カラコルムハイウエー 中国有事の迂回路の役割も


500

 中国新疆ウイグル自治区のカシュガルとパキスタンの首都イスラマバードを結ぶ全長1300㌔のカラコルムハイウエーは、標高4733㍍のクンジュラブ峠を頂きにパミール高原を縦断する険路だ。中国・パキスタン両国の国家事業として20年の歳月を費やし、1978年に完工した。カラコルムとは「黒い礫(れき)」を意味する。カラコルム山脈はその名前通り、黒い瓦礫に覆われた山肌が、万年雪や氷河の白と対照をなす世界だ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