韓国・北朝鮮
サード問題、超党派合意で中国説得を
韓国紙セゲイルボ 中国は韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)配置が中国を狙っているとして、米国が東アジア太平洋再均衡戦略の一つとして、韓国に中国を監視するレーダ網を敷いていると主張している。 サードには2種…
危機的な北朝鮮の人権状況
国連の元「拷問問題特別報告者」ノバク教授に聞く(上) 国際刑事裁への提訴を支持 北朝鮮最高指導者の金正恩第1書記は国際社会の批判にもかかわらず核実験を実施、長距離弾道ミサイルを発射し、軍事力の強化に乗り出す一方、国民へ…
安保理対北制裁、今度こそ実効性を確保せよ
4回目の核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の新たな制裁決議が採択された。 過去の制裁が効果を上げてこなかったことが、北朝鮮の暴挙を許す結果となっている。今度こそ制裁の実効…
“千ウォン学食”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2006年に米国研修に行ったが、最初は生活雑貨がたくさん必要だった。1年後に帰国するので、使い捨て程度のものでいい。この時、見つけた便利な「ダラー・ツリー」はわが国でいう「千ウォン…
求められる真の「創意的外交」とは
韓国紙セゲイルボ 言葉だけでなく「具体的実践」を 1月、外交安保部署業務報告で朴槿恵(パククネ)大統領は、「6者協議だけでなく、北朝鮮を除いた5者協議を試みるなど、多様で創意的な接近方法を探さなければならないだろう」と…
厄介な「報復運転」
地球だより 今はそれほどでもなくなったが、ひと昔前までは外国人がソウルで車の運転をマスターすると「大したもの」と褒められた。スピードの出し過ぎ、頻繁な車線変更、無理な割り込みなどが横行するため、のんびり紳士的な運転をし…
韓国・朴槿恵政権発足から3年 安保で強硬、成果出ぬ経済
韓国の朴槿恵大統領が25日で就任から3年を迎えた。武力挑発を止(や)めない北朝鮮に断固たる姿勢で臨む半面、経済ではこれといった成果に乏しい。直近の支持率は42%で不支持(45%)と拮抗(きっこう)している。4月の総選挙…
対北朝鮮制裁として自由市場に注目せよ
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮の核・ミサイル挑発後、交渉で補償を引き出し、さらにまた挑発するという悪循環を断ち切らなければならない。それには北自らがこの悪循環から抜け出せるようにすることが最善の策だ。 国際社会は対北朝鮮制…
最高齢の記録王
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 カエサル、リンカーン、エジソン、丁若鏞(チョンヤギョン)(朝鮮後期の実学者)。彼らの共通点は、とんでもないメモ魔だった点だ。地上の王座に就き、膨大な創作物を残した秘訣(ひけつ)はメ…
核・ミサイルの次は対南テロか
韓国紙セゲイルボ 今国会で防止法の制定急げ 北朝鮮の第4回核実験と長距離ミサイル発射に続き、今度はテロに対する憂慮が大きくなっている。最近、国会の「緊急安保状況点検党政協議」で、金正恩(キムジョンウン)北朝鮮国防委員会…
北朝鮮 対韓テロ・工作 激化の兆候
北朝鮮が韓国担当部署の責任者に相次ぎ超強硬派を抜擢(ばってき)し、テロや工作で韓国に攻勢を掛けてくる可能性が高まっている。実際にサイバーテロの兆候も確認されているといい、韓国政府は警戒を強めている。(ソウル・上田勇実)…
中韓蜜月と日米韓協力の間 振り子はどこまで振れるか
UPFの会議に参加する機会があり、韓国を訪れた。 北朝鮮の核、ミサイル実験に対し、朴槿恵政権が南北協力の開城工業団地を閉鎖した。中国が猛反発する米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備への公式協議にも踏み切った。そ…
基礎科学研究への支援遠い未来見て投資を
韓国紙セゲイルボ 100年前アインシュタインが主張した重力波の検出に成功したライコ科学協力団(LSC)の快挙は世紀の発見であり宇宙を研究する「重力波天文学」という新しい基礎科学の誕生を知らせる出発点と評価される。 今…
項荘の剣舞
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「力抜山気蓋世…」。力は山を抜き、気概は世をおおうという意味だ。垓下城で劉邦軍に囲まれて四面楚歌状態に陥った項羽。愛妾の虞との別れを悲しんで歌った垓下の歌の一節だ。“西楚の覇王”項…
日米中G3体制と韓国の危機
韓国紙セゲイルボ 国家利益が犠牲になる公算も 2012年9月、中国大陸では反日運動が燎原の火のように広まった。日本の尖閣諸島国有化措置が導火線だった。尖閣海域には両国の船舶と航空機が対立し、一触即発の戦雲が漂っていた。…
韓国軍が規定、「北のロケットはICBM」
韓国紙セゲイルボ 韓国軍当局は7日、北朝鮮が発射した長距離ロケット(ミサイル)を事実上の大陸間弾道ミサイル(ICBM)だと規定した。 国防部関係者は9日、1次分析結果を説明し、「北朝鮮の『光明星4号』衛星発射は人工衛…
ソルナル(陰暦元日)
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 旧正月の連休が始まった。土曜日と代替休日を合わせると5日間になる。陰暦の元日であるソルナル(8日)の前後で、約3600万人の“民族大移動”が“予告”されている。 朝鮮後期の歳時風…
韓国に燻る「核武装論」 北核実験ごとに噴出
“脅し”の裏に米への注文 韓国でまたぞろ「核武装論」が出てきている。北朝鮮が1月に行った核実験を受けての動きだが、北が核実験やミサイル発射などを行うたびに出てくる“勇ましい”掛け声である。 最近になって「核武装論」を…
北核問題論じる月刊朝鮮 中国に解決のカギなしと分析
72年米中接近に“責任転嫁” 北朝鮮の第4回核実験(1月)について中国が国際社会から責められている。北朝鮮の核・ミサイル実験を禁止している国連安保理事会の常任理事国であり、北朝鮮とは「唇歯」の同盟関係にある中国がその任…
韓国救ったフリート在韓米八軍司令官
韓国紙セゲイルボ 新たな国定教科書に記載を 韓国の教科書に長らく載っていたものの消えてしまった人物がいる。ジェームズ・ヴァン・フリートだ。韓国動乱の時の在韓米八軍司令官だった。同大将は戦況を逆転させ、危機に瀕した韓国を…
南北ビラ飛ばし合戦
地球だより 韓国では脱北者団体を中心に北朝鮮にビラをくくり付けた大型風船を飛ばし続けているが、最近、逆に北朝鮮の方からビラが大量に飛んで来て話題だ。韓国軍が再開した対北宣伝放送への報復措置で、軍事境界線近くから遠くは5…
北朝鮮ミサイルICBM級に
中国説得に、より前向きな抑止策を 北朝鮮は長距離弾道ミサイルの発射をいったん2月8日~25日の間に行うと公式発表しながら、急に日程を変更して2月7日発射に踏み切った。これは迎撃を避けるための詐術である。日米韓イージス艦…
長距離弾道ミサイルが発射された北朝鮮北西部…
長距離弾道ミサイルが発射された北朝鮮北西部、東倉里のミサイル基地。ここではミサイル組み立てや液体燃料の注入を地下施設で行えるため、米国などが事前の動きをつかみにくくなったようだ。 今回のミサイルは、2012年12月に…