国際
死刑執行人の苦しい立場 The executioner’s complaint
死刑は、ほとんどあらゆる所で大きな議論を呼ぶ問題であり続けている。数カ所の世論調査では、国が認める殺人が、米国ではかつてのように評判が良くないことが示されている。20年前には、世論調査によって、80%の米国人が「命には…
高騰するパリの高級住宅
地球だより パリ中心部、凱旋門近くの250平方メートルの高級アパートが5年前の3倍の値段で米国人富豪に買われたと、仏国営TVフランス2が報じた。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)で世界の富裕層がロンドンからパリ…
独サッカー代表トルコ系選手、人種差別を理由に引退
サッカー・ドイツ代表の1人、MFメスト・エジルが先月22日、ドイツ代表を引退すると表明、その理由として「独サッカー連盟(DFB)内の人種差別主義と尊敬心のない無礼な言動」を挙げたことが明らかになり、DFBばかりか、政界…
国連制裁委報告、看過できぬ北の違法「瀬取り」
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会・専門家パネルがまとめた中間報告書は、北朝鮮が今年、洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」により石油製品や石炭の密輸を大幅に増やし、その手口も巧妙化していると指摘した。非核化への具体的な…
民主主義の弱体化狙う露
米コラムニスト マーク・ティーセン 不発だった露との会合 クリントン氏勝利も想定 ワシントンでは誰もが、トランプ陣営がロシアと共謀したことを示す証拠をモラー特別検察官が提示するかどうかを息を殺して待っている。今のところ…
北を喜ばす韓国の融和政策
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 「反共国家」から様変わり 醸成された親北朝鮮ムード 今回は筆者の個人史と韓国について書きたい。筆者が韓国の地に初めて足を踏み入れたのは1969年3月のことで、4年後の73年に留学の途に…
中国、米民生技術を軍事転用
フォード米国務次官補(国際安全保障・不拡散担当)はニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所で行った講演で、中国企業との事業協力によって米企業が提供した民生用技術が、中国軍や同国の核兵器開発計画の強化に利用される可能性があ…
ビンラディン母に初インタビュー、「大学時代、別人に」
「ムスリム同胞団に洗脳された」 国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者だったウサマ・ビンラディンの母親アリア・ガネム氏が2日までに英紙ガーディアンと初のインタビューに応じ、大学生の時期に「全く違った人物になってしまった…
トランプ米大統領、露疑惑の捜査中止要求
トランプ米大統領は、ロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査について中止を要求するなど、批判のトーンを高めている。11月の中間選挙が迫る中、ロシア疑惑をめぐる報道が連日のように続いていることにいら立ちを強めているもようだ。…
中国による台湾侵略を阻め
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 日米は毅然たる態度示せ 台湾との交流深め絆構築を 最近日本のメディアは米中経済戦争、とりわけトランプ米大統領の保護主義的スタンスを批判的に報道している。まるでトランプ大統…
セッションズ米司法長官、信教の自由擁護でタスクフォース設置 Sessions forms religious liberty task force
ジェフ・セッションズ米司法長官は7月30日、司法省内に宗教系組織を差別から守る信教の自由タスクフォースを設立すると発表した。 トランプ大統領は昨年10月、政府機関に対し、政府の規制に抵触したとしても信教の自由を擁護す…
ジンバブエ大統領選は現職が当選、野党は拒否
選管、最終結果を発表 ジンバブエ選挙管理委員会は3日未明、7月30日投票の大統領選挙の最終結果を発表し、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)のエマーソン・ムナンガグワ現大統領(75)が最大野党・民…
米議会、空爆による民間人犠牲者数の監視要求 Congress calls for watchdog at Pentagon to limit civilian casualties from airstrikes
国防権限法案がトランプ大統領の署名を受けるためホワイトハウスに送付された。法案では、国防総省の作戦、報告に関する規則が厳格化される。米軍幹部は、米軍の空爆と軍事作戦による民間人の死傷者に関する説明をせず、最小限に抑える…
活力感じる古都コンヤ
地球だより 首都アンカラに近い、トルコ最古の都市コンヤに行く機会があった。コンヤはセルジュク・トルコ時代の首都だった。 トルコ最大の都市イスタンブールとアンカラは、高速鉄道で結ばれていることはよく知られているが、アン…
比大統領が施政方針演説、麻薬戦争の必要性強調
フィリピンのドゥテルテ大統領が、就任後3回目となる施政方針演説を行った。内政では治安当局の超法規的殺人を辞さない強硬な取り締まりに人権批判が出ている麻薬戦争について、継続の必要性を国民に訴えたほか、ミンダナオ島における…
縄文時代から解く日本の対東南アジア関係
韓国紙セゲイルボ 最近、日本では縄文時代に焦点を当てる作業が活発化している。メディアでは現代日本人のDNA情報の20%を縄文人から引き継いでいるとか、縄文時代の女性遺骨のゲノムは8000年前のラオス遺跡、4000年前の…
大陸国家・中国の海洋進出に矛盾 澁谷司氏
中国の野心と米国 拓殖大学海外事情研究所教授 澁谷 司氏に聞く 中国を軸としたユーラシア経済圏構築を目指した「一帯一路」構想などダイナミックな戦略の下、中国は2049年の建国100周年をゴールとした「100年マラソン」…
行列のできる人気店
地球だより ワシントン市の北西部にレンガ造りの美しい街並みで知られるジョージタウンがある。先日、家族で観光に行ったついでに、そこの一角にある人気カップケーキ店「ジョージタウン・カップケーキ」を訪れた。 このカップケー…
ニカラグア、反政府デモで死者400人超
中米ニカラグアで、社会保障制度改革に端を発した反政府デモが続いている。デモ隊と治安部隊の衝突などによる死者は400人を超えており、対応が急がれている。 (サンパウロ・綾村悟) 社会保障改革に反発 政権派の民兵が暴力、人…
干渉好きな政府
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 わが国の旅行収支の赤字は2010年の84億㌦から17年には172億㌦と、2倍以上増加した。国内旅行で使うお金より海外旅行で使うお金が多いことの結果だ。旅行収支の赤字を減らそうとすれ…
一筋縄ではいかぬ北非核化
元統幕議長 杉山 蕃 莫大な経費と時間必要 KEDOの失敗繰り返すな 華々しく実施された米朝首脳会談から1カ月半が過ぎた。その後の進展は目立ったものはなく、政治ショーにすぎなかったのではないかという見方も有力である。今…
韓国動乱の休戦協定締結から65年、終戦宣言で異見膨らむ米朝
韓国紙セゲイルボ 今年は韓国動乱の休戦協定締結65周年だ。戦闘行為を止めただけで、戦争を終わらせたわけではない。軍事休戦委員会と中立国監視委員会は板門店に臨時テントを張った。当時、休戦協定が65年間も維持され、韓半島の…
3D印刷銃、データ公開差し止め 米連邦地裁
米首都ワシントンの連邦地裁は31日、テキサス州の「ディフェンス・ディストリビューテッド(DD)」に対し、3Dプリンターで製造可能な銃のインターネットデータ公開の一時的な停止を命じた。所有者の特定できない銃の製造が可能に…