Date archive for 2019

民主党員らの分断を招くディベート The Democrats’ divisive debate

 2020年の米大統領選に向けた民主党の大統領候補者らによる討論会はすでに4回行われたが、そのいずれにおいてもそうであったように、提案されている国の健康・医療管理および医療保険制度を担おうとする「メディケア・フォー・オー…

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沖縄は米中対立の最前線基地という認識が必要

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  米中の覇権争いは決して対岸の火事ではない。  「2大国の争いの最前線基地が沖縄であるという認識が必要だ」と訴えるのは一般法人JCUのあえば直道(じきどう)議長だ。JCUは、米国最大…

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大根のうまい季節がやって来た。鍋にもいいが…

 大根のうまい季節がやって来た。鍋にもいいが、大根下ろしもいい。涙が出るような辛いのを温かいご飯にぶっ掛けて食べる。これほどうまいものはないと思っている。  ところが最近、唐辛子と同様にキューンと鼻を突くような大根に、ほ…

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レイモンド司令官が中国の宇宙進出を警告

脅威への対抗システム急務  米中は、宇宙空間の支配を目指して、宇宙戦能力の向上を急速に進めている。新設された宇宙軍のレイモンド司令官は戦略国際問題研究所(CSIS)で講演し、米国の人工衛星への攻撃の脅威は「広範囲に及び、…

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ローマ教皇来日、平和への揺るがぬメッセージ

 ローマ教皇としては38年ぶりに日本を訪問したフランシスコ・ローマ教皇が4日間の滞在を終え帰国の途に就いた。滞在中に発したメッセージは、カトリック信徒だけでなく非信徒の日本国民の心にも深く刻まれるものだった。そこから日本…

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「ぼっちメシ」も平気

地球だより  ソウルなどの都市部では昼飯時になると大勢の会社員やOLが街に繰り出す。お目当てのランチを食べようと三々五々、飲食店に入って行く。近年はオフィスが入るビルの地下などに「構内食堂」と呼ばれる一種の社員食堂がある…

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GSOMIA破棄撤回、強まる日米の韓国不信

 韓国の文在寅政権が、8月に破棄を宣言していた日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を協定失効直前の土壇場で方針転換させ延長することにしたドタバタ劇は、協定失効が回避されたことに安堵の声が上がる一方、日米の韓国に対す…

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教育再生へ「未来への投資」を

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 家庭支援し保育の質向上 乳幼児期に「非認知能力」育め  国連は2015年からSDGs(持続可能な開発目標)を掲げているが、早期の児童発育への投資が17の目標の内、8項目を占め、家庭支援…

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リブラン鈴木会長夫人・弘子さん一周忌

コシノジュンコさんもあいさつ  昨年12月に亡くなった、㈱リブラン創業者である鈴木靜雄氏の妻・弘子さんの「一周忌感謝の集い」が25日、東京都内のホテルで開かれた。主催者である鈴木氏のほか、デザイナーのコシノジュンコさんな…

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天皇陛下、ローマ教皇と御会見

スペイン語で「ようこそ」 長崎、広島訪問に謝意  天皇陛下は25日午前、皇居・宮殿で、23日に初めて来日したフランシスコ・ローマ教皇と会見された。天皇がローマ教皇と会うのは、上皇ご夫妻が在位中にイタリアを訪問し、故ヨハネ…

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ICT活用でいじめ予防

 AI(人工知能)といったICT(情報通信技術)活用で効率的な知識習得や個別最適化の学びが実現することから、海外では学校に1人1台、ICT活用が進んでいる。  ところが、日本は5、6人に1台、遅々として進まない。11月初…

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香港民主派圧勝、選挙で示された民意の尊重を

 香港の区議会(地方議会)選挙で、民主派は452議席中、85%の388議席を獲得し、歴史的な勝利を収めた。  香港の民意が示されたと言っていい。香港政府や背後の中国政府は、デモ隊を力ずくで抑え込むのではなく、行政長官選挙…

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「壁」崩壊30年、国際社会を分断する中国の「壁」に警告を発した産経

◆いまだ分断の後遺症  「哲学者たちは世界をたださまざまに解釈してきただけである。肝心なのはそれを変えることである」。東ベルリンにあるフンボルト大学の入り口正面の踊り場の壁に、かの有名なカール・マルクスの一文が金文字で鈍…

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<年は唯、黙々として行くのみぞ>高浜虚子…

 <年は唯、黙々として行くのみぞ>高浜虚子。春が過ぎ、猛暑の夏を越え、短くなった秋と伸びてきた冬がせめぎ合う今の季節。師走を間近にした時期になると、毎年同じことを感じるようになった。  時の流れの速くなったことを驚きなが…

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中国共産党4中総会の怪

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 経済より政治引締め優先 揺らぐ習一強体制の改善急ぐ  中国で10月に共産党第19期中央委員会第4回会総会(4中総会)が1年8カ月ぶりに開催された。そこでは中国が直面する経済や香港問題等の難題…

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米副大統領がイラク訪問

イランの影響懸念、クルド重視も  ペンス米副大統領は23日、イラクを予告なしに訪問し、同国中部のアサド空軍基地で駐留米兵を激励した。ペンス氏のイラク訪問は就任後初めて。  ペンス氏は同基地で米兵約150人を前に演説し、兵…

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同盟軽視のトランプ政権

米コラムニスト ファリード・ザカリア 失われる米国の指導力 国際社会の規範を拒否  弾劾問題が話題をさらう中で、外交をめぐる問題が見逃されている。今後、弾劾と同様に重要な課題となる可能性がある。トランプ政権は、単独行動主…

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野党の「統一候補」戦略は怖い

“驕り”で長期政権に北風も  八百万の神々が在(おわ)す日本のことだから、永田町に「選挙の神様」がいたとしてもなんら不思議はない。戦前、政友会が定数466中304議席を獲得した選挙(1932年)を主導した辣腕(らつわん)…

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台湾危機救った旧日本軍中将

NEWSクローズ・アップ 「古寧頭戦役」  中国福建省アモイの対岸に浮かぶ台湾の離島、金門島。国共内戦でこの島に上陸してきた共産党軍を撃退した1949年の「古寧頭(こねいとう)戦役」で、国民党軍の作戦を影で指揮したのが旧…

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福井県職員に金品、非常識な対応を猛省せよ

 関西電力の幹部らが福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から金品を受け取っていた問題で、弁護士らでつくる県の調査委員会は、退職者を含む県職員計109人が森山氏から金品を受領していたとする調査結果を公表した。  受領額は最…

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GSOMIA失効停止で文政権の戦略ミス指摘した日本の専門家たち

◆もともと公約が破棄  「文在寅政権としては、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を失効させた方が支持率が上がる。今回ここまで降りた(妥協した)のは日韓関係と日米関係を大事にしたいという戦略の上に立っているから。(同政権…

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京都・伏見区の「伏見稲荷大社」を初めて…

 京都・伏見区の「伏見稲荷大社」を初めて訪ねた。「千本鳥居」と呼ばれる数え切れないほどの鳥居をくぐり続けて狭い山道を行くのだが、人の流れに切れ目がなかった。  登坂時は人々が黙々と上っていたが、擦れ違う下山の人たちの英語…

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再認識される消防団の必要性

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 災害時の共助の中核に 課題は団員の減少と高齢化  火災の消火活動や、全国各地で地震や風水害(気象災害)などの災害が起きた場合、消防団が出動する。今後、首都直下地震や南…

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