中国海警4隻、今年4回目の領海侵入


国境警報

沖縄県・尖閣諸島海域で、中国公船(奥)を監視する海上保安庁の巡視船(海上保安庁提供)

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で16日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入し、約2時間にわたり航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は2月25日以来で今年4回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、4隻は、機関砲らしきものを搭載した「海警2203」と、「海警2102」「海警2302」「海警14603」で、午前10時~同25分ごろ、大正島の南などで領海に侵入。午前11時55分~正午ごろにかけて同島東北東から領海を出た。

 午後3時現在、4隻のうち2隻は領海外側の接続水域にとどまっており、海保は引き続き警戒監視を続けている。

(沖縄支局)