オピニオン
教員養成、見直し意欲 萩生田文科相
新閣僚インタビュー 「1年目から教壇」に疑問 萩生田光一文部科学相は、時事通信などのインタビューで、教員養成の在り方について「教職課程を取って、社会に出て1年目に教壇に立つのが本当にいいのか」などと述べ、見直しに意欲を…
各党代表質問 前向きな憲法論議を聞きたい
衆院本会議で安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党代表質問が行われ、立憲民主党の枝野幸男代表、自民党の林幹雄幹事長代理が質問に立った。参院選、第4次安倍再改造内閣の発足、立憲民主、国民民主両党などの会派合流を受けた新た…
事実に基づく自由な捜査を
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 豪への協力要請に民主反発 疑惑解明を求める国民 反トランプ派は、トランプ大統領がオーストラリアの首相に、モラー特別検察官による捜査のきっかけをめぐる米司法省の捜査への協力を求め、バー司…
ノモンハン事件から80年
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 日本の対ソ強硬論が後退 太平洋戦争に向かう契機に 昭和の半ば、当時の満州国(現中国東北部)とモンゴル人民共和国の間で国境線をめぐって起きた紛争、「ノモンハン事件」から今年で満80年を迎…
関西電力、企業統治の立て直しが急務
関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長ら経営幹部20人が、福井県高浜町の元助役の森山栄治氏(故人)から総額約3億2000万円相当の金品を受け取っていた問題では、常務執行役員と元副社長がそれぞれ1億円を超える金品を受領してい…
クロムウェルのユダヤ諜報団
高校世界史にも登場するクロムウェル。英国王チャールズ1世を斬首し、共和政を樹立した指導者だ。一方、父を殺されたチャールズ2世は亡命先のフランドル地方で王朝復活の画策をめぐらしていた。動向を探るためクロムウェルが差し向け…
表現の不自由展、再公開中止こそ知事の責務
展示作品に抗議が殺到したことで中止になった国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」が近く再公開される見通しだ。 問題の本質は展示作品に 不適切な作品が少なくなかったことから、開催3日で中止…
中国武警になりすましの男逮捕、中国政府が関与か
米カリフォルニア州警察は、同州アーバインで中国人民武装警察(武警、PAP)の記章を付けた車に乗り、中国警察になりすましていた事例が少なくとも2件、発生したとして捜査している。 カリフォルニア州高速道路警察隊(CHP)…
自民元重鎮の改憲批判 護憲派取り込む政治力必要だ
《 記 者 の 視 点 》 安倍晋三首相は4日召集された臨時国会の冒頭、所信表明演説で改憲論議の活性化を呼び掛けた。自民党も、二階俊博幹事長をはじめ全党一丸となり国会議論の進展を図る構えだ。 そんな臨時国会の直前に党…
首相所信表明、憲法審で改憲議論を活発に
安倍晋三首相が第200臨時国会開幕に当たり、所信表明演説を行った。天皇陛下が御即位され、令和の新時代になって初の所信表明でもある。この節目の国会で、与野党各党は目指すべき誇りある日本の姿がどういうものかを提示し、衆参憲…
聖徳太子像富士登山が10回目に
信仰の山復活 8合目で法要 富士吉田市・如来寺住職 渡辺英道氏に聞く 去る8月3日、山梨県富士吉田市の浄土真宗本願寺派如来寺(渡辺英道住職)は恒例の「聖徳太子像富士登山」を行った。記念すべき10回目の今年はこれまでで最…
北新型ミサイル、技術向上で増す日本への脅威
北朝鮮は東海岸沖の日本海から弾道ミサイル1発を東方に向け発射し、島根県島後沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられている。北朝鮮国営メディアによると、発射されたのは新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)…
米国人留学生増やす仕組み構築を
日本の大学にはさまざまな課題がある。その一つは、極めて深刻な問題である、定員割れだ。最も影響しているのは私立大学だ。 現在の日本の大学数は、短期大学を除くと787校である。日本私立学校振興・共催事業団の「平成30年度…
慰安婦、徴用工の像より 原爆の子の像を広げたい
8月、ソウルの日本大使館前の「慰安婦少女像」を訪れ、奇妙な落ち着きを感じた。 訪韓する度に見てきたから、大使館風景の一部として眼(め)にとけ込んでしまったのか。 慰安婦像は、韓国内と米国、中国、ドイツなど8カ国・地…
離島防衛、中国の脅威に対し態勢強化を
中国初の強襲揚陸艦が上海で進水式を行った。船体の大きさや性能は不明だが、米軍のワスプ級に匹敵する満載排水量約4万㌧で30機のヘリコプターを搭載可能な「075型」とみられる。来年にも就役するという。 就役すれば、沖縄県…
「いずも」改修に思うPARTⅡ
元統幕議長 杉山 蕃 強襲揚陸艦の強化不可避 オスプレイ艦載運用が課題に 各省庁の次年度概算予算要求がまとまり、懸案のヘリ搭載護衛艦(DDH)の改修に、取りあえず甲板の耐熱性向上費として31億円が計上された旨報道された…
『反日種族主義』執筆と波紋 「李承晩学堂」理事 朱益鐘氏
インタビューfocus 日韓関係の悪化が続く中、韓国の過度な反日路線の問題点を指摘し韓国で10万部のベストセラーとなった『反日種族主義』が話題を呼んでいる。著者の一人で私塾「李承晩学堂」の理事を務める朱益鐘氏に執筆経緯…
消費税増税、景気変調には機動的対応を
消費税の税率がきょうから10%に引き上げられた。前回の増税後、消費が予想以上に低迷したことを教訓に、今回はポイント還元制度など2兆円強の景気対策を準備し、税率を一部据え置く軽減税率を導入した。 ただ、ポイント還元制度…
民主の主張は証拠不足
アメリカ保守論壇 M・ティーセン ウクライナへの圧力なし トランプ氏の通話記録公表 民主党が、トランプ大統領は「ロシアのために働いていた」と訴えていた時のことを思い出してほしい。最終的には、モラー特別検察官が「トランプ…
「小泉進次郎」という恋から醒める時
辛口評価の大臣デビュー イギリスの劇作家シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に、悪名高いユダヤ人の高利貸しが登場する。シェイクスピアは、その娘・ジェシカの口から「恋は盲目であり、恋人たちは自分たちが犯す愚行に気づかな…
ボルトン後のアメリカ外交
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 抑止と均衡の重り失う 大統領の再選のための政策に ジョン・ボルトン米国家安全保障担当補佐官がホワイトハウスを去った。問題国の政権交代のためには軍事力使用も躊躇(…
中国建国70年 信頼得られぬ独裁と覇権主義
中国はあす、建国70周年を迎える。中国当局は「習近平国家主席が2017年の共産党大会で打ち出した『新時代』に入って初の建国記念閲兵式を行う」と述べ、過去最大級の軍事パレードを予定している。江沢民元国家主席は建国50年、…
「学ぶことは楽しい」の復権を
沖縄大学教授 宮城 能彦 強制するから勉強嫌いに できた時の達成感、誰もが経験 小中高校生を持つ母親から相談を受けることがたまにある。ほとんどは、「うちの子がもっと勉強するようになるには、どうしたらいいのでしょうか」と…