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スマホ脳 自然と触れ合い依存回避を
脳科学者 森 昭雄氏に聞く 電車やカフェなど見回すと誰もがスマホをじっと見詰めている。朝起きて最初にやることは、スマホに手を伸ばすこと。一日の終わりも、寝床の横にそっと置く。そして一日中、何度となくスマホを触る。ほとん…
東日本大震災・トモダチ作戦から10年
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 「想定外」は無責任の極み あらゆるシナリオ考え備えを 東日本大震災は昨日の出来事のようだ。10年前の当時、筆者は、米軍の救援活動である「トモダチ作戦」に携…
“衰退期”に入った韓国の日本研究
韓国紙セゲイルボ 関係改善に重要な知識人 日本国際交流基金ソウル文化センターが発行した研究報告書「2019韓国日本学の現況と課題」によれば、現在の韓国における日本研究は“停滞期”あるいは“衰退期”に入っている。政治、経…
米民主党の選挙改革法案、不正行為への懸念高める
米民主党が最優先課題と位置付ける全面的な選挙改革法案が3日、米下院で可決された。法案は各州に郵便投票や身元確認の規則などを大幅に緩めることを強制する内容で、共和党は不正行為への懸念を高める内容だとして強く反発している。…
災害ボランティア 寄り添い自身の心の成長に
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(5)》 東日本大震災では多くのボランティアが活躍し、被災地の人々の生活や心に希望を与えた。青年ボランティア隊「UPeace」(東京都渋谷区)は、大震災を契機に発足した団体だ。災害…
ブラジル最高裁 ルラ氏の有罪判決、無効に
大統領選出馬の道開く ブラジル連邦最高裁は8日、左派のルラ元大統領(75)に対してこれまでに出された収賄罪などの有罪判決を全て無効とする判決を下した。現地メディアは、今回の判決により、ブラジル左派の代表的政治家として知…
被災地支援に尽力、仲井真元沖縄県知事に聞く
東日本大震災発生から明日で10年になる。沖縄県は、積極的に被災地支援を行った。当時の仲井真弘多(ひろかず)知事は、その決断力と政治力、交渉力でスピーディーな支援を実現。大震災を想定した災害対策の強化にもすぐに着手した。…
ゲラシモフ露AVN新総裁とは何者か
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 三つの軍主要ポストを兼任 「ハイブリッド戦争」の提唱者 ロシア軍関係者の間で旧臘(きゅうろう)25日から新年を迎えて、ある軍幹部の人事が久しぶりに大きな話題となったと伝えられる。セルゲ…
独教会ケルン大司教区のカオス
ドイツのケルン市といえば、市内中央にそびえ立つケルン大聖堂を思い出す人が多いだろう。そのケルン市のカトリック教会大司教区が今、大揺れだ。信者たちの教会脱退が急増し、同大司教区の最高指導者ライナー・ヴェルキ大司教(枢機卿…
南三陸の町づくり、復興・発展を同時に進める
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(3)》 東日本大震災による津波などで甚大な被害を受けた宮城県南三陸町。リアス式海岸の一角を形作るこの地域は、過去120年で2011年を含む4回の大津波を経験した。教訓を胸に「二度…
北海道教委、地域を支える人材の育成が急務
産業教育審議会でAI時代の産業教育の在り方を審議 人口減少や少子高齢化によって人手不足が深刻な課題になっている。とりわけ広大な面積を有する北海道において過疎化対策は急務。その一方でAI(人工知能)などを含む第4次産業革…
韓国海軍の空母建造計画に思う
元統幕議長 杉山 蕃 「いずも改修」が引き金に 中国の軍拡に対処する意義も 今回は、韓国海軍の空母建造に関連して若干の所見を披露したい。昨年8月韓国国防省は韓国海軍の空母建造を公表した。以後半年、韓国国内での有力諸紙の…
大量廃棄のホヤ、新メニューで食文化救う
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(2)》 でこぼこした見た目から、「海のパイナップル」とも呼ばれる海産物「ホヤ」。東北でよく食されるが、水揚げから時間が経(た)つと独特な風味が強くなるため、地域によってはほとんど…
浦添市長選を総括する
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 堂々と政策主張し大勝利 沖縄の夢を託された松本市長 天晴(あっぱ)れな大勝利だった。 沖縄県浦添市長選の直前に筆者は本欄で、共産党隠しの候補者・伊礼悠記氏の陣営について…
阿里山森林開発のパイオニア、河合 鈰太郎
【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(12) 人跡未踏の地「阿里山」を日本統治により「檜の宝庫」へ 台湾の中央部にある玉山は、富士山を超える3952メートルもの高さを誇る。かつて、この山は「新高山」と呼ばれた。日本による…
コロナ禍を乗り越える生き方
問われる無症状者の慎み 聴行庵住職 東 和空師に聞く 大災害は人や社会の深部にある課題を表面化させるという。コロナ禍で明らかになった日本人、日本社会の問題とは何か、それを乗り越え、後世に何を残すか。広島で傾聴や人生を語…
両陛下 岩手県の被災者見舞う
天皇、皇后両陛下は4日、東日本大震災から10年に当たり、震災で大きな被害を受けた岩手県の陸前高田市、釜石市とお住まいの赤坂御所(東京都港区)をオンラインでつなぎ、被災者と懇談された。 今後、宮城、福島両県もオンライン…
『韓非子』で読む現代中国
哲学者 小林 道憲 独裁と法による覇権主義 信賞必罰が支配の根本原理に 韓非子は、自分が生きた戦国時代の現実から、利益本位に動く人間の現実を凝視していた。政治も、この利を好み罰を嫌がる人間の本性に根差して行わねばならな…
“親チャンス”問題に怒る社会の素顔、力持てば誰でも乱用の危険性
韓国紙セゲイルボ 大学卒業後、就職に成功するまで約2年の空白があった。数えきれない不合格通知、そのうち1カ所は地元の報道機関だったが、最終面接で苦杯をなめた。 面接の時、父の職業を聞かれたという話をすると、平凡な公務…
バイデン米政権、中東で初の軍事攻撃
トランプ前政権が離脱したイラン核合意復帰をめぐり、バイデン米政権とイランの意見が折り合わず対立が続く中、バイデン政権は2月、シリア東部でイランが支援する民兵組織に対し初めての軍事攻撃を行った。イラクに駐留する米軍主体の…
米インド太平洋軍 宇宙レーダーなど最新兵器配備要求
対中抑止力強化へ 米インド太平洋軍(INDOPACOM)が、高性能レーダー、長距離ミサイルなど最新の兵器を配備し、攻勢を強める中国に対抗する必要性を強調、2027年までの6年間で270億㌦を投じる計画を議会に提案してい…
アフリカの軍事・政治情勢 激しさを増す中露の挑戦
日米豪印の「自由で開かれたインド太平洋」構想にも、中国の「一帯一路」にも、西のアフリカ大陸は重要な意味を持つ。だがそこでは今、欧米の存在と影響力が中露側から厳しい挑戦を受けている。 目につくのはロシアの動きだ。特に中…
中国・ウイグル問題「最優先」
バイデン米政権の通商政策、環境対策で輸入品課税も 米通商代表部(USTR)は1日、バイデン政権の通商政策の方針を示す報告書を議会に提出し、新疆ウイグル自治区で行われているウイグル族に対する強制労働への対応を「最優先項目…