広がるムスリム観光客への対応


「ふく紗」の伊東信二社長

 ムスリムの多い東南アジアからの観光客は年々増え続けている。日本政府観光局によると、2017年の訪日観光客数はインドネシアが前年比30%増の約35万人、マレーシアは前年比11・5%増の約44万人だった。18年の観光客数はさらに増える見込みだ。

 ハラル関連のビジネスサポートなどを行うハラル・ジャパン協会(東京都豊島区)の佐久間朋宏代表理事は「世界人口の約4分の1(約15億人)がムスリムだ。2100年には3分の1になると予想されている。人口と所得は今も増えており、今後の旅行市場で大きな伸びしろが見込まれている」と指摘する。


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