アジア・オセアニア rss

台湾総統に蔡英文氏、中国依存脱却へ日台関係強化を

 台湾の総選挙は予想通りとはいえ民進党勝利で終わった。台湾人の良識を高く評価し、心からの祝辞を述べたい。しかし、蔡英文政権が直面せざるを得ない多種多様な内憂外患を自分の問題として真剣に考えることこそ、台湾を心から愛する者…

続き

警官給与上げて治安改善?

地球だより  5月に行われるフィリピン大統領選を前に、候補者たちはさまざまな公約を発表し、有権者の支持を集めようと必死になっている。中でもとりわけ注目を集めているのが、現ダバオ市長のドゥテルテ氏が掲げる公約だ。  同氏は…

続き

北の核開発能力は日本に脅威か

 北朝鮮は6日、4回目の核実験を実施した。爆発が核関連物質によるものか否かを決定するのは、放射性物質希ガスの検出有無にかかっているから、現時点で「核実験」と断言できないが、北の核開発計画が欧米諸国が予想しているより着実に…

続き

中国、南シナ海実効支配を強化

近隣国漁船へ暴力行為急増  中国は新年明け早々、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のチュータップ岩礁に建設した軍用空港で試験飛行を実施した。これを受けベトナム外務省は即日、在ベトナム中国大使館に抗議文を手渡した。南…

続き

中国核戦力近代化、米の拡大抑止の信頼高めよ

2016 世界はどう動く-識者に聞く(5) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(下) 中国は通常戦力だけでなく核戦力も増強している。  中国は核戦力の規模の拡大については抑制的だが、近代化にはかなり…

続き

中国の軍事力増強 深刻な挑戦、理解せぬ米政府

2016 世界はどう動く-識者に聞く(4) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(中) 中国が米軍の戦力展開を阻害する接近阻止・領域拒否(A2AD)能力を増強している。  有力シンクタンク、ランド研究…

続き

「米は憲法9条改正を支持せよ」―インドのチェラニー教授がWTに寄稿

積極的な日本はアジアの利益  インドの著名な戦略地政学者、ブラーマ・チェラニー政策研究センター(ニューデリー)教授は、4日付米紙ワシントン・タイムズへの寄稿で、中国の台頭で揺らぐアジアの秩序を維持するには、日本が防衛面で…

続き

南シナ海人工島、周辺国の対中接近促す可能性

2016 世界はどう動く-識者に聞く(3) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(上) 中国が南シナ海で進める人工島の軍事化をどう見る。  米国の軍事専門家の間では、人工島の軍事化は象徴的なもので、大…

続き

昆虫食堂

地球だより  ハノイ法律大学の学生トンさんが、最近ハノイ市のダイラー通りに開いた昆虫食堂への人気が高い。食堂は午後4時頃に開店し、午後10時頃に閉店する夜のみの営業だが、1晩の売上高は数百万ドン(数万円)に上るという。学…

続き

一面にすぎない中国の再生エネルギー利用を礼賛するNW日本語版

◆風力発電に力入れる  「2016年の問題」と題しニューズウィーク日本語版(2015年12月29日、16年1月5日号)が特集しており、同誌の編集委員や外部識者が分担して記事を書いている。その中で「気候変動」をテーマに、「…

続き

和平反対の比イスラム過激 農村襲撃、民間人ら13人死亡

遅延するMILF和平 懸念されるISの影響  フィリピン南部ミンダナオ島で、イスラム過激派がクリスマスイブに合わせて、キリスト教徒が住む集落を襲撃する事件があり、民間人を含む13人が死亡した。南部では過激派組織「イスラム…

続き

バリ島まで植林に行ってきました(写真集)

アンププの木など4000本  異常気象の原因となる熱帯雨林の破壊に歯止めをかけるべく、インドネシアで定期的に植林を行っている「NPO法人アジア植林友好協会」(宮崎林司理事長)の活動に参加しにバリ島まで行ってきました。 (…

続き

森林伐採がゲリラ豪雨の原因に インドネシア・バリ島で植林

異常気象克服に向け アンププの木など4000本  熱帯雨林の破壊は大気中の二酸化炭素(CO2)を増やすだけでなく水蒸気を減らすので、水循環を不規則にし、異常気象の原因となる。それに歯止めをかけるべく、インドネシアで定期的…

続き

海面上昇、故郷なくなる不安-キリバス共和国名誉領事 ケンタロ・オノさん

エルニーニョで浸水被害頻発 キリバス共和国名誉領事 ケンタロ・オノさんに聞く  ――キリバス共和国はどんなところか。  大洋州の地図を見ると、青(い海)と点線(国の境界線)しか見られないほどだが、そこには海からの恵みによ…

続き

今世紀末、海面上昇が82センチ 各国とも異常気象対策に大苦心

キリバス「最悪の事態」に対処  もし自国の領土が海の中に沈み込んでなくなってしまったら!? そんな悪夢の日が、現実に迫っている――。  国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2014年発表した第5次評価報告…

続き

中国の臆病なバチカン接触

 バチカン放送独語電子版が25日、アジアのカトリック系通信社UCANEWSの報道として伝えたところによると、ローマ・カトリック教会総本山バチカン法王庁は中国当局が選出した四川省成都の司教区の新司教を承認したという。  昨…

続き

中国共産党は巨大な財閥

世日クラブ 世界の権力構造の変容と日中関係~歴史戦争は終わらない ノンフィクション作家 河添恵子氏  ノンフィクション作家の河添恵子氏はこのほど、世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代…

続き

野ネズミ市

地球だより  ラオスのローカルマーケットには銃でしとめた小鳥が売られているが、ベトナムには田んぼでつかまえた野ネズミ市が存在する。  この野ネズミ市はベトナムのどこにでもあるわけではなく、紅河デルタのハイズオン省の村マー…

続き

寛容な東のイスラム圏を護れ

東洋学園大学教授 櫻田 淳 連関するISと南シナ海 重要な対インドネシア2+2  2015年の国際政治の焦点を二つの言葉で表現するならば、それは、「ダーイッシュ」(過激派組織IS=「イスラム国」=イスラミック・ステートの…

続き

季節外れの寒いクリスマス

地球だより  すでに本格的なクリスマスシーズンに突入し、ホリデー気分が高まっているフィリピンに、台風27号(フィリピン名ノナ)が上陸し、各地で被害を拡大させた。この季節に台風が上陸するというのは、珍しいのではないだろうか…

続き

タイ政府、不敬罪容疑で米大使捜査へ

強権統治批判に政治的牽制 深まる欧米との亀裂、懸念される中国の進出  タイ警察はこのほど、不敬罪容疑でグリン・デイビス駐タイ米国大使の捜査を始めたことを明らかにした。タイの同盟国である米国の大使に対する捜査は異例中の異例…

続き

「中国は簡単に崩壊しない」

世日クラブ ノンフィクション作家 河添恵子氏が講演  世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)は19日、都内で、ノンフィクション作家の河添恵子氏を講師として招き、「世界の権力構造の…

続き

北の楽団公演中止は「中国の事情」

 14日のコラムの続編となるが、どうしても読者に報告しておきたい情報がある。北朝鮮音楽楽団「モランボン楽団」の北京公演は12日、突然キャンセルされ、楽団メンバーは帰国した。楽団の公演中止についてコラムでは5つのシナリオを…

続き