Date archive for 2016

野党選挙協力、共産党を利した沖縄の教訓

 7月の参院選挙まで1カ月を切った。「18歳投票」が採用される初めての国政選挙だ。参院選の帰趨は政権交代に直接結び付かないが、今後の国政を大きく左右する。  とりわけ安倍政治をめぐって与野党対立が先鋭化しており、予断を許…

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4野党野合の参院選統一候補に「わかりやすい」と気安く誘う朝日

◆公約破り薦めた例も  誰が言ったのか、「理屈と膏薬(公約)はどこにでも付く」。「張り替えるほど効く」とは著名な政治家の弁とか。そんな「公約」を嫌って登場したのが「マニフェスト」。元来、声明文や宣誓文を指すそうだが、わが…

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現地のメディアでは、英国(Britain)と…

 現地のメディアでは、英国(Britain)と出口(Exit)を掛け合わせて、英国のEU離脱を意味する「ブレグジット(Brexit)」という造語まで生まれて、EUに残留するか離脱かの熱い議論の渦中にある。  その決着が歴…

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フィリピンの新大統領VS犯罪組織

地球だより  次期フィリピン大統領のドゥテルテ氏は、犯罪者の殺害に賞金を懸け、さらに死刑の復活を主張するなど、犯罪撲滅のために手段を選ばない姿勢を鮮明にしている。しかし、犯罪組織も黙ってやられるつもりはないようだ。  最…

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天安門事件27周年で記念集会

「中国の人権状況、大きく後退 元学生リーダー王丹氏が講演 「希望は市民社会にある」  中国の天安門事件(1989年)で民主化運動の学生リーダーだった王丹氏は5日、新宿の四ツ谷区民ホールで行われた27周年記念集会で講演し、…

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野党一本化の参院選を予測する各氏に共通する「共産党の“大躍進”」

◆「共産党抜き」を転換  伊勢志摩サミットが終わり、オバマ広島訪問を成功させ、消費増税延期を発表して、その勢いで参院選に突入した安倍晋三首相。「安倍一強」と言われる現状で、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くのが「参院」で…

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沖縄県議選で自公野党健闘

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 翁長派新風会2人落選 「オール沖縄」陰で“内ゲバ”  本紙既報のとおり、任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙(定数48)の投開票が6月5日に実施され、県政与野党勢力が確定した。…

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「梅雨の傘杖につきもし旅重ね」(河野静雲)…

 「梅雨の傘杖につきもし旅重ね」(河野静雲)。関東甲信地方も梅雨入りをしたが、それほど雨が降っていない。地方では、ダムの水位が下がっている所もある。群馬県の渡良瀬川上流にある草木ダムもそうで、川では10%の取水制限の処置…

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裁判員に声掛け、裁判所は安全確保策強化を

 特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)系組幹部の裁判員裁判をめぐり、不審な男2人が裁判員に「よろしく」などと声を掛けた問題は、裁判員の安全確保という課題を裁判所に突き付けた。 元暴力団員が「よろしく」  裁判で被告の…

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尖閣諸島、国際社会が認める実効支配を

 南シナ海での中国による領土拡張の動きが国際的な非難を浴びている中で、今度はわが国の尖閣諸島周辺の接続水域に、ロシア、中国海軍の艦艇が申し合わせたように相次いで入った。何故このような事態をもたらしたのか、これを機会に反省…

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ヒズボラ、南米のコカインでテロ資金を調達 Hezbollah moving ‘tons of cocaine’ in Latin America, Europe to finance terror operations

 ヒズボラは、テロ資金調達活動を中南米全域で活発に行っている。数カ月前、麻薬取締局(DEA)が、イランの支援を受けたレバノンの民兵組織ヒズボラと中南米の麻薬カルテルとの関連を指摘した。議会に8日、報告された。  DEAの…

