国際
JRパス問題とおもてなし
地球だより 観光で日本を訪れる外国人向けにJR各社が販売している切符の一つに、全国の旅客鉄道を乗り放題で使える「ジャパン・レール・パス(通称JRパス)」がある。 JRパスはこれまで、海外在住の永住権を持つ日本人や外国…
綻び露呈した大統領制、内閣制へ改憲すべき
韓国紙セゲイルボ 社会の変化のスピードが急なのに対して、政治のそれは驚くほど遅い。軍部独裁終息、大統領直選制改憲を勝ち取った1987年体制が破綻しているのはそのためだ。 現在の大統領制は相手に1%だけでも勝てば全てを…
トランプ次期米大統領、外交・安保チームに軍人重用
トランプ次期米大統領が外交・安全保障チームに元軍幹部を積極的に登用している。文民統制(シビリアンコントロール)を危ぶむ声もあるが、米国では建国以来、元軍人が政府の要職に就くのは珍しいことではない。軍人というと一般的に好…
“神の贈り物”半導体
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1995年は歴史的な年だ。輸出が1000億㌦を突破。数十年間叫び続けた“輸出立国”の達成を物語る数値だった。ギリシャ神話に出てくるヘスティアの炉のように「輸出の火は消えない」という…
韓国“脱神話化”の結末は?
韓国紙セゲイルボ 風前の灯火の自由民主体制 朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾案が国会で可決されると、ある野党議員は、「これで朴正煕(パクチョンヒ)時代は終わった」と言った。つまり、朴大統領弾劾は(朴正煕による)産業化神話…
露大使射殺、報復の連鎖を絶ち切るべきだ
トルコでのロシア大使射殺事件を受け、両国は「テロとの戦いを強化」(ロシアのプーチン大統領)で一致、民間人をも巻き込んだシリアでの反政府勢力への攻撃が激化するのではないかと懸念が強まっている。 シリアで民間人犠牲に …
オバマ政権下で民主党が後退 Obama takes some blame for staggering Democratic losses during presidency
オバマ大統領は、自身が率いた民主党が全米で大敗北したことを振り返り、自身の利益となる組織づくりばかりにいそしんでいたという非難を受け入れている。 オバマ氏は19日、リセッション(景気後退)と二つの戦争を抱えて2009…
次期政権は立憲主義を守れ
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー オバマ政権の8年間 行き過ぎたリベラリズム 民主党員は冷戦終結後の20年間、ロシアの挑発と報復をどちらかというと楽観的に捉えてきた。オバマ大統領が2012年に、ロシアは主要な…
ティラーソン氏の指名 The Tillerson nomination
閣僚級候補者の信頼性、人となり、そして力量に関して、真剣な条件付けをすることは構わないが、すべての大統領には彼の閣僚を選択する資格がある。大統領は結局、あらゆる事に責任を負う人なのであるから。 次期大統領が国務長官に…
裁判所に圧力合戦
地球だより 国政介入事件をめぐる朴槿恵大統領弾劾案可決でその是非を審理する憲法裁判所がデモの圧力にさらされている。 先週末、ろうそくデモ参加者たちは「弾劾しろ」、一方の大統領支持者たちは「弾劾棄却」をそれぞれ叫びなが…
内憂外患の中国指導部
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 トランプ氏、強硬姿勢へ 経済低迷・格差拡大で党不信 12月2日に、米次期大統領トランプ氏が台湾総統の蔡英文氏と電話会談をしたとのニュースが駆け巡った。米国が中国と国交樹立し、台湾と断交後6…
信教の自由擁護団体、共和党主導の議会に失望 Republican-led Congress disappoints advocates of religious freedom
共和党主導の連邦議会は、信仰を持つ人々が公共の場で信仰を実践することを支援する責務を果たさず、政府は良心的兵役拒否に対して敵対的だ。信教の自由擁護者らはこう主張している。 修道女らは、ローマ・カトリックの慈善団体の職…
変質する韓国ろうそくデモ
朴大統領退陣に追加要求 親北議員釈放からTHAAD反対も 韓国の国政介入事件をめぐるソウルの大規模ろうそくデモが変質している。従来通り朴槿恵大統領の即刻退陣などを求めつつも、服役している元親北議員の釈放運動をしたり、北…
どこへゆくEU離脱の英国
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 交渉難航、経済的損失も 選択迫られる在英日本企業 英国の欧州連合(EU)からの離脱(Brexit)は、日本では対岸の火事のように思われがちであり、本年6月23日の国民投票の際に…
自己中過ぎるタクシー
地球だより 日本でタクシーを利用するとき、目的地を運転手に告げるのはだいたい車内に乗り込んでからだろう。しかしフィリピンでは乗り込む前に目的地を告げるのが一般的だ。なぜなら目的地による乗車拒否が日常的に行われているから…
トランプ氏、アジア太平洋に戦略的関与を
トランプ次期米大統領は台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行うなど「一つの中国」の原則に縛られる必要がないとの見方を示している。 「一つの中国」に縛られず 米大統領や大統領選の当選者が台湾トップと会談したのは、197…
潜水機奪取「前代未聞の行為」 トランプ氏、中国を強く批判
中国海軍艦船が南シナ海の公海で米海軍の無人潜水機を奪った問題について、トランプ次期米大統領は17日朝、ツイッターで「中国が公海上で米海軍の調査用無人潜水機を盗んだ。前代未聞の行為だ」と強く批判した。トランプ氏は同日夜に…
ミャンマー政府、ロヒンギャ問題で外交攻勢
ミャンマー政府の実質的トップであるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は、12月初旬に予定していたインドネシア訪問を取りやめた。ミャンマー西部ラカイン州で国軍がイスラム教徒ロヒンギャを迫害しているとして、ジャカルタの…
中国で元軍人らが抗議デモ China military unrest
ドナルド・トランプ次期大統領の米中関係をめぐる最近の発言に、中国共産党指導者らは懸念を抱いているが、その一方で、職に就けないことに不満を持つ、何万人もの元軍人らが騒動を起こし、不安が高まっていることに懸念を強めている。…
治安悪化で観光業不振
地球だより 2010年の暮れから始まった「長期独裁政権打倒、民主主義の確立」を目指した「アラブの春」の運動以降、中東諸国ではテロの多発により治安の悪化が進んだが、それは観光業を直撃し、観光が主要な外貨獲得源のエジプトで…
対決民主主義から合意民主主義への転換図れ
韓国紙セゲイルボ 国会での朴槿恵(パククネ)大統領弾劾以後、憲法裁判所は決定を最大限操り上げなければならない。今回の事件は関連疑惑が多く、しかも、朴大統領が疑惑内容の相当部分を認めていないので、事実関係で激しい攻防が予…
「慰安婦」問題、地方に追悼施設建設へ
「癒やし金」生存者の6割受領 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり日韓両政府が昨年12月に合意した内容を受けて発足した韓国の「和解・癒やし財団」は、同問題の追悼施設を地方に建設する方針を固め、早ければ23日の理事会で正式に決…
日韓の軍事情報保護協定
必要性説く保守メディア かつて韓国は日本文化開放をすれば、韓国の映画産業や文化コンテンツ業界が打撃を受けると反対していた。ところが、いざ、ふたを開けてみると、逆に日本に「韓流ブーム」が巻き起こった。韓国コンテンツが大量…