国際
アマゾン熱帯雨林の消失、5兆㌦以上の世界的損害にも
今月発売の「自然気候変動ジャーナル」によると、ブラジル政府がアマゾン熱帯雨林の消失に対して有効的な対策を取らない場合、世界各国にかつてないほどの損害を与える可能性があることが分かった。ブラジルメディアが報じた。 同誌…
金正恩の“平和”に騙されるな
韓国紙セゲイルボ 韓国内の混乱、安保瓦解狙う 昨日まで核実験をし、血縁を殺していた独裁者金正恩(朝鮮労働党委員長)が平和の微笑を浮かべている。人々は冷戦のカーテンが開いたと歓呼し、金正恩の人気が南側で沸騰する珍現象まで…
平和へのスロー・ダンス The slow dance to peace
私たちは、反省し、忍耐し、そして,スロー・ダンスを踊っていられる時代には生きていない。私たちの時代は、即座の満足表明を求める。できるなら、それも、早ければ早いほど良いのだ。有名なシンガポールでの(トランプ大統領と金正恩…
フランスでイスラム過激派のテロ多発、対策で情報集中管理目指す
フランスは、この3年間、イスラム過激思想によるテロがヨーロッパで最も多く発生している。昨年発足したマクロン政権はテロ対策改正を行い、公約の一つである情報の集中管理体制に近づけるため、今月に入り32項目からなるテロ対策プ…
ロナウドと「チップの話」
地球だより クリスティアーノ・ロナウド(33)は次季からスペインのレアル・マドリードからイタリアのセリエAの王者ユベントスに移籍する(4年契約、推定移籍金1億ユーロ)。ロナウドは既にトリノ入りし、ファンにお披露目の記者…
米国接近で揺れる北朝鮮内部
北朝鮮の体制を支える二本柱は反米主義と反日主義である。金日成は日本帝国と戦った抗日戦争の英雄であり、米帝国と戦った抗米戦争の英雄だと宣伝する。 外に敵をつくって国民の敵愾心を高め、国民結束を図るのが独裁政権の常套手段…
若者の歪んだ歴史観、政治の方向性誤らせる恐れ
米国の分断 第2部 反米・容共の風潮 (7) 「ばかげている、ばかげている」。共産主義の残虐な歴史を後世に伝える活動を行う米非営利組織「共産主義犠牲者追悼財団」のマリオン・スミス事務局長は、本紙のインタビューの最中、険…
米の輸入車関税、どの国の利益にもならない
トランプ米政権が検討する自動車・同部品への輸入制限措置に異論が続出している。 米商務省は輸入制限について、国内外の企業や外国政府の代表者を招いて意見を聞く公聴会を開いた。証言者の多くが経済に悪影響を及ぼすとして反対意…
駐独米軍のポーランド移駐を
米コラムニスト マーク・ティーセン 対露抑止力を強化 ドイツは防衛支出未達成 トランプ米大統領のヘルシンキでの行動に非難が集まったが、トランプ氏がその非難を封じ込め、同時に米国の国家安全保障を強化しようと思えば、一度の…
甦るマルクスの亡霊、ミスリードするメディア
米国の分断 第2部 反米・容共の風潮 (6) この2年間で新会員を一気に増やし、影響力を拡大させている左翼政治団体「アメリカ民主社会主義者」(DSA)。そのオレゴン州ポートランド支部で共同議長を務める女性が今月初め、ツ…
新兵器開発も実戦経験なし、米国防長官が中国軍を牽制
マティス米国防長官は兵士、学者として長期にわたり米軍に深く関わり、イラク、アフガニスタンでも戦闘経験がある。先月、中国・北京を訪問し、中国軍幹部、習近平国家主席と会談、その間、記者らと公開、非公開の会合を何度か開いたが…
有事に備えるスウェーデン
日本大学名誉教授 小林 宏晨 全480万世帯に小冊子配布 抵抗を放棄しない決意示す スウェーデン政府は、「危機と戦争が勃発する場合」と題する小冊子を印刷させ、5月18日から6月3日までの「危機準備週間」中に全スウェーデ…
左翼政治団体の躍進、社会主義に惹かれる若者
米国の分断 第2部 反米・容共の風潮 (5) 2016年の米大統領選以降、急速に勢力を拡大している政治団体がある。「アメリカ民主社会主義者」(DSA)という米国の社会主義化を目指す左翼団体だ。米メディアによると、500…
外交関係緊張も米国製兵器の輸出は好調 U.S. arms sales high even with diplomatic tensions
トランプ米政権の強硬な国際経済政策は海外の同盟国の反発を招いているが、世界における米国製兵器の売り上げは落ちていないという。大統領の「バイ・アメリカ」キャンペーンで重要な役割を担う国務省高官が語った。 ティナ・カイダ…
被害者意識を超えて、黒人の成功物語に焦点を
米国の分断 第2部 反米・容共の風潮 (4) 「私は今も昔もラディカル(急進論者)だ」。米バージニア州にあるジョージ・メイソン大学の研究室で本紙のインタビューに応じた黒人のウォルター・ウィリアムズ特別教授は、笑いながら…
ロシア接近で中国との引き離し狙うトランプ氏 Trump charm offensive a strategic bid to detach Russia from China: experts
トランプ米政権はこの1年半、ロシア政府に対して数多くの厳しい措置を取ってきた。外交アナリストらは、ヘルシンキでの会談でのプーチン大統領に対する魅力攻勢によって、これまでの厳しい対応が後退するのではないかと指摘している。…
賄賂を拒否した高潔な警官
地球だより フィリピンの警官と言えば、残念ながら「腐敗」というイメージが常に纏(まと)わりつく。あまりに多い警官による汚職事件がそうさせているのだが、中には高潔さを保っている警官もいるようだ。 このほどマニラ首都圏で…
カンボジア、強権与党独走の総選挙
今月29日のカンボジア総選挙まで1週間余りとなった。長期政権を維持してきたフン・セン首相は、前回躍進した最大野党を解散に追い込み、場外へと追い出した。与党に対抗できる有力野党はなく、政府に批判的なメディアも強権を使って…
マクドナルド平壌進出実現なら北の変化加速
韓国紙セゲイルボ マクドナルドは五輪公式スポンサーとして会場周辺に売り場を開く。最も興味深いのが選手村店だ。選手にはすべてのメニューが無料で提供され、国家代表選手たちが列をなす。2年前のリオデジャネイロ五輪では、北朝鮮…
警察は黒人の脅威か、放置される「不都合な真実」
米国の分断 第2部 反米・容共の風潮 (3) 黒人が警官に射殺された事件をきっかけに全米に吹き荒れた反警察運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」(BLM)。この運動により、人種的偏見を持つ白人警官が罪なき…
ハチドリに出会う
地球だより ブラジルに来て驚いたことの一つが野鳥の色彩だ。サンパウロやリオデジャネイロなど都会に住んでいると野鳥を見る機会は少ないが、郊外に行くと、実に多種多様な南米特有の野鳥に出会える。 先日、地方に住む知人が持つ…
キオスク時代
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 キオスク(kiosk)は宮殿を意味するペルシャ語「クシュク」に由来する言葉だ。その影響を受けたトルコ人たちが夏の別荘やあずま屋を「キョシュク」と称した。 オスマントルコの征服君主…
世界覇権への野望隠さぬ中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 海外に次々と軍事基地 米の台湾重視路線に過剰反応 覇権国家の中国は着々とその野望に向かって前進しているように見える。ただ残念ながら日本においては民主主義を弱体化そして軽視…