北米・中南米
コロンビア和平合意へ導いたローマ法王
「長年の流血と痛み」訴え コロンビアの半世紀続いた内戦が終わりを迎えようとしている。硬直化していた政府と左翼ゲリラの交渉を変える大きなきっかけの一つとなったのが、南米アルゼンチン出身のフランシスコ法王による強い「平和へ…
殺人事件続き死刑復活に拍車-米ニューメキシコ Horrific murders spur fight to restore death penalty in New Mexico
ニューメキシコ州のマルティネス知事は、死刑復活を改めて主張した。警官2人、少女3人が殺害されるなど残忍な殺人が続いたことで州内に動揺が生じている。 共和党のマルティネス知事は死刑を強く支持して、2010年に1期目の当…
オバマ大統領を見下す中国
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 核合意無視するイラン ロシアからはサイバー攻撃 米国大統領は威厳に満ちたエアフォースワンで着陸すると、扉が開き、用意された移動式のタラップを堂々と降り、レッドカーペットを敷い…
11月へ向けての短距離走 The sprint toward November
さて、ところで、これからが、面白いのだ。これまでに終わったことは、全部、重要ではない。少なくとも、大して重要ではない。予備選は終わり、駆け出しのボクサーらは至る所で行われる興行の前座に駆り出されている。そして、レーバー…
トランプ氏、福音派の支持を期待
特報’162016米大統領選 米共和党の主要な支持基盤であるキリスト教保守派の年次集会「バリューズ・ボーター・サミット」が8日から4日間、ワシントン市内で開催された。大統領選では保守派の動員が勝敗を左右することもあるた…
依然深刻な脅威、9・11同時テロから15年
米各地で追悼式典 日本人24人を含む約3000人が犠牲になった2001年の米同時テロから15年を迎えた11日、ニューヨークの世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」や首都ワシントン郊外にある国防総省、ペンシルベニ…
「9・11」15年、教訓直視しテロ対策強化せよ
米国で3000人近い犠牲者を出した同時多発テロから11日で15年を迎えた。今年もニューヨークの「グラウンド・ゼロ」では追悼式が厳粛に営まれ、テロ防止を誓い合った。 世界中で脅威高まる テロを実行した国際テロ組織アル…
クリントン氏のメールは敵サイバー攻撃を受けていた Clinton email compromised in hostile cyberattacks
ヒラリー・クリントン前国務長官の電子メールに関する連邦捜査局(FBI)の極秘報告が公開され、補佐官に送ったメールが国外の敵対勢力の不正なアクセスを受けていたことが明らかになった。 FBIは、サイバー攻撃がどこからのも…
9・11以来最大のテロの脅威にさらされる米国 Islamic State makes terrorism threat facing U.S. gravest since 9/11 attacks
米政府のテロ対策担当の高官は7日、米国と、欧州の同盟国が直面する脅威は、15年前の9・11同時多発テロ以後で「最も大きく、広範囲に及び、深い」と語り、世界的にテロの脅威が強まっていることを強調した。 国家テロ対策セン…
最後のアジア歴訪で軽視されるオバマ氏 Obama disrespected on final Asia trip
オバマ大統領の最後のアジア歴訪で、そのレームダック(死に体)ぶりが明らかになった。 オバマ氏は5日夜、ラオスに到着、同国を初めて訪問する米大統領となった。10回目のアジア訪問でかつてないほどの軋轢(あつれき)、対立に…
トランプ氏が移民退去を撤回
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 国境管理の強化が必要 問題の最終的解決は合法化 ドナルド・トランプ氏の移民政策をめぐるどたばたが一つ役に立ったことがあるとすれば、移民政策が最終的にどこに落ち着くべきかをはっ…
成長率1%の経済 The 1 percent economy
