ロナウドと「チップの話」
地球だより
クリスティアーノ・ロナウド(33)は次季からスペインのレアル・マドリードからイタリアのセリエAの王者ユベントスに移籍する(4年契約、推定移籍金1億ユーロ)。ロナウドは既にトリノ入りし、ファンにお披露目の記者会見をしたばりだ。
そのロナウドはシーズン明け前、家族と一緒にギリシャのコスタナヴァリノのリゾートホテルで夏季休暇を楽しんだ。レアル最後のシーズンではチャンピオンズリーグ(CL)で3年連続優勝に貢献する一方、ワールドカップ(W杯)ロシア大会では主将としてポルトガル代表を率いた。強靭(きょうじん)な体力を誇るロナウドだが、その体には疲れが溜(た)まっている。家族との休暇で疲れを落とし、ユベントスのロナウドとして心身を整えるのが休暇の狙いだったのだろう。
スペイン日刊紙が報じたところによると、休暇を終え、ホテルを後にする時、2万ユーロ(約260万円)をチップに置いていった。そしてホテルのマネジャーに「皆に等しく分けてほしい」との言付けも忘れなかったという。ロナウドのチップは桁が違う。ちなみに、ロナウドの年俸は推定約3000万ユーロだ。
さて、ロナウドはサッカー界で入れ墨をしていない数少ないスター選手だ。その理由を問われたロナウドは「入れ墨をすると献血が出来なくなるからね」と説明した。ロナウドは定期的に献血をしていることはよく知られている。神から与えられた体を大切にするという。自宅では野菜を栽培している。ロナウドに関してさまざまな噂や中傷がメディアで流れて来るが、彼ほどファンを大切にする選手は今のサッカー界にはいないだろう。
(O)