自民党本部での物産展で佐渡の魅力をアピール
二階幹事長もミカンなどを堪能
佐渡の多様な食文化の魅力を発信する「食の宝島 佐渡物産展」が20日、自民党本部の玄関前で開かれた。同党新潟県支部連合会が主催し、新潟県や佐渡市、農協関係団体らが協力した。
会場にはコシヒカリや日本酒、番茶、バター、北沢窯の無明異焼などの物産品がズラリと並び、訪れた客には島黒豚の炭火焼きやリンゴ、ベニズワイガニなどが試食として振舞われた。会場には二階俊博同党幹事長も訪れ、ミカンやトビウオのすり身汁を食べ、舌鼓を打った。
花角英世新潟県知事は「佐渡と言えば新潟県を代表する観光地。越後とはまた異なる歴史と文化を持った豊かな島だ」とあいさつ。「果物や野菜、日本酒など豊かな食文化が残る地域なので、ぜひとも多くの皆様に味わっていただきたい」と佐渡の魅力を強調した。
三浦基裕佐渡市長も「天皇陛下の大嘗祭にはおけさ柿と干し椎茸の二品を献上させていただいた」と語り、「ぜひ買って試していただき、実際に佐渡まで来て十分に食していただければ」と佐渡への観光も呼び掛けた。同展には河村建夫元官房長官や地元選出の鷲尾英一郎衆院議員、細田健一衆院議員、高鳥修一・同党新潟県支部連合会会長(衆院議員)、猪股文彦・佐渡市議会議長、平辰・東京新潟県人会名誉会長、米農家の相田忠明氏らが参加した。
また佐渡金銀山の世界文化遺産登録を推進するフェアも兼ねており、花角知事は来年に国内推薦を勝ち取りたいとし、「世界遺産登録を目指し運動しているわれわれにご支援いただきたい」と話した。