編集局
ヘルシンキ米露首脳会談実施へ An agenda for Helsinki
ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、(フィンランドの首都)ヘルシンキで今月後半に予定されるトランプ・プーチン会談の日程調整のためのモスクワでの会議を終えたところである(注:7月11~12日、ブリュッセ…
日本の河川には二つの特徴がある。一つは…
日本の河川には二つの特徴がある。一つは勾配が急で流れが速いこと、もう一つは最大流量と最小流量の差が大きいことだ。それで洪水を起こすこともあれば、雨が降らないと水の流れが細くなり、干上がってしまうこともある。 水に恵ま…
ワイナリーで資金洗浄
地球だより フランス西部ボルドー地方で先月末、中国企業・海昌集団が買収したワイナリー10軒が、フランス財務警察に脱税容疑で摘発された。フランスのワイン関係者は怒り心頭といったところだ。 財務警察は、2014年から中国…
独が難民政策を修正 実現性は不透明、波紋も
欧州連合(EU)の盟主ドイツで2日、メルケル首相が率いる第1与党「キリスト教民主同盟」(CDU)と連立パートナー、バイエルン州の地域政党「キリスト教社会同盟」(CSU)のゼーホーファー党首(内相)との間で難民受け入れ政…
健康増進法改正案、国の受動喫煙対策後退
例外店大幅増、実効性も課題 望まない受動喫煙による健康被害を防ぐため、罰則を設け対策を強化する健康増進法改正案が参議院で審議中だ。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えたものだが、厚生労働省による当初案と比べ内容…
死刑制度、社会正義と治安維持に必要だ
オウム真理教の元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚ら元幹部死刑囚7人の刑執行を受け、執行への批判や死刑制度廃止論が一部で唱えられている。だが、刑事訴訟法は死刑執行を判決確定の日から6カ月以内としている。今年1月に一連のオ…
本当に大丈夫? その生活習慣
東京都健康長寿医療センター老年病理学研究チーム 石渡俊行部長 異常な細胞分裂もがん化の原因 がんは日本人の死因第1位となっている。2人に1人が生涯のうちがんにかかり、3人に1人が死亡すると言われている。東京都健康長寿医…
謙虚に防災学ぶ時が来た
湿った南風を受けて活発化した前線のために、九州から岐阜にかけて記録的な大雨が続き、深刻な被害が発生した。まだ全容は把握されていないが、テレビ報道によると、瀬戸内海気候のため大雨に慣れていない広島や岡山で一番大きな被害が…
七夕を挟んだ3日間に西日本を中心とする…
七夕を挟んだ3日間に西日本を中心とする広い地域を襲った記録的豪雨の死者が100人を超え、豪雨災害の死者数としては平成最悪となった。被災地は土砂崩れや河川の氾濫(はんらん)、堤防の決壊などで川と道路、田畑の区別がつかない…
西日本豪雨、広範囲の災害への対応急げ
梅雨前線が停滞し活発になった影響で、西日本の広い地域で記録的な大雨となった。 土砂崩れや河川の氾濫(はんらん)などで多数の死者や安否不明者が出ている。捜索と救助を急がなければならない。 9府県に特別警報発令 大雨の…
セッションズ米司法長官、大学へのアファーマティブ・アクション要求を撤廃 Sessions kills affirmative action push at colleges
トランプ米政権は3日、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)を要求するのは行き過ぎだとして、大学に対し入学の合否判定で人種を考慮するよう促したオバマ政権時代の政策を撤廃した。 新たな指針では、人種にとらわ…
「乾坤(けんこん)に一擲(いってき)くれし…
「乾坤(けんこん)に一擲(いってき)くれし大夕立」(安積素顔)。「乾坤」とは天地のこと。よく使われる用語として「乾坤一擲」がある。「天に運を任せて大勝負に出ること」という意味だ。 本来は賭け事などに用いられる言葉だが…
“ベトナムモデル”化する北朝鮮
新戦略で韓米同盟の再確立を 朝米交渉は“半分の成功”と評価される。筆者はかつて、北朝鮮の“完全な非核化”は現実的に不可能で、現段階では凍結、非拡散、戦争抑止、朝米関係改善も進展であることを理解して、次の段階に対する戦略…
沖縄戦メモリアル構想、反戦平和に乗っ取られる
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (13) 「平和の礎(いしじ)」をインターネットで検索してみよう。「沖縄県平和祈念公園」には敵味方関係なく、沖縄戦の死者全て24万1468人が刻銘されているこ…
松本死刑囚刑執行、「殉教者」にしてはならない
残虐な無差別テロで社会を震撼させた地下鉄サリン事件から23年。オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)と元幹部死刑囚6人の刑が執行された。しかし、いまだにオウム真理教の後継…
トルコ、戦闘機F35売却計画の推進を要求 Erdogan presses U.S. over F-35 jet sale
再選を果たしたばかりのエルドアン・トルコ大統領は、最先端の米軍装備の獲得を目指し、米議会からの反対の中、新たに影響力を行使しようとしている。 トルコ政府当局者は、米議会から強い反対があるにもかかわらず、米国のステルス…
日本で18件目となる世界文化遺産登録が…
日本で18件目となる世界文化遺産登録が決まった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。キリシタン時代や潜伏キリシタンについては、作家の故遠藤周作氏が深い関心を示し、『沈黙』『銃と十字架』などの作品を残した。それらは…
北村透谷 生誕150年 近代文学に大きな影響
北村透谷研究会幹事 鈴木 一正氏に聞く 今年は明治時代の文学者・北村透谷の生誕150年目という節目の年に当たる。透谷はあまり知られていないが、明治時代の文学・思想などの分野で先駆者的な存在だった。自由民権運動、島崎藤村…
旅は人を悪くする
地球だより 異国では閑(ひま)ができると、大抵、歩き回る。田舎だと自然が満喫できるし、都会では表のショーウインドーでは見られない路地裏の真実に遭遇するチャンスでもある。 トルコのイスタンブールで、ぶらりと散歩に出た。…
韓国は刀の振り方を忘れてしまったのか
韓国紙セゲイルボ 南北、朝米首脳会談後に、韓半島で混沌(こんとん)状態が続いている。戦争のない平和な韓半島。漠然とした期待に浮き足立っている。韓国だけがそうなっている。北朝鮮の金正恩国務委員長は「良い世の中をつくってみ…
W杯日本代表、若手育成でさらなる飛躍を
サッカーの祭典ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表はベルギーに敗れて念願だったベスト8に届かずに終わった。ただ、大方の予想を覆して予選リーグを突破し、ベスト16に残ったことは胸を張れる結果だ。まずは選手たちの健…
サッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝…
サッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント進出に当たって、西野朗監督がポーランド戦で攻撃の姿勢を見せることなく、「パス回し」による時間切れを狙う方法を取ったことは、賛否両論あるが興味深い。 日本では高校野球を…
落とし物を届けに来た人
地球だより 米国で落とし物をしたら見つからないことが多いようだが、先日、アパートまで落とし物を届けに来た親切な人に出会った。 届けに来たといっても記者の落とし物ではなく、同じ建物に住む主婦のものだった。アパートを出る…