Date archive for 2016
「謝罪会見」という言葉は今後重みを増して…
「謝罪会見」という言葉は今後重みを増してきそうだ。事件やスキャンダルなどを起こした有名人にとって、謝罪会見は死活的に重要で、通過儀礼のようなものになっている。 事件以上に、会見の印象がその後を左右するとも言われる。裏…
NATOへ苛立ち強まるロシア
ポーランドでの軍事演習にジョージア、ウクライナを招待 北大西洋条約機構(NATO)による「包囲網」に、ロシアが反発を強めている。NATOは旧ソ連諸国のエストニアやグルジアに続き、ポーランドでも大規模な軍事演習を行った。…
丹東の情報戦
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 丹東はわが民族の歴史の舞台だった。1874年、満州の封禁令を解いた清は、2年後にそこへ安東県を作った。その名前に女真族の故郷・満州の平穏を願う心を込めたのか。安東が丹東に変わったの…
独のイスラム頭巾信教論議
日本大学名誉教授 小林 宏晨 特殊なベルリン中立法 公務で全宗教の着用物禁止 最近のドイツでは、信教の自由と国家の宗教的中立の関係をめぐる論議が深刻な問題となっている。この問題は同時にドイツ社会の約5%の少数派であるイ…
国会で求められる朴大統領の役割
韓国紙セゲイルボ 「説得する御者」になるべき 朴槿恵(パククネ)大統領が13日、国会開会式で演説した。演説は開会ごとに歴代大統領が慣例的に行ってきもので目新しいものではない。 しかし、この日の行事が歴代大統領演説に比…
危険なトランプ氏の孤立主義
オバマ外交と次期米大統領の課題(下) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 米民主党のクリントン前国務長官が大統領になった場合、外交政策はどうなるか。 オバマ大統領よりはわずかにタカ派になるかもしれないが、大…
舛添都知事辞職、停滞した都政の早期打開を
東京都の舛添要一知事が辞職することになった。自らの政治資金の私的流用問題について説明責任を十分に果たせず、都民の信頼を失い、停滞した都政を打開する見込みが立たない以上、身を引くのはやむを得まい。都政を早期に正常化し、2…
移民2世がテロリスト供給元に Ultimate sleeper cell: U.S.-born kids of immigrants are fertile jihadist recruiting grounds
移民が大きな注目を浴びる一方で、米国の移民2世らが急進的な聖戦要員の格好の供給元となっていることが浮き彫りになった。過去10年間の破壊的攻撃の少なくとも半数がこれに当たる。 週末にフロリダ州オーランドで移民2世による…
増税の再延期「連載」で財務省悪玉論を掲載した産経の「主張」に注目
◆よく言い切った連載 「財務省がこの国をだめにしてきた」――安倍晋三首相が1日に消費税増税の19年10月まで2年半の延期を表明したのを受け、産経が翌2日付から始めた連載「再延期の波紋」㊤での冒頭で、よくぞ、ここまで言い…
佐賀県有田町は日本の磁器誕生の地。泉山で…
佐賀県有田町は日本の磁器誕生の地。泉山で朝鮮人陶工の李参平が原料を発見し、焼成に成功したのは元和2(1616)年。今、その場所は国指定史跡になっていて、白磁ヶ丘公園と呼ばれている。 そのころ酒井田円西とその子、喜三右…
中国ルールに対抗 日本は開発支援と台湾との協力強化を
今月、シンガポールでのアジア安保会議で、孫建国・中国軍副参謀長は、ハーグの仲裁裁判所から南シナ海問題で判断が出ても、「そんなものには従わない」と明言した。昔、「おれがルールブックだ」と言ったプロ野球名審判がいたが、中国…
日本の憲法改正を支持する時
オバマ外交と次期米大統領の課題(中) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 不安定化するアジアの安全保障環境をどう見る。 第2次世界大戦以降、特にトルーマン、レーガン両元大統領の下でそうだったが、米国は世界の…
米乱射テロ、過激思想による凶行を許すな
米フロリダ州オーランドのナイトクラブでの銃乱射事件は、100人以上の死傷者を出し、銃乱射としては米史上最悪の被害となった。 事件は、国内で育った移民系の若者が他国の過激思想に影響を受けて破壊活動を起こす「ホームグロウ…
伊波陣営内に不協和音も、参院選公示まで1週間
革新色強まる「オール沖縄」 7月10日投開票の第24回参院選は22日の公示まで残り1週間となった。沖縄選挙区は、沖縄北方担当相で自民現職の島尻安伊子氏(51)と、革新勢力が推す元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)、幸福実現…
高校球児が政治集会の犠牲に
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 19日に那覇市の奥武山陸上競技場で革新系の政治集会が開かれるため、隣接する沖縄セルラースタジアム那覇で予定されていた全国高校野球選手権大会沖縄大会の会場が変更された問題が波紋を広げ…
実現不可能な「グリーン」の夢 The impossible green dream
信条を持っていることは素晴らしい。それが、皮肉を込めた激論でもなく、突拍子もないものでもない限りは、ほとんどどんなものでも良い。環境保護の過激主義者らは、いつしか、今のような信条を持つようになった。「グリーン」アジェン…
熊本地震の発生から2カ月。被災者の仮設住宅…
熊本地震の発生から2カ月。被災者の仮設住宅への入居が始まったが、今も145カ所で6000人以上が避難生活を余儀なくされている。 県内で全半壊した3万棟以上の家屋は、建設業者不足などもあって、その多くは手付かずの状態の…
共和幹部がトランプ氏支持
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 保守勢力の分断を回避 人種差別など暴言やまず 【ワシントン】夜が明けて、全米が驚いた。「どうなってしまったのか」と。 民主、共和両党は選挙を放り出そうとしているように見える。…
再浮上する南シナ海問題
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国の埋め立て阻止を 「9段線」の根拠を追及せよ 先の伊勢志摩サミットは世界経済への対応が中心テーマだったが、もう一つの主要テーマは海洋をめぐる対中懸念への対応だった。中国の海洋進出で緊張…
両陛下、日本芸術院授賞式に
天皇、皇后両陛下は13日午前、東京・上野の日本芸術院会館で開かれた第72回日本芸術院授賞式に出席された。 日本芸術院賞は芸術分野で顕著な功績があった人物に贈られ、今回は歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん(66)本名守田伸一ら…
皇太子殿下御夫妻、みどりの愛護式典に
皇太子殿下御夫妻は12日、千葉県柏市を訪れ、県立柏の葉公園で開かれた第27回全国「みどりの愛護」のつどいに出席された。療養中の雅子さまの地方公務は昨年10月の鹿児島県御訪問以来。みどりの愛護のつどい御出席は、2009年…
オバマ氏は「米衰退が世界の利益」と認識
オバマ外交と次期米大統領の課題(上) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く オバマ米大統領の下で、米国の指導力・影響力は大幅に低下し、世界は不安定化した。オバマ外交の背後にあるドクトリンと次期米大統領が直面す…
トランプ、クリントン両氏への反対票で投票率上昇か Voters expected to flock to polls in record numbers to vote against Trump, Clinton
2016年大統領選は、11月選挙でどの候補を支持するかではなく、民族差別主義者、うそつきと呼ばれている2人の候補者のうちどの候補に反対するかの戦いになる。この2候補が大統領になることに懸念を抱く有権者らが大挙して選挙に…