Date archive for 2020

家庭や地域のつながりが育む「力」

 今年のお盆は7割の人が帰省を取りやめたというニュースがあった。筆者もその一人である。子供の学校の夏休みも終わり、今週からいつもの生活に戻っている。  帰省の代わりに、実家には手紙を書いた。電話より手紙の方が気持ちが伝わ…

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マイナス27%成長 焦らず地道に経済再生図れ

 大方の予想通り、厳しい数字になった。内閣府が発表した2020年4~6月期の実質GDP(国内総生産)は前期比7・8%減、年率では27・8%減と大幅なマイナス成長である。  新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための緊急…

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戦後75年、事実辿ることに比重置く読売と歴史修正主義の色濃い朝日

◆「語り継ぐ」意気示す  「戦禍 次代へ語り継ぐ」。戦没者追悼式を伝える読売16日付の1面トップ見出しである。終戦75年、節目の年。コロナ対策の自粛が続く異例の「追悼の夏」となった。  語り継ぐ。その読売の意気を感じさせ…

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暦の上で秋が立って10日余が過ぎた。週末…

 暦の上で秋が立って10日余が過ぎた。週末23日は暑さが止(や)むとされる処暑(しょしょ)だが、それまでに各地の「危険な暑さ」が収まるのかどうか。今年は8月に入って関東の長梅雨が明けると、一転して猛暑到来である。  お盆…

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激化の一途たどる米中角逐

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 台湾問題に飛び火の恐れ 危機回避へ冷静な外交努力を  昨年から始まった米中貿易戦争は、コロナ禍の拡大にもかかわらず、激化の一途をたどっている。現に米中角逐は、先端科学技術や海洋における軍事的…

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フランス 石油探査めぐりトルコ牽制 東地中海に軍派遣

 東地中海でフランスとトルコの間の緊張が高まっている。フランスのマクロン大統領は12日、トルコが同地域で石油探査を開始したことを受けて、ギリシャを支援するため、軍事的プレゼンスを強化する決定を下した。  マクロン大統領は…

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韓国大統領演説 対日関係改善は行動で示せ

 韓国の文在寅大統領は「光復節」(日本の統治から解放された日)を記念する行事で演説し、日韓で最大の懸案になっている元徴用工判決とその後の動きをめぐり、日本政府と共に解決していく姿勢を強調した。  そのためには韓国大法院の…

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バイデン氏と同様、失言癖のあるハリス氏 Harris, like Biden, has history of making questionable remarks

 ジョゼフ・バイデン前米副大統領は長らく、「失言王」として君臨してきた。だが、カマラ・ハリス氏がその地位を奪うかもしれない。  ハリス氏は民主党大統領候補指名争いに立候補したが、軽率な歩みにより、選挙戦は1年足らずで終わ…

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脱炭素社会の実現へ海上風力発電など再エネ推進を訴える東洋経済

◆官民協議会立ち上げ  「脱炭素社会」への移行が叫ばれて久しい。二酸化炭素(CO2)の排出量削減は今や世界的な共通課題で日本も避けて通ることのできない実現目標だ。脱炭素化の動きをリードしているのは欧州だが、ここにきて日本…

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「夏蝶の影や大地は水のごとし」(河内静魚)…

 「夏蝶の影や大地は水のごとし」(河内静魚)。夏の虫としてはセミが代表的だが、そのほか蝶(ちょう)を挙げてもいい。その蝶は東京ではほとんど見掛けない。時々、空き地に咲いた野花にたわむれるように飛ぶのを見た時は嬉(うれ)し…

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イスラエル・UAE合意 中東の経済・技術発展にプラス

予想されるイランの妨害  米国が仲介したイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化の合意により、イスラエルの国際的、戦略的地位は飛躍的に引き上げられ、中東地域が経済・科学技術面で大きな発展を遂げる扉が開いた。また…

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終戦から75年 空想的平和主義は戦争を招く

 きょうは終戦の日。先の大戦から75年の歳月が流れた。戦禍の犠牲となった300万同胞の御霊に鎮魂の祈りを捧(ささ)げ、日本国の尊厳と平和を守る決意を新たにしたい。 軍事的なものを徹底否定  毎年、この日を前後して、テレビ…

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バイデン氏は「認知症」?

