韓国海軍の空母建造計画に思う


杉山 蕃

元統幕議長 杉山 蕃

 今回は、韓国海軍の空母建造に関連して若干の所見を披露したい。昨年8月韓国国防省は韓国海軍の空母建造を公表した。以後半年、韓国国内での有力諸紙の反対論をはじめ、米中両国でも疑問の声が上がるなか、年末の作業で10億ウォンの初年度予算がスタートした。100億ウォンといわれた要求額に対し、やや腰砕けの感もするが、2022年基本設計、26年建造開始、33年就役の計画という。今後の推移を観察するとともに、我が国の対応を検討すべき事案であり、三つのポイントに整理する。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