Date archive for 2019

ウクライナの新大統領は欧米との結束を

 4月のウクライナ大統領選で当選したコメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー氏が大統領に就任した。  ゼレンスキー氏は大統領選決選投票で73%を得票して圧勝した。既存政治家への不満が高まる中、国民は政治経験のないゼレ…

続き

米投資家 日韓トンネルの推進訴え

日欧輸送路展開も  韓国ソウルで開催された朝鮮半島情勢、日韓関係に関する会合に参加した世界的な米投資家ジム・ロジャーズ氏は、北朝鮮の核問題が解決し、日韓トンネルが建設されれば、地域への経済的恩恵は計り知れないと述べ、日韓…

続き

裁判員制度10年、量刑など踏み込んだ主張の産経と及び腰だった朝日

◆各紙とも肯定的評価  「裁判に『国民の健全な社会常識』を反映させるという制度導入時の狙いは確実に浸透していると言えるのではないか」「裁判がはるかに分かりやすくなったのも確かだ」(毎日・20日付社説。以下、日経と朝日・同…

続き

神奈川県の箱根は世界中の地質学者たちが…

 神奈川県の箱根は世界中の地質学者たちが注目する「火山の博物館」。複数の火山が集まって形成されたからだ。それらの山は40万年前から現在まで五つの時期に分けて成立が考えられている。  火山は地球内部のマグマが地表に出てくる…

続き

韓国与党、20年政権構想に意欲

親北反日 固定化の恐れ  親北反日路線を敷く左派系の韓国与党・共に民主党が20年政権構想を推し進めている。来年4月の総選挙で与党が勝利した場合、それを足掛かりに憲法改正を行い、大統領任期を現在の「5年再任なし」から「4年…

続き

「inソウル」目指す受験生

地球だより  過酷な受験戦争による社会的歪(ゆが)みを風刺したテレビドラマ「SKYキャッスル」が昨年から今年にかけて放映され話題になった。「SKY」とは入試難易度で頂点をなすソウル大学、高麗大学、延世大学の英文表記の頭文…

続き

オール沖縄・高良氏と自公維態勢・安里氏の一騎打ち

参院選まであと2ヵ月、単純な「保革対立」からの脱却なるか  7月に予定されている参議院選挙まで残り約2カ月と迫ってきた。沖縄選挙区(改選1)では、「オール沖縄」勢力が支援する琉球大法科大学院名誉教授で憲法学者の高良鉄美氏…

続き

1~3月期GDP、内需の弱さ改めて浮き彫りに

 喜べぬどころか、逆に心配が深まった――内閣府が発表した2019年1~3月期の国内総生産(GDP)である。  実質年率2・1%のプラス成長は、輸出以上に輸入が減少した計算上の結果で、実態はそれだけ内需の弱さを浮き彫りにし…

続き

中城の名所廃虚が撤去へ

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  沖縄本島中部に位置する世界遺産の中城城跡に行った。頂上から見渡す景色は風光明媚(めいび)なのだが、南側には巨大な廃虚が目に入ってくる。  5階建ての建物の窓ガラスがすべて抜け落ちて…

続き

今や世界的なブランド牛として名高い和牛…

 今や世界的なブランド牛として名高い和牛。黒毛で赤身に脂肪が散らばる霜降りが最大の特徴というのが一般的なイメージだが、具体的には黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種を指す。  その種は日本の貴重な財産で、3月…

続き

金融政策の路線修正図る米欧

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 日本の課題は潜在成長率 邪魔になる2%の物価目標  米欧の金融政策が、正常化路線(非伝統的金融政策からの出口政策)から外れてきた。米連邦準備制度理事会(FRB)は2019年…

続き

上皇陛下、お忍びで科学博物館御訪問

 上皇陛下は20日午後、東京・上野の国立科学博物館をお忍びで訪問された。上皇陛下はこれまでも魚類研究のため、定期的に同館を訪問されている。  午後2時すぎ、集まった人たちに手を振りながら同館に到着した上皇陛下は、哺乳類展…

続き

即位後初、天皇陛下が田植え

 天皇陛下は20日午後、皇居内の生物学研究所脇にある水田で、即位後初となる田植えをされた。昭和天皇が始めた皇居での稲作は、上皇陛下を経て陛下へと引き継がれた。  陛下は水色の長袖シャツにグレーのズボン姿。黒い長靴で水田に…

続き

裁判員裁判10年、辞退率の低下へ改革は急務

 刑事裁判に一般国民が参加する裁判員制度がきょう、2009年開始から10年を迎えた。  この制度は今世紀初頭から始まった司法制度改革の目玉の一つだが、裁判員の辞退率の高さや負担の重さなど課題が少なくない。制度の意義を再確…

続き

どんな資質を育てるのか

 教育改革の議論が盛んになってきている。例えば、小学校5、6年での教科担任制の導入。先月、柴山昌彦文部科学相が中央教育審議会に諮問した「新しい時代の初等中等教育の在り方」の中に盛り込まれている。  背景には、教師の働き方…

続き

「血のコスト」を顧みず日米地位協定の不公平の是正を主張する左派紙

◆欧州で徴兵制が復活  「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」「戦争しないとどうしようもなくないですか」。北方四島の「ビザなし交流」の訪問団に顧問として参加した丸山穂高衆院議員の発言である。  これを聞いて…

続き

高齢化が急速に進む日本を反映しているとは…

 高齢化が急速に進む日本を反映しているとはいえ、80歳を過ぎた高齢者らが今も活動の前線に立って訴えなければならないのは何とも痛ましい。北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体「救う会」などが都内で開いた「国民大集会」のこと…

続き

中国への強硬姿勢は正しい

アメリカ保守論壇 M・ティーセン 貿易戦争は好景気の米有利 問題抱える中国経済  トランプ大統領が中国製品数十億ドル分に25%の関税を掛けると発表する前、意外なところから支持を受けていた。トランプ氏について批判ばかりして…

続き

地方交流の深化で末永く良好な台日関係を

台北駐日経済文化代表処 謝長廷代表  蔡英文総統は5月20日に就任3周年を迎えました。蔡総統はこの3年間、重要課題の解決のために果敢に取り組み、着実に成果を挙げてきました。  中国からの台湾に対する圧力が強まる中、米国や…

続き

蔡英文・台湾総統、就任3周年 米国の台湾シフト鮮明に

 台湾の蔡英文総統は20日、就任3周年を迎えた。来年1月には、総統選が行われる。とりわけ中国が現在、台湾統一に向けた攻勢を強化し、台湾への圧力を強めつつ南シナ海の聖域化を図るなど、その覇権的動きがアジア太平洋の平和と安定…

続き

濃霧の中の中国「一帯一路」

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 戦略目的はなお不明確 抑制的な姿勢見せた習演説  米中角逐が貿易問題から安全保障や次世代技術の国際規格争いに拡大する中で、去る4月26日に「一帯一路」戦略第2回国際フォーラムが北京で閉幕した…

続き

仁徳陵世界遺産、古代を知って現代に繋ぐ

 仁徳天皇陵(大山古墳)を含む「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される見通しとなった。令和への御代替わりから間もない時に、天皇や皇族の葬られる陵墓が初めて登録されるこ…

続き

令和時代の暗い未来像を描きながら解決策は何も示さぬ現代と朝日

◆地方の現状を知らず  「これから3年で起きること」という見出しに引かれて週刊現代(5月25日号)を手にした。「昭和・平成時代の常識はもう通用しない」とある。「令和」になったからといって、くっきりと時代が変わるわけではな…

続き