韓国・北朝鮮
急速に進む北のSLBM開発
北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とミサイル搭載潜水艦の開発が急速に進んでいる。国連の専門家会議の報告から明らかになった。8人の専門家からなる委員会は、「短期間で急速な技術開発が行われ、実用可能な潜水艦発射弾道…
現実的ではない「4月韓半島戦争危機説」
韓国紙セゲイルボ 「4月韓半島危機説」「戦争危機説」が言われている。この素材を提供する震源地は北朝鮮だ。しかし米国が北朝鮮を先制打撃したり、韓半島に戦争が発生する可能性は一言でいって“非現実的”だ。可能性を完全に排除す…
またも地域感情助長か
韓国紙セゲイルボ 「釜山・嶺南(慶尚道中心の半島東南部)の人たちよ、金大中や鄭周永が当選すれば、(釜山の)影島大橋から(海に飛び込んで)溺れ死のう!」 今の20代が生まれる前か、よちよち歩きをしていた25年前、釜山の…
戦術核再配置に触れぬ大統領選有力候補
韓国紙セゲイルボ 国を守るなら戦う覚悟が必要 トランプ米大統領が今月入って3度も、「中国が(北核解決を)しなければわれわれがするだろう」と宣言し、ティラーソン国務長官は、「米中両首脳はすべてのオプションを議論した」とし…
韓国大統領選、対北姿勢が問われている
5月9日投開票の韓国大統領選の選挙運動が正式に開始された。最大野党「共に民主党」の文在寅前代表と野党第2党「国民の党」の安哲秀元共同代表が接戦を繰り広げている。 文氏を猛追する安氏 今回の大統領選は、朴槿恵前大統領…
深刻化する北の核・ミサイル
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 対日韓報復招く限定攻撃 制裁強化へ一層の対中圧力を 北朝鮮をめぐるニュースは日本の新聞、テレビに登場しない日はないといってよい。そのうちでも、日本の安全保障にとって、最も深刻な…
北が日韓攻撃なら米反撃も
インタビューfocus 緊張高まる韓半島情勢 ナショナル・インタレスト・センター国防研究部長 ハリー・カジアニス氏に聞く 弾道ミサイル発射や新たな核実験の準備など挑発姿勢を取り続ける北朝鮮に対し、トランプ米政権は圧力を…
北ミサイル脅威、対決姿勢の真意見極めよ
北朝鮮は「最大の祝日」である故金日成主席生誕の日(太陽節)を迎え、約1年半ぶりとなる軍事パレードを実施した。最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長が観覧する中、7種類の弾道ミサイルが公開された。 国威発揚を図るとともに米…
左派の大学・学界占領を批判
ソウル大に掲げられた壁新聞 韓国で朴槿恵(パククネ)大統領弾劾審理が続けられていた時、ソウル大に「大字報」が掲げられた。大字報とは壁新聞のことである。全国で「朴槿恵退陣せよ」との“ろうそくデモ”が繰り広げられていた中で…
朴槿恵弾劾が突き付けた課題 二極化深化させた進歩政権
強大な大統領権限の見直し必要 韓国で大統領が民衆デモの圧力で弾劾され罷免された。もちろん国会が弾劾し、司法が判断したものだが、ソウルの中心部を埋めて毎週末行われた大規模な抗議集会やデモがこれらの判断に影響を及ぼさなかっ…
北朝鮮めぐるサイバー戦 エスカレートする報復
米のサイバー破壊工作 北朝鮮の核武装の脅威で日米韓が揺れている。 韓国内に米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)配備を決定し、トランプ大統領は4月2日付の英紙でのインタビューで、「中国が北朝鮮に圧力を掛け…
次期大統領に適任かどうかは側近を見よ
韓国紙セゲイルボ 19代大統領選挙が迫っている。候補者がほぼ出揃ったが、40%に近い有権者はまだ気持ちを決められずにいる。誰が大統領適任者なのか、未来を託せる人なのかを知るのは簡単なことではない。 われわれは朴槿恵(…
飲酒運転の後遺症
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 数年前、飲酒運転事故を起こすと飲んだ爆弾酒(通常、ウイスキーや焼酎をビールに混ぜたものを指す)1杯の値段が600万ウォン(約60万円)になるという資料が発表されたことがある。焼酎と…
韓半島めぐる外交安保の地殻変動
韓国紙セゲイルボ 新戦略構築が最優先課題に 韓半島をめぐる外交安保の地殻はひどく揺れている。これまでの小さな変化が一つ一つ積み重なって、未知の風景を作っている。韓国民の関心がすべて大統領弾劾と次期大統領選に注がれている…
「アカ」に抵抗感なし?
地球だより 今回の米中首脳会談で安保や経済などの主要議題とは別に韓国で話題になったのが両首脳夫妻の衣装の色だった。トランプ大統領のネクタイとメラニア夫人のドレスは赤、一方の習近平主席のネクタイと彭麗媛夫人のドレスは青。…
米の「北先制攻撃」に沈黙、韓国大統領選の有力左派2候補
米中首脳会談の最中に米国が化学兵器使用の疑いがあるシリアを攻撃し、その狙いや背景に関心が集まる中、韓国では来月9日の大統領選で有力視される最大野党「共に民主党」の文在寅候補、第2野党「国民の党」の安哲秀候補が「次のシナ…
金正男氏暗殺劇の背景
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 動機はコンプレックス 正恩氏に“白頭の血統”の呪縛 かつて北朝鮮を「ならず者国家」と糾弾したのはアメリカの大統領であったが、北朝鮮はこともあろうに2月13日にマレーシアのクアラルンプー…
西欧ではアジア女性は“乳母”か“家政婦”か
韓国紙セゲイルボ ロバート・ケリー釜山大教授が英国BBC放送と行ったインタビューが全世界的に大きな話題になった。彼は大統領弾劾以後、南北関係の変化について話している最中、突然子供たちが撮影中の書斎に乱入して“放送事故”…
本当に尊敬される人
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 かつて青瓦台(大統領官邸)で派遣勤務した経済官庁出身者に聞いた話だ。彼は当時の大統領秘書室長と非常に近い関係だったので、人事上の“配慮”をお願いしたいと依頼されることがしばしばあっ…
なぜ続く、不当な“サード報復”
韓国紙セゲイルボ 韓中対立の根に漢族覇権主義 乾隆帝期の清は中国大陸を占めた歴代王朝で最も強盛だった。よく丙子胡乱(へいしこらん)(1636年)を挙げて清を侵略的な国家と考えるが実状はそうではなかった。乱以後270年近…
揺らぐ「文在寅優勢論」、来月9日の韓国大統領選
5月9日に迫った韓国大統領選挙。朴槿恵前大統領の逮捕で「棚ぼた式」に優勢となった革新系候補のうち支持率トップを維持してきた最大野党・共に民主党の文在寅氏が3日、正式に同党候補に選出された。しかし、4日に中道左派、国民の…
韓国はTHAAD配備是認を
元統幕議長 杉山 蕃 進路選択迫る大統領選 非難されるべき中国の干渉 韓国への高高度防衛ミサイル(THAAD)の搬入が進んでいるようである。インターネットでは、米軍輸送機による在韓米空軍基地へのTHAAD到着の模様が動…
金正男氏殺害、北の国家犯罪を闇に葬るな
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアで殺害された金正男氏の遺体が北朝鮮に引き渡された。その引き換えに北朝鮮で「人質」となっていたマレーシア人が帰国し、捜査対象だった在マレーシア北朝鮮大使館員らも本国に戻…