オピニオン
北の危機回避へ中国が関与
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 政権交代も選択肢に 北朝鮮をめぐる危機は作り上げられたもののように見えるが、そうではない。 北朝鮮は10年以上前から核兵器と弾道ミサイルを持っているのだから、どうして今、慌…
混迷の世相を生き抜く知恵
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 過去追わず将来憂えず 『菜根譚』に学ぶ心の処方箋 昨今の暖衣飽食の世相にあって、人々の関心は物質的・経済的な豊かさの追求に満足感を追い求め、その結果、生活は便利で効率的になり、多…
国民保護法、万全な態勢へ見直しが必要だ
北朝鮮は弾道ミサイル発射を繰り返しているだけでなく、6回目の核実験を準備しているとされ、韓半島情勢は緊迫の度を強めている。 国民の生命を守ることに「想定外」があってはならない。ミサイル攻撃への備えは十分か。国民保護法…
不人気な米民主党とメディア<English付>
エルドリッヂ研究所所長、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ トランプ氏より低支持率 国民と分断された党指導者 世論調査は完全に信頼できる指標ではないと言われる。質問の内容、調査するスポンサーの意向などの影響を受ける…
「退位」最終報告、一代限りの特例法が妥当
天皇陛下の退位についての政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が、最終報告を提出した。天皇、皇后両陛下の退位後の称号・敬称をそれぞれ「上皇陛下」「上皇后陛下」とし、退位後は公的行為を全て新天皇に譲ることなど…
急速に進む北のSLBM開発
北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とミサイル搭載潜水艦の開発が急速に進んでいる。国連の専門家会議の報告から明らかになった。8人の専門家からなる委員会は、「短期間で急速な技術開発が行われ、実用可能な潜水艦発射弾道…
テロ等準備罪、対策強化へ速やかな成立を
「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が、国会で実質審議入りした。テロ対策強化のため、速やかに成立させる必要がある。 法案が実質審議入り 安倍晋三首相は「テロ対策は喫緊の課題だ。組…
弁護士会の左偏向 日弁連に共産党の影響力
政治的中立を逸脱 日本の弁護士会の左への偏向が問題になっている。弁護士といえば、法律上の問題を法廷で争う、政治的には中立の人たちと思っている人もいるだろうが、実際は、政治的に偏向した団体となっている。「私たちは普通の法…
新幹線は道南圏を視野に
北海道新幹線開通から1年 株式会社シィービーツアーズ代表取締役社長 戎谷侑男氏に聞く 昨年3月26日に新青森―新函館北斗間で北海道新幹線が開通して1年が経過した。同新幹線の利用客は200万人を超え、幸先の良いスタートを…
米副大統領来日、対北圧力で緊密な連携を
ペンス米副大統領が来日し、安倍晋三首相との会談や日米経済対話の初会合を行った。首相との会談では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力強化で一致した。 軍事力行使も排除せず ペンス氏は「米国は平和を追求しているが、…
反ユダヤ騒動の意外な顛末
獨協大学教授 佐藤 唯行 犯人は同胞、指導層困惑 白人極右は敵対から協力へ 欧米のユダヤ人集住地区にはユダヤ地域センターという施設が地元ユダヤ人により運営されている。保育所・幼稚園等を併設しユダヤ系住民の共同体生活に便…
「忍耐」から「圧力」へ トランプ政権、対北政策を転換
米国のトランプ政権が北朝鮮に対する外交・軍事的圧力を強める一方で、北朝鮮は先週末、実施の可能性が指摘されていた核実験を見送った。米政府は新たな対北朝鮮政策を策定し、「忍耐」から「圧力」へと転換した。核兵器と長距離ミサイ…
露の拒否権行使、化学兵器使用を容認するのか
シリアでの化学兵器攻撃疑惑をめぐって国連安全保障理事会が採択した非難決議案は、ロシアの拒否権行使で否決された。 非人道的な化学兵器の使用を容認したとも受け取れる姿勢は許し難い。安保理常任理事国による拒否権の乱用だ。 …
韓国大統領選、対北姿勢が問われている
5月9日投開票の韓国大統領選の選挙運動が正式に開始された。最大野党「共に民主党」の文在寅前代表と野党第2党「国民の党」の安哲秀元共同代表が接戦を繰り広げている。 文氏を猛追する安氏 今回の大統領選は、朴槿恵前大統領…
深刻化する北の核・ミサイル
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 対日韓報復招く限定攻撃 制裁強化へ一層の対中圧力を 北朝鮮をめぐるニュースは日本の新聞、テレビに登場しない日はないといってよい。そのうちでも、日本の安全保障にとって、最も深刻な…
北が日韓攻撃なら米反撃も
インタビューfocus 緊張高まる韓半島情勢 ナショナル・インタレスト・センター国防研究部長 ハリー・カジアニス氏に聞く 弾道ミサイル発射や新たな核実験の準備など挑発姿勢を取り続ける北朝鮮に対し、トランプ米政権は圧力を…
民進党、共産との共闘を問い直せ
民進党では長島昭久元防衛副大臣が離党届を提出したほか、細野豪志代表代行が辞表を出すなど、党を揺るがす事態が起きている。いずれも共産党との共闘方針への不満によるものだ。民進党にとって、共産党との連携は自滅の道でないのか。…
食で変わる子供の心と体、実践例を紹介
食育コーディネーター・国光美佳さんが講演 学校給食を和食に変えたところ、生徒の問題行動の改善や学力テストの成績が上がったとの報告があり、和食が見直されているが、「子どもの心と健康を守る会」代表の国光美佳さんは、特にミネ…
トランプ氏、外交政策を転換
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 復活した伝統的国際主義 世界は、トランプ大統領による外交政策の急転換に沸いている。トランプ氏は「米国第一」を基本方針としている。世界の警察官としての役割を放棄した。米国に寄生…
緩やかに立ち直る内外需
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 マイナス金利の効果ジワリ 懸念材料はトランプ効果失速 政府の景気基準日付によれば、日本の景気は、2012年11月に底を打って、今月まで53カ月上昇していることになる。これ…
北ミサイル脅威、対決姿勢の真意見極めよ
北朝鮮は「最大の祝日」である故金日成主席生誕の日(太陽節)を迎え、約1年半ぶりとなる軍事パレードを実施した。最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長が観覧する中、7種類の弾道ミサイルが公開された。 国威発揚を図るとともに米…
中国の思惑外れた米中会談
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米シリア攻撃で影薄く 「対北」「貿易」で課題背負う 習近平中国国家主席が公式訪米した米中首脳会談は、4月6、7日にわたって米フロリダ州のトランプ米大統領の別荘で行われたが、実り少ない結果に…
千葉女児殺害、1人の登下校避ける対策を
千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年のレェ・ティ・ニャット・リンさんの遺体が見つかった事件で、県警捜査本部は死体遺棄容疑で不動産賃貸業、渋谷恭正容疑者を逮捕した。 渋谷容疑者はリンさんが通っていた小学校で保護者会の…