偉大なる米国の経済のエンジンにできることは、本当にせいぜいこれだけか。ヒラリーが先月、民主党全国大会での演説の中で高々とうたったように、今は本当に、「米国の(新たに始まる希望の)朝」なのであろうか。(この言葉はロナルド…
米大統領選、国際情勢見据えた政策論争を
米大統領選は5日のレーバーデー(労働者の日)を境に終盤戦に入った。世論調査では、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官がリードを保っている。超大国の大統領候補として、米国のみならず国際情勢を見据えた政策論争を期待した…
核合意めぐりイランに極秘で譲歩か U.S., allies offered secret concessions to Iran in nuclear deal
オバマ政権と米国の同盟国は、昨年の核合意でイランに科せられた主要な制裁を回避するのを認める「秘密」合意をイランと交わしており、そのためイラン政府への主要な制裁は、核合意の定めた期限までに緩和されることになると指摘する報…
ルセフ氏罷免、前途多難のブラジル経済改革
ブラジルで「政府会計を不正操作した」として5月から職務停止中だった左派の労働党政権のルセフ大統領が弾劾裁判で罷免された。 貧困対策や手厚い労働者保護を重視してきたルセフ氏は、経済悪化の責任を問われる形で政権から追放さ…
トランプ氏、メキシコの人々を「非常に尊敬」 Donald Trump recedes: ‘Great respect’ for Mexicans
ドナルド・トランプ氏は31日、不法移民に関するこれまでの主張を変えないと約束したが、世界の舞台に上がると、これまでのメキシコに対する暴言をトーンダウンさせた。一方で、初めての外国の元首を訪問し、自由貿易で譲歩を勝ち取っ…
南米初開催の夏季五輪に思う
地球だより 南米初開催の夏季五輪となったリオデジャネイロ五輪が成功裏に幕を閉じた(パラリンピックは今月開催)。 開催国のブラジルでは、スポーツ報道の多くがサッカーに割かれるが、五輪開催を通じて得意とするバレーや柔道だ…
トランプ氏「国境に壁」強調
移民政策で強硬姿勢崩さず 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は31日、西部アリゾナ州で不法移民政策に焦点を当てた演説を行った。この中でトランプ氏は、メキシコとの国境沿いに「強固な壁を建設する」と訴えたほか、大統…
福祉拡大が「結婚離れ」の一因に、米研究機関が報告書
「結婚罰」に直面する低中所得層 家庭を強化する制度が必要 米国で進む「結婚離れ」の背景として、政府の社会福祉政策の影響が指摘されている。米民間研究機関は、結婚して世帯の総所得が増えると福祉手当がカットされる「結婚ペナル…
パリ協定批准に上院の承認は不必要-ホワイトハウス White House defends Obama evading Senate on Paris climate deal
ホワイトハウスは29日、上院の承認なしで「パリ協定」を批准するとしたオバマ大統領の決定を擁護したが、今週の中国訪問中に批准を発表するとの中国の報道を確認することはなかった。 しかし、オバマ氏と中国の習近平国家主席が、…
「財団」通じ巧妙な資金集め
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー クリントン家復活へ 根深い電子メール問題 バーニー・サンダース氏は、ヒラリー・クリントン氏のスキャンダルの本質がまったく分かっていない。1回目の討論会でサンダース氏が、電子メ…
クリントン陣営、トランプを国家反逆罪呼ばわり Hillary and treason
とんでもなく恥知らずな話に聞こえるが、日曜日、クリントン陣営の選挙参謀ロビー・ムックは、ABCニュースで、ドナルド・トランプが「この選挙戦においてクレムリンの単なる操り人形に成り下がっているというのは、本当かどうか」と…
核合意後もイランの態度は変わらず Confrontations reveal Obama’s nuclear deal having little effect on Iran’s behavior
イラン核合意が鳴り物入りで交わされ、イラン政府・軍の行動が穏健化するとオバマ政権高官らが希望を表明してから1年、イランと米国の海軍がペルシャ湾で今週、2度にわたって危険なほど接近したことで、イランが何を意図しているのか…