暦の上で秋が立って10日余が過ぎた。週末…


 暦の上で秋が立って10日余が過ぎた。週末23日は暑さが止(や)むとされる処暑(しょしょ)だが、それまでに各地の「危険な暑さ」が収まるのかどうか。今年は8月に入って関東の長梅雨が明けると、一転して猛暑到来である。

 お盆休み明けの昨日は、浜松市で国内観測史上の最高気温に並ぶ41・1度を記録。並ばれた記録は、平成最後の夏となった一昨年7月に埼玉・熊谷市が約5年ぶりに更新したものだ。

 この年の猛暑は半端でなかった。気象庁などが7月から「記録的な猛暑 底知れぬ暑い夏」「災害と認識して」と警鐘を鳴らしたほど危険な暑さが続いた。東日本の7月の平均気温は平年を2・8度も上回り、統計を開始した昭和21(1946)年以降で最高の暑さである。

 記録的猛暑の夏は、熱中症で亡くなる人の数も大幅に増えている。この20年ほどは年平均500人弱で推移するが、一昨年は1581人(厚生労働省統計)。

 熊谷市と岐阜・多治見市で40・9度を記録し「猛暑日」の定義が生まれた平成19(2007)年は904人、高知・四万十市が41・0度を記録した平成25年が1077人、平成22年は統計史上最多の1731人と突出している。

 こうしたデータは、残暑に入ってなお油断のならない暑さが続くことを示している。それに今夏は、中国・武漢発の厄介な新型コロナウイルスの感染防止生活も。水・塩分補給やエアコン使用に加え、3密を避けてマスク、うがい、手洗いである。