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いまも戦乱の絶えないアフガニスタンは、…

 いまも戦乱の絶えないアフガニスタンは、かつてシルクロードの要衝で「文明の十字路」と呼ばれた。東京・上野の東京国立博物館で開かれている「黄金のアフガニスタン~守りぬかれたシルクロードの秘宝~」展で、それを実感した。  ア…

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「音速」鉄道開発への不安

地球だより  先月中旬、米ネバダ州の砂漠で新高速交通システム「ハイパー・ループ」の走行実験が公開され、次世代の移動手段として大きな注目を集めた。  「ハイパー・ループ」は、直径3・3㍍のチューブ管の中を細長い車体が浮いた…

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新元素命名、技術力の高さ示した快挙だ

 理化学研究所などのチームが世界で初めて合成した原子番号113番元素の名称について、化学者の国際組織「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」は、名称案が「ニホニウム(nihonium)」、元素記号が「Nh」と発表した。 …

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月刊朝鮮の米大統領広島訪問評、日米関係深化に複雑な韓国

「愚を犯さない」対応と指摘  オバマ米大統領の広島訪問は日米関係で画期的歴史的なものとなった。かつて戦った者同士が戦争の最大の傷跡である被爆地を共に訪ね、犠牲者を慰めた。互いを非難することなく謝罪を要求することもなく、た…

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韓国各誌がトランプ氏分析、動乱の再発誘う米孤立主義

中国の出方にも強い関心  米大統領選では共和・民主両党の候補が固まった。共和党はドナルド・トランプ氏、民主党ではヒラリー・クリントン元国務長官がそれぞれ党大会を経て、大統領選を戦うことになる。  「核保有国」を宣言した北…

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エストニアのサイバー防衛 小国のデジタルイノベーション

大国不利な非対称空間  現代、コンフリクトが起こるところにサイバーオペレーションあり、といっても過言ではないだろう。  今日の戦いでは、サイバーパワーを発揮することで、小国でもタイミングを見計らい、意表を突くことで、大国…

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世に「聞き上手」はいるが、作家古井由吉氏…

 世に「聞き上手」はいるが、作家古井由吉(よしきち)氏(78歳)のケースは「達人」の域に達しているのではないかと思えてくる。  ドイツ文学者手塚富雄(故人)によると、34歳年少の古井氏は「優秀な捕手」のようだった。親子ほ…

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揺らぐ日本の信用

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  日本というと何が浮かぶか。侵略、歴史歪曲、独島(竹島)挑発、壬辰倭乱(文禄の役)…。日本に広がる極右的な風潮、事ごとにぶつかる韓日。あまりいいことが浮かばない。とはいえ、悪いイメー…

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米で「原爆神話」めぐる議論が続く

オバマ大統領の広島訪問 日米で概ね評価の一方  オバマ米大統領が先月27日、現職米大統領として初めて、広島を訪問した。1945年8月の原爆投下以来、71年ぶりだ。日本では被爆者の9割からもオバマ大統領の広島訪問は歓迎と評…

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「期待」と「誤解」の間に 大統領選控え、潘基文氏の言動に注目

韓国紙セゲイルボ  “潘基文(パンギムン)旋風”が駆け抜けて行った汝矣島(ヨイド)が落ち着かない。  潘国連事務総長は30日、韓国を離れる際、「誤解がないことを望む」と述べたが誰も「誤解」とは思っていない。潘氏は6日間の…

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「ゼロ成長」とアベノミクス

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 投資・ベア抑える企業 売上数量見通し好転に策を  アベノミクスの下で、最近2年間の日本経済はまったく成長していない。2014年第2四半期から16年第1四半期までの8四半期(…

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大所高所に立つ指導者を

 最近、韓国メディアの世論調査では国連事務総長の潘基文氏が次期大統領候補のトップを走っている。国際化時代に相応(ふさわ)しい国際感覚と経綸(けいりん)を重ねた人物を指導者にという世論だろう。  潘氏は韓国中部の忠清道出身…

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