Date archive for 2019
ボリビア・モラレス大統領辞任
長期政権崩壊で混沌 南米ボリビアの反米左派エボ・モラレス大統領が今月10日、不正選挙疑惑の抗議デモが高まる中で辞任を発表し、メキシコに亡命した。盤石と思われたモラレス氏の長期政権が崩壊、その後のボリビアの状況は混沌(こ…
自民党本部での物産展で佐渡の魅力をアピール
二階幹事長もミカンなどを堪能 佐渡の多様な食文化の魅力を発信する「食の宝島 佐渡物産展」が20日、自民党本部の玄関前で開かれた。同党新潟県支部連合会が主催し、新潟県や佐渡市、農協関係団体らが協力した。 会場にはコシヒ…
中国の「威圧と検閲」に抗う意味
東洋学園大学教授 櫻田 淳 問われる日本の対中忖度 「自由」を脅かす北大教授拘束 「北海道新聞」(10月24日配信)記事は、北海道大学で教授職を務める中国近代史研究者が、その事由を開示されないまま、9月上旬に訪問先の上…
香港デモ対応 にらむ米中
トランプ氏 難しい判断 米上院 人権法案を可決 米上院は19日、香港の自治と人権の擁護を目的とする「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決した。「一国二制度」に基づく香港の自治が機能しているかどうか米政府に毎年検証を…
芸能人薬物事件 芸能界は根絶に立ち上がれ
人気女優の沢尻エリカ容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕された。違法行為は厳しく問われなければならないが、個人の問題として片付けるのではなく、芸能事務所やタレントを出演させるテレビ・映画業界が薬物検査を実施するなど、乱用撲…
首相在職歴代最長を評価しつつも、長期政権の緩みを戒めた日経など
◆二分された各紙論調 「首相が重点政策や憲法改正の実現を訴えていくうえでも、国民の信頼が基礎となる。自ら好んで使う『築城三年、落城一日』の戒めを改めて胸に刻むべきだ」(日経20日付社説、以下各紙同)。 安倍晋三首相の…
東京の三鷹市北野の辺りは住宅地であるが…
東京の三鷹市北野の辺りは住宅地であるが、農家も多く、散歩していると田舎にいるような気分になってくる。今の季節に家の庭先や畑の隅でよく見掛けるのが菊の花だ。 それも厚物や管物や古典菊まであって、栽培を趣味にしている人た…
米国務長官、イスラエル入植地容認
中東政策を転換 ポンぺオ米国務長官は18日、記者会見し、イスラエルが占領するヨルダン川西岸のユダヤ人入植地は「国際法に違反しない」と述べ、従来の政策を転換し、事実上容認する考えを示した。入植活動に強く反発してきたパレス…
オールジャパンで焼失した首里城の再建を
日本沖縄政策研究フォーラムの仲村覚代表らが提言 火災により多くの被害が出た首里城(沖縄県那覇市)再建のため、沖縄県と国の連携が求められる中、玉城デニー知事は「首里城の国から沖縄への所有移転の議論も必要」との考えに言及し…
ブラジルのアマゾン森林破壊、2008年以降で最悪
年間消失面積 青森県に匹敵 ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は18日、違法伐採などによるアマゾン熱帯雨林の消失が過去1年で加速し、2008年以降で最大となったことを明らかにした。地元メディアが報じた。 INPEに…
中国、米大学で知的財産を窃盗
米上院の委員会は18日、報告書を発表し、米政府から研究費を得ている中国人研究員らが、米大学・研究機関から知的財産を盗み出していると警告。その結果、米国民の税金が中国の経済、軍事力を高めることに利用されていると非難した。…
首相在職歴代最長、初志貫徹し憲法改正の実現を
安倍晋三首相の通算在職日数が20日、2887日となり、20世紀初頭に3回政権を担った桂太郎を抜き、歴代最長となった。短命に終わった第1次政権の反省を踏まえ、2012年12月の再登板以降は経済最優先で足元を固めて国政選挙…
まだまだ短い
政治評論家 髙橋利行 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の誰を好むかと問われると、日本人の多くが「信長」を選ぶという。短い人生を峻烈(しゅんれつ)に生き抜いた生き様が、日本人を引き付けて止(や)まないのだろう。 信長が好ん…
島嶼観光の課題は量より質、那覇でITOP開催
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 島嶼(とうしょ)部を持つ国々の知事らが集まり、第23回島嶼観光政策フォーラム(ITOP)が6日、那覇市内のホテルで開かれた。テーマは「観光によるSDGs(持続的発展目標)への貢献」…
先入観に基づいた弾劾 Impeachment prejudice
美は見る人次第で違ってくるというのは、当然である。しかし、意味も聞く人次第なことも、記憶を呼び戻そうとする人は覚えておく必要があるかもしれない。なぜなら、先入観という心の中の世界でフィルターにかけられた言葉には、驚くべ…
安倍晋三首相の在職日数が通算2887日となり…
安倍晋三首相の在職日数が通算2887日となり、同じ山口県出身の桂太郎を抜いて歴代最長となった。これに対し、野党をはじめ「長期政権の弊害」ばかり指摘する人々がいるが、本末転倒した議論である。 安倍政権は民主的な選挙で選…
ホームシックは国民病?
地球だより スイスに関するニュースや情報を発信しているウェブサイト「スイスインフォ」によると、ホームシックはスイス人の200年前の国民病だった。「牧人の歌に故郷への思いを馳せ、スイスの代表的児童文学作品『アルプスの少女…
米の「航行の自由」作戦の意義
日本大学名誉教授 小林 宏晨 「開かれた海」の原則堅持 南シナ海を舞台に中国と対決 長年にわたる自制の後、アメリカは、2016年1月22日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実行した。その3週間後、オバマ米大統領は、東南ア…
読書によって育つもの
今月9日に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、女優の芦田愛菜さんの祝辞が話題になった。中学生とは思えない品のある言葉を選んだ祝辞だったからだ。 芦田さんは、天皇陛下が松尾芭蕉の『奥の細道』を読まれたこと…
パリの治安悪化に懸念広がる
フランス・パリ首都圏で今年に入り、スリ被害が急増している。外国人観光客だけでなく、パリ市民も被害に遭っており、深刻さを増している。暴力事件も増加して治安が悪化する一方、移民流入への反発から極右の台頭現象が起きており、社…
日本人拘束は小さく、解放は大きく扱う朝日はまるで中国の機関紙
◆二重基準露わな朝毎 新聞はニュースの順位付けをする。1面に載せるのは重要なニュース、さほど重要でなければ中面や短報。そんな具合に振り分ける。紙面という限られたスペースと、日刊なら1日という区切られた時間枠の中で、ニュ…
気流子に鑑識眼があるわけではないが、文豪…
気流子に鑑識眼があるわけではないが、文豪の中には俳人としても評価されている人が少なくないことは分かる。俳人の長谷川櫂氏が読売に連載する「四季」で先月上旬、その一人である夏目漱石の句を採り上げた。 漱石の『思い出す事な…
能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」
稽古場に凛とした空気、「一生の宝となる貴重な経験」 神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こど…