著しい失言、物忘れ有権者に懸念広がる  米大統領選まで3カ月を切る中、民主党の候補指名を確実にしているバイデン前副大統領(77)の「認知症」疑惑に注目が高まっている。最近、同氏の失言や物忘れ、言い間違いが著しいことから、…

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イスラエルとUAE国交正常化へ 米仲介で合意

イラン包囲網強化へ  トランプ米大統領は13日、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が国交正常化で合意したと発表した。トランプ氏の仲介でイスラエルのネタニヤフ首相とUAEのアブダビ首長国のムハンマド皇太子の3者が電話会…

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金正日・正恩親子の素顔

時代背景が全く違う両指導者  北朝鮮の世襲独裁者・金(キム)正恩(ジョンウン)労働党委員長の人物像が伝わる記事が新東亜(8月号)に出ていた。南北会談の実務に関わってきた金(キム)基雄(キウン)元統一部南北会談本部長へのイ…

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韓国の「反日の政治学」 政権支持率アップは一瞬だけ

“誘惑カード”手放せるかが課題  「国交正常化以降、最悪」といわれる日韓関係。月刊朝鮮(8月号)が「韓日外交戦争1年、考え直す韓日関係」の記事を載せている。筆者は金(キム)亨俊(ヒョンジュン)明智大教授で韓国選挙学会会長…

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「ウィズコロナ」の心構え ストレスためず免疫力強く

《 記 者 の 視 点 》  国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が公表された今年1月以降、筆者が自分の感染を疑ったことが2度ある。  最初は2月下旬。微熱、倦怠(けんたい)感、咳(せき)、喉の痛みの症状が出たので、「…

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米司令官、ISの復活を警告 ’We’re going to have huge problems’: U.S. general warns of long-term ISIS resurgence

 国防総省の中東担当の最高幹部は12日、米政府が中東の複数の紛争地域の若者が過激化しないよう包括的な対策を講じなければ、今後10年間に過激派組織「イスラム国」(IS)が復活し「大きな問題」に直面することになると警告した。…

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いろいろ迷った末に石川県の実家に帰省して…

 いろいろ迷った末に石川県の実家に帰省している。両親とも数年前に他界し、家は誰も住んでいない。仏壇に線香をあげ墓参りするだけで友人とも会わなければ大丈夫と考えたのだが、寂しい話だ。  東京駅で北陸新幹線「かがやき525」…

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マスク社会への移行ーフィンランドから

地球だより  フィンランドでは、マスクを着用する人は今までほとんどいない。国内での新型コロナウイルス感染者数は、8日の時点で新規感染者数30人未満とそれほど深刻ではない。だが、国立健康福祉研究所(THL)は今月の初め、特…

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気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」

成功者は「人を喜ばす」天才 政治評論家 田村 重信氏に聞く  自民党本部職員として45年間働いてきた著者は、これまで16人の首相をはじめとする大物政治家や優秀な官僚たちと共に仕事をしてきた。長年観察してきて分かった、「成…

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新型コロナ ブラジル死者10万人超え

大統領夫人の祖母も  新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない南米ブラジルで12日、ミシェリ・ボルソナロ大統領夫人(38)の祖母マリア・フェレイラさん(80)が新型コロナ感染による合併症を受けて首都ブラジリアの病院で亡く…

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露極東で大規模な反プーチンデモ

 ロシア極東ハバロフスク地方で1カ月以上にわたり、セルゲイ・フルガル前知事の逮捕に抗議する地域住民が大規模な反プーチンデモを続けている。これまでの反プーチンデモは主にリベラル派野党が主導するもので、クレムリンは治安機関を…

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