アジア・オセアニア rss

どちらの警備が厳重?

地球だより  マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港で、乗客の荷物から銃弾が相次いで発見されている事件は、収束するどころか混乱は拡大を続けており、ついに司法省が事件解明に向け捜査に乗り出した。空港では銃弾対策で荷物をラッピ…

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世界2位の交通事故死者率

地球だより  世界保健機関(WHO)がまとめた2015年版の交通事故に関するリポートで、タイは13年の人口10万人当たりの交通事故死者数が36・2人と世界で2番目に多かった。最も多かったのはリビアの73・4人。3位はマラ…

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ニノイ・アキノ国際空港で搭乗客への恐喝相次ぐ

職員が荷物に銃弾を混入か 出稼ぎ労働者は戦々恐々  フィリピンのマニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港で、荷物から身に覚えのない銃弾が発見され、空港職員に恐喝される事件が相次ぎ、利用客を不安に陥れている。複数の職員が既…

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中国の人口政策、強権による管理はひずみ生む

 中国が「一人っ子政策」の廃止を決定した。1979年から36年間続いた同政策で高齢化が予想以上に進行し、いびつな人口構成や労働力不足、社会保障費の増大を招いて中長期の成長の足かせになりかねないとの判断があった。 「一人っ…

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中国共産党政権は「文化」を築けるか

 中国の海外反体制派メディア「大紀元」(10月22日)には、米ニューヨーク在住の中国問題専門家ゴードン・G・チャン氏とのインタビュー記事が掲載されていた。チャン氏には「やがて中国の崩壊が始まる」(2001年)という著書が…

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南・東シナ海の中国人工拠点

評論家 太田 正利 我がシーレーンの危機 軍事に利用される可能性も  中国による東シナ海のガス田開発がらみの海洋施設建設の実態が明らかになってきた。そもそも、日中両国は、既に2008年に日中の中間線に隣接する白樺ガス田を…

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回収品から1万円札524枚

地球だより  ベトナム最大の商都ホーチミン市で屑鉄(くずてつ)回収業をしているホンさん(36)が、見知らぬ人から10万ドン(約570円)で買い取った中古スピーカーの中から日本の1万円札524枚が発見されたのは昨年春のこと…

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国際金融界に地位築く中国

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき ステークホルダーに道 AIIB対決を終えた米国  米中関係は多くの問題を抱え、中国が力を入れた習近平の訪米も一見成果はなく、あまり注目もされなかった。中国が温…

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長い目で援助・投資・交流を

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(10) 中央アジア・コーカサス研究所所長 田中 哲二氏に聞く ――中国の新シルクロード経済圏構想(一帯一路)、特に陸のシルクロード経済ベルト(一帯)の狙いは何か。  ポ…

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ISUZUのトラック走る 産業、市民の足として大活躍

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(9)  もともと人種や言語も近い中央アジアの国々だが、独立から四半世紀を経て、国柄もだいぶ異なってきた。走っている車を見ても、国境を跨(また)ぐとがらりと変わる。  キ…

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ウズベキスタン経済特区 中央ユーラシアの工場目指す

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(8)  中央アジアの国で、産業の多角化に最も力を入れているのがウズベキスタンである。この国も天然ガスやウランなど地下資源が豊かで、金の生産量は世界第7位だ。とはいえ、カ…

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「食糧輸入大国」中国の脅威

 中国海外反体制派メディア「大紀元」は2014年5月30日、「中国当局は14年2月、長年採用していた穀物生産の自給自足という方針を放棄した。この政策転換は輸入量を増加させることを意味し、13億人の腹を満たすために世界の資…

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ウズベキスタン・カムチク峠 東西回廊のトンネル開通へ

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(7)  ウズベキスタンは中央アジア5カ国のほぼ中央に位置し、人口は3000万と5カ国中最大だ。国土は東西に長く、いわゆる新シルクロード構想の中では、中国からカフカス地方…

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キルギス・ドルドイバザール 経済同盟加盟で将来は不透明

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(6)  キルギス共和国の首都ビシケク郊外にあるドルドイバザールに行くには、トロリーバスが便利だ。バスがバザールの入り口に着くと、満員の乗客が一斉に外に吐き出された。 バ…

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日米印の海上軍事演習、中国のインド洋進出を牽制

海洋安保で連携強化  米印両海軍が主催する合同海上軍事演習「マラバール」が今月中旬、インド南部のチェンナイで行われ19日、終了する。米海軍からは空母「セオドア・ルーズベルト」や原子力潜水艦、印海軍からはフリゲート艦が参加…

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多種多様な泡沫候補

地球だより  フィリピンでは来年の大統領選挙に向けた立候補の届け出が行われた。手続きが行われたマニラ市の中央選管の周辺は、立候補者の支持者や報道陣が集まり、お祭り騒ぎとなった。まだ解禁されていないにもかかわらず、まるで選…

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南シナ海で強硬になる中国

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 経済批判増加に危機感 冒険主義誘う米中首脳会談  中国の習近平主席は、9月3日の軍事パレードでの武威を背景に同月下旬に国賓として訪米し、オバマ大統領と会談をした。かねて米中対等を求める「新型…

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カラコルムハイウエー 中国有事の迂回路の役割も

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(5)  中国新疆ウイグル自治区のカシュガルとパキスタンの首都イスラマバードを結ぶ全長1300㌔のカラコルムハイウエーは、標高4733㍍のクンジュラブ峠を頂きにパミール高…

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資源大国・カザフスタン 産業育たねば「オランダ病」に

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(4)  「わが国にはメンデレーエフの周期律表に掲げられた全ての元素・鉱物が存在する」  カザフスタン人学生のニュエン・ハン・バオ氏(22)は胸を張って言う。  確かに資…

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東西の風に翻弄された人々 独立後95万人がカザフ帰還

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(3)  7000㍍級の峰々が並ぶ天山山脈やパミール高原を戴(いただ)く中央アジアの人々は「風の民」だ。とりわけカザフ人は、東西に向きを変える風にたなびく旗のように、歴史…

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新疆ウイグル自治区ホルゴス 自由貿易特区に4000億円投資

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(2)  新疆ウイグル自治区北西部にあるカザフスタンとの国境の町ホルゴスを訪ねた。  ウルムチで観光業を営む周浩然氏(35)は「今夏の上海株の暴落はひどかった。しかし、沿…

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中国西進へ着々と布石

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(1) 「100年マラソン」の一環  中国が推進する建国史上最大級のプロジェクト、一帯一路(新シルクロード)構想が動き出した。「一帯一路」とは、中国から陸路(一帯)と海路…

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とんでも火災

地球だより  東南アジアでは鉄の格子戸をはめたゲストハウスに封印される格好で宿泊者が焼死するといった「とんでも火災」が時々、発生する。  今回も「とんでも火災」がタイで起きた。タイ南部で2階建て長距離バスの火災で乗客2人…

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