編集局
原発処理水処分、風評被害抑える情報発信を
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水をどのように処分するかが大きな課題となっている。 タンクでの保管には限界があり、海洋や大気中に放出するしかないが、地元関係者には風評被害を懸念する声が強い…
4番目の「曜変天目茶碗」が発見された?…
4番目の「曜変天目茶碗」が発見された? というテレビ番組(「歴史秘話ヒストリア」NHK総合)が放送された。曜変天目は、平安末期~鎌倉時代に中国で焼かれたもの。日本に3点のみ存在する。焼成の過程で釉薬(ゆうやく)が独特の…
イスラエル 、コロナ危機で政局一変
政局の混乱が長期化するイスラエルで、最大野党「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長が、これまで拒否し続けてきたネタニヤフ政権との連立交渉に踏み切った。新型コロナウイルスの感染拡大に挙国一致で対応するためだ。コロナ危機とい…
喫煙者の悲哀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2015年1月は喫煙者にとって“悪夢の月”だ。タバコの値段が1箱2500ウォンから4500ウォンに上がった。当時の保健福祉部長官(閣僚)は、このように語った。「国民の健康のための決…
アッラーはコロナより強し
地球だより 2月下旬までの約1カ月の一時帰国後、カイロに戻り、久しぶりにある病院に行くと、体格の良い中年男性が、私の顔を見るや、エレベーターからそそくさと降りようとした。新型コロナウイルス感染拡大の中、マスクをしていた…
総選挙の争点は“コロナ”ではない
韓国紙セゲイルボ 未来をどう設計するかが重要 第21代総選挙が4月15日に迫っている。しかし新型コロナウイルスのため選挙の雰囲気は過去いずれの時よりも冷え切っている。 各政党と候補者は国民の関心を引くために新型コロナ…
新型コロナ禍 中国とWHOは責任の自覚を
世界的大流行(パンデミック)を起こした新型コロナウイルスの感染者は欧米を中心に144万人を超え、死亡者は8万人以上となる中、発生地の中国では湖北省武漢市の封鎖が解除された。が、市場経済に対しても世界的な大打撃となってお…
「現代は確かに狂った時代である。異常な…
「現代は確かに狂った時代である。異常なもの、反常識の世界に対する喜び、否定的な、破壊的な要素にのみひきつけられる心、すべてがアブノーマルであり、そのアブノーマリティは限度を知らない」。 この文章は、聖心女子大学の教授…
緊急事態宣言 成否は一人一人の行動に
国民一人一人の行動変容によって、直面する国難を乗り越えていかなければならない。安倍晋三首相は新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)阻止のため、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令した。東京など…
6月に沖縄県議選、保守中道で過半数になるか?
新型コロナで票読み難しく、集会の中止や延期が相次ぐ 任期満了に伴う県議選(6月7日投開票)まで2カ月を切った。48人の定員に対し、これまでに現職、前・元職、新人合わせて68人が出馬に向けて準備を進めている。革新系の玉城…
県蝶にオオゴマダラ、沖縄の新たなシンボル制定
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県は1日付で、沖縄の新たなシンボルとなる「県蝶」に「オオゴマダラ」を制定した。「県のシンボル」はこれまで、県章、県歌のほか、県花「デイゴ」、県木「リュウキュウマツ」、県鳥「ノグ…
インフラ法案を可決させよ Time for infrastructure week
雇用統計が出たが、様子がどうもおかしい。先週、700万人近くが失業給付の申請をした。予測をはるかに上回り、悲しむべき歴史的記録を作ることになった。その前の週は、300万人超だった。コロナウイルスが国中で大混乱を増大させ…
新型コロナウイルスの感染が拡大する東京都…
新型コロナウイルスの感染が拡大する東京都ほか6府県に緊急事態宣言が発令された。期間は大型連休が終了する5月6日までの約1カ月。当初21日間程度との観測があったが、妥当な期間だと思う。 もし3週間とした場合、終わる頃に…
手も口も検査も早い国
地球だより 以前、韓国の知人に一緒に海釣りに行かないかと誘われ、南西部の全羅南道沖にボートに乗って出掛けたことがある。二人ともそこそこ魚を釣り上げた後、岸に戻ったその時だった。知人は折り畳み式だったボートを片付け始めた…
新型コロナで間一髪のニュージーランド脱出劇
新型コロナウイルスでわが家も被害を受けている。感染者が出たわけではないが、ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在していた次女がわずか1カ月で帰国を余儀なくされたのだ。それもロックダウンの最中、間一髪の脱出劇だった。…
発送電分離 再生エネの利用拡大も期待
電力会社の送配電部門を別会社に分ける発送電分離が4月から始まり、太陽光や風力発電などを手掛ける新規参入会社が、大手と対等な条件で送配電網を使えるようになった。 これを機に、再生可能エネルギーの活用が広がることも期待し…
新聞論調から。米領グアムや仏領ポリネシア…
新聞論調から。米領グアムや仏領ポリネシアの数値はあるのに、台湾の新型肺炎の感染者数値が「中国」の数字に吸収されたWHOリポートに「WHOは中国の呪縛(じゅばく)によって、機能不全に陥っている。……その結果、世界の多数の…
滋賀再審無罪、冤罪生んだ捜査は言語道断
滋賀県東近江市(旧湖東町)の湖東記念病院で2003年に死亡した男性患者に対する殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さんの再審判決で、大津地裁が無罪を言い渡した。 大津地検が上訴権を放棄したことで無罪…
未解決の数学の超難問「ABC予想」を京都…
未解決の数学の超難問「ABC予想」を京都大学教授の望月新一さんが証明したというニュースが流れた。新型コロナウイルスの感染拡大の関連ニュースが続く中、明るい話題で喜ばしい。 「証明できれば数多くの有名な予想や定理が直ち…
中国の太平洋進出、関係国は警戒を緩めるな
防衛省は新型コロナウイルスの感染拡大のため、太平洋島嶼(とうしょ)国の国防相や米国、オーストラリア、英国、フランスなど関係国の参加者を東京に招き、きょう開催する予定だった国際会合を延期した。 防衛省主催の会合が延期 …
中国の感染者数横ばいに疑念高まる Doubts mount about China’s flattened curve
中国は新型コロナウイルスの感染者と死者の数を意図的に実際より少なく数えることで、当局による危機管理が成功したように見せようとしている。米情報機関の分析は、このように結論付けている。 「中国の情報は正確性に疑いがあるの…
桜の花を詠んだ和歌は少なくない。有名なのは…
桜の花を詠んだ和歌は少なくない。有名なのは『古今和歌集』にある在原業平の「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。桜があることで春が落ち着かないので、桜がなければ、どれほど春は静かでいいだろうという意味の…
五輪日程決定、コロナ禍克服と復興の大会に
新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で延期となった東京五輪の日程が来年の7月23日から8月8日、パラリンピックは8月24日から9月5日までと決まった。前例のない延期決定から、わずか6日で決まったことを良しとし…