編集局
効果見えぬエコカー奨励金
地球だより 燃料価格高騰への不満から抗議運動も起きているフランスで、政府はエコカーへの乗り換え推進している。ところが、消費者の間ではいまだにディーゼル神話が強く、ハイブリッドや電気自動車(EV車)の普及率が伸び悩んでい…
オーストリア原発中止40年 壮大な浪費、国民投票アレルギー
アルプスの小国・オーストリアにも原子力発電所があった40年前の話だ。厳密に言えば、原発は建設され、いつでも操業できる状態だった。それが国民投票で操業開始反対派が僅差で操業支持派を破ったため、建設され、操業開始寸前の原発…
米シンクタンク、テロとの戦いで警鐘
柔軟な戦略必要 米ワシントンの保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)は、米国はアルカイダや「イスラム国」(IS)などの過激派組織との戦いで勝利しているが、世界各地に深く根を下ろした聖戦運動…
両陛下、ゆかりのコイ放流される
天皇、皇后両陛下は19日午後、皇居・東御苑の二の丸庭園の池に、インドネシアのヒレナガゴイと日本のニシキゴイを交配させたヒレナガニシキゴイを放流された。 ヒレナガニシキゴイは、皇太子時代の1962年にインドネシアを訪問…
研究課題を策定し生徒の学力向上へ実践活動
北海道・南幌中学校で公開授業研究会 道都・札幌から車で東に40分ほど走ると田園風景が広がる南幌町に至る。今では札幌への通勤圏となっているが、同町内の町立南幌中学校で10月31日、「基礎・基本を習得し、自ら考え表現する生…
CO2削減へ再エネ最大限導入
原田義昭環境大臣 原田義昭環境大臣はこのほど、世界日報社のインタビューに応じ、気候変動対策には温室効果ガスの抑制が重要だと強調し、排出量削減のため再生可能エネルギーを最大限導入していく意向を示した。(聞き手・岸元玲七)…
ペンス氏演説、中国の軍事的膨張を許すな
ペンス米副大統領はパプアニューギニアで行った演説で、中国が軍事拠点化を進める南シナ海について「米国は海と空の(通航の)自由を支持し続ける」と述べ、米海軍の「航行の自由作戦」を継続する立場を示した。 中国の軍事的膨張を…
ご存知ですか?「健康長寿新ガイドライン」
都健康長寿医療センター研究員・清野 諭氏 「ご存知ですか?『健康長寿新ガイドライン』ポイントを押さえて!あなたも健康長寿」をテーマにした東京都健康長寿医療センター研究所主催の老年学・老年医学公開講座が東京都文京区の文京…
「共同養育」の視点で考える
両親以外の祖父母、叔父叔母、兄弟姉妹、血縁のない人が子育てに関わることを“アロペアレンティング”という。米国の進化生物学者のジャレド・ダイアモンド氏がその重要性を提唱し、「代理養育」「共同養育」と訳される。 先日、養…
住んでいる東京・武蔵野の私鉄駅前ロータリー…
住んでいる東京・武蔵野の私鉄駅前ロータリーの夜を、ツリーや蝶(ちょう)ネクタイをデザインしたクリスマスイルミネーションが彩り始めた。知り合いの店からは今年も、四角の書き込み用空欄が大きくて重宝している昔ながらのカレンダ…
中国のサイバー・宇宙戦略に警鐘
米国の軍事専門家ら講演 米国で毎年開かれる保守派集会「保守政治行動会議(CPAC)」の日本版「J-CPAC」が18日、前日に引き続き都内で開かれた。 講演した中国海軍研究家のトシ・ヨシハラ氏は、中国のミサイル発射台の…
皇太子殿下御夫妻全国育樹祭式典に
皇太子殿下御夫妻は18日午前、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開かれた第42回全国育樹祭の式典に出席された。 皇太子殿下は自身が山歩き好きで、都内の山を歩くたびに森林の美しさや豊かな自然に印象付けられてき…
外国人労働者、本格的な「防諜機関」を設けよ
外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が臨時国会の最大の争点となっている。政府は深刻な人手不足の解消を目指して5年間で約35万人の受け入れを想定し、これに対応するため現在の入国管理局を出入国在留管理庁に格上…
日本航空の副操縦士が10月、英ヒースロー空港…
日本航空の副操縦士(42)が10月、英ヒースロー空港で乗務前に規定値の9倍以上のアルコールが検出されたとして逮捕され、旅客便に遅れが発生した。 どの業界にも恥さらしはいるものだと思ったが、不心得者はこの副操縦士だけで…
水産改革法案、実効性のある資源管理を
衰退する日本の水産業を、持続可能な産業として立て直すことを目指す水産改革法案が衆議院本会議で審議入りした。 水産資源管理の強化や養殖業への企業参入促進などを柱とするもので、このような抜本的な改革は、戦後の漁業法制定(…
米、INF条約離脱へ同盟国と調整 U.S. military, intel officials preparing allies for American pullout from Cold War missile treaty
米国防総省、国務省、情報機関などの当局者から成るチームが、欧州の主要同盟国と一連の会合を開き、ロシアとの兵器拡散防止のための条約から離脱した際に備え、同盟国との調整を進めている。 トンプソン国務次官(武器管理・国際安…
「冬ぬくし老の心も華やぎて」(高浜虚子)…
「冬ぬくし老の心も華やぎて」(高浜虚子)。このところ朝夕が一段と冷え込むようになってきた。そろそろ暖房器具が欲しいところだが、日中は暖かい日が多く、じっとしていると自然に汗ばんだりする。これが、季語の「冬暖(ふゆあたた…
ずさんな『新沖縄戦』、両軍トップ戦死の日付に誤り
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (31) 「集団自決」という言葉は伊佐(大田)良博氏が『鉄の暴風』の中で初めて使用したもので、それまで「玉砕」と当たり前のように使われていた。実際、今でも渡嘉…
小津安二郎監督のカラー作品『秋日和』は…
小津安二郎監督のカラー作品『秋日和』は、タイトル通り昭和35年のちょうど今頃封切られた。戦争で夫を亡くした母(原節子)と娘(司葉子)の親子関係が中心であるのは他作品と同様だが、夫の大学時代の友人たちが娘の縁談に一肌脱ぐ…
中国紙が日米印豪の「4カ国同盟」を非難
中国共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」(電子版)は15日付の社説で、米、インド、日本、オーストラリアの4カ国が、アジアでの経済的、軍事的影響力の拡大を狙う中国に対抗するために新たに築こうとしている同盟関係について「…
マイナス成長、景気の弱さ改めて浮き彫りに
2四半期ぶりのマイナス成長――内閣府が発表した2018年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で、前期比0・3%減、年率換算では1・2%減だった。 自然災害が相次いだせいもあるが、改めて…
例年より早い降雪、気候変動めぐり議論 Early ski season stokes climate change debate
【デンバー】秋に入って大雪が降り、コロラド州全域のスキー場が過去十数年で最も早くオープン、スキーヤーらに歓迎される一方で、気候変動をめぐる新たな雪合戦が起きている。 ベール・リゾートのダグ・ラベル最高執行責任者(CO…
役割増す学校図書館、子供の自立育む役割担う
北海道学校図書館協会事務局次長 野村邦重氏に聞く これまで学校図書館といえば、学校の片隅にあるものと捉えかねない状況だったが、近年は学校の中で「第2の保健室」と呼ばれるほどで、児童生徒にとって“癒し”の空間になっている…