゲートウェイ」に決まった。これには全国的な注目を浴び、鉄軌道がない沖縄県民の間でも、かなり話題になっている。 どうしても現場を視…

減少する欧州の先住民 Natives in decline
ヨーロッパの先住民の人口が減少するにつれて、彼ら先住民は、さまざまな国、時には、敵対する国々からの移民によって、ますます多く取って代わられている。多くの欧州人を悩ませている長年の疑問は、大事に培われ、世界に大いに貢献し…

《亡くなった哲学者、梅原猛さんの『隠された…
《亡くなった哲学者、梅原猛さんの『隠された十字架』は、法隆寺を聖徳太子の怨霊を鎮めるための寺と説いて衝撃的だった。文章も熱を帯び、読みながらぐいぐいと引き込まれたのを覚えている。 その中で梅原さんは、法隆寺の中門の柱…
