コロンビア和平合意へ導いたローマ法王


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「長年の流血と痛み」訴え

 「世界最長の内戦」と呼ばれ、半世紀以上にわたって多くの犠牲者を出してきた南米コロンビアの内戦が、先月24日、コロンビア政府と同国最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の間で最終的な和平合意に達したことを受け、終息へと向かいつつある。

 1960年代から始まったコロンビア内戦の歴史では、幾度となく和平交渉の機会が持たれたが、いずれも失敗に終わってきた。麻薬密売や誘拐を主な資金源とする左翼ゲリラは、その豊富な資金力で一時は政府軍をも圧倒、国土の3分の1以上をその支配下に置いたこともある。


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