写真
【社説】露の原発攻撃 全人類への重大な背信行為
ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所がロシア軍の攻撃を受け、火災が発生した。原子炉は損傷せずに停止したが、爆発すれば大惨事を引き起こしていたに違いない。 原発への攻撃は言語道断で許し難い暴挙だ。…
野党2候補が一本化 投票直前 尹氏に有利か
今月9日投開票の韓国大統領選挙に出馬した保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦候補と中道系野党「国民の党」の安哲秀候補は3日、安氏が尹氏を支持し、自身は辞退する候補一本化を劇的に発表した。革新系与党「共に民主党」の李在明候…
【社説】核の共有論議 先入観排し安保政策再検討を
安倍晋三元首相が米国との核兵器の共有(ニュークリア・シェアリング)に言及した。日本には非核三原則(「持たず、つくらず、持ち込ませず」)があるが、世界の安全がどのように守られているかの現実を直視し、こうした議論をタブー視…
【韓国紙】ハイブリッド戦争
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2008年8月、ロシア・ジョージア戦争の時、ロシアのサイバー攻撃でジョージア(当時、グルジア)の国家中枢機関は無力化された。同国の国防、内務、外務各省のコンピューター機能は、ロシア…
【韓国紙】分裂と敵対越え「三・一運動」顧みよ そこに存在の基礎がある
韓国紙セゲイルボ 1919年3月1日午後、全国7都市で独立宣言式が挙行された。三・一運動の始まりだった。これを契機に韓半島全域で蜂起が1年以上続き、後の独立の礎になった。 民権運動家の咸錫憲(ハムソコン)は言った。「…
珍しい自治体の合併ースペインから
地球だより スペイン西部にあるエストレマドゥーラ州の「ドン・ベニト」と「ビジャヌエバ・デ・セレナ」の合併が、住民投票を経て決定した。 スペインには日本の市町村のような行政区分はなく、全て「ムニシピオ」(市町村の集名)…
【韓国紙】世界に恥さらした李在明候補「初心者大統領」発言
韓国紙セゲイルボ「社説」 ロシアのウクライナ侵攻をゼレンスキー・ウクライナ大統領のリーダーシップのせいにした共に民主党の李在明大統領候補の発言が国際的論議となっている。ポノマレンコ駐韓ウクライナ大使は27日、自身のツイ…
イラン核合意再建に向け進展 警戒強めるイスラエル
ウィーンで昨年11月に再開されたイラン核合意再建に向けたイランと米国の間接協議で、イラン外務省は2月21日、 「交渉で大幅な進展があった」と発表した。イランのライシ大統領は、合意に達するには米国の制裁を解除する必要があ…
【上昇気流】ロシア正教の神学科は、司祭養成のためのコースで男子のみ
ソ連が崩壊する前年、モスクワやレニングラード(現サンクトペテルブルク)やキエフを訪ね、ロシア正教の教会の様子を取材したことがあった。ペレストロイカが進展する中、どのように復興しつつあるのかを知るためだった。 さまざま…
米大統領「代償負わせる」 一般教書演説 領空の露機禁止
バイデン米大統領は1日(日本時間2日午前)、連邦議会の上下院合同会議で初の一般教書演説を行い、ロシアのウクライナ侵攻に対する西側諸国の結束について、プーチン大統領が「判断を誤った」と指摘。「独裁者が侵略の代償を支払わな…
【社説】一般教書演説 指導力が問われるバイデン氏
バイデン米大統領が、今後1年間の内政・外交全般の重要政策課題を議会に説明する初の一般教書演説を上下両院合同会議で行った。演説では、ウクライナを侵略したロシアのプーチン大統領を「独裁者だ」と非難した上で「米国はウクライナ…
石垣市長選、保革共闘を退け中山義隆氏が4選
夏の参院選、秋の県知事選へ自公の勢い続く 任期満了に伴う沖縄県石垣市長選は27日に投開票され、無所属現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=が、無所属新人で保革共闘の支援を受けた元市議の砥板芳行氏(52)を破り、4選…
【社説】国連安保理 中露に常任理事国の資格なし
国連安全保障理事会はロシアのウクライナ侵略を非難し、即時撤退を求める米国主導の決議案を採決に付したが、ロシアの拒否権行使で否決され、紛争解決の役割を果たせずにいる。安保理を機能不全に陥らせているロシアや、同調する中国に…
母親の立ち直る姿、ボランティア活動の原動力に
困窮する沖縄県内の女性に食糧支援をするボランティア団体「女性を元気にする会」代表のゴージャス理枝さんはこのほど、悩み相談ホットラインの「沖縄命(ぬち)の電話」(比嘉門雄山専務理事)が主催する集会(沖縄県那覇市の首里公民…
ウクライナ国民の叫び伝わる オーストリアから
地球だより ウィーンからウクライナの首都キエフまで1000キロ余り。そのキエフがロシア軍の攻撃を受けた。もちろん砲声は聞こえてこないが、ウクライナ国民の叫びが伝わってくる。 在ウィーンには約1万2000人のウクライナ…
ウクライナ危機 “皇帝プーチン”の野心見誤る
挫折した欧州の対露融和路線 迫られる東部防衛の強化 ロシアのウクライナ侵攻のスピードの速い展開に世界は驚愕(きょうがく)している中、ロシアと関係の深い陸続きの欧州は近年、ロシアを経済・外交のパートナー国にするよう試みて…
【上昇気流】ロシアのウクライナ全面侵攻が始まってから6日目
ロシアのウクライナ全面侵攻が始まってから6日目。時間の問題とみられていた首都キエフの占領には至っておらず、ロシアのプーチン大統領にとっては大きな誤算だろう。 その背景に、ウクライナ側の激しい抵抗、ロシア軍の士気の低さ…
ウクライナ侵攻で思う 中露民兵の不気味な役割
山田寛の国際レーダー 世界がまだ大猛獣暴れるジャングルであることを思い知らされたプーチン・ロシアのウクライナ侵略。その侵略の中で見落とせないのは、下ごしらえをしてきた民兵集団=民間軍事会社(PMC)の不気味な役割だろう…
【社説】経済安保法案 脅威に対処し国益を守れ
政府が半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)強化支援などを盛り込んだ「経済安全保障推進法案」を閣議決定した。 覇権主義的な動きを強める中国やロシアなどを念頭に、安保上重要な物資の安定供給確保や先端技術の強化を…
【社説】北方領土 今こそロシアの非を鳴らせ
ロシアのウクライナ侵略を受け、岸田文雄首相は日露間の懸案である北方領土問題はいったん棚上げにせざるを得ないとの考えを示した。 もちろん、決して領土返還をあきらめてはならない。日本は侵略を強く非難するとともに、今こそロ…
仏経財相「経済問題は天然ガスのみ」
露の送金・決済排除要求 ロシア軍がウクライナの首都キエフの占領に動く中、ルメール仏経済・財務相は、ヨーロッパに影響を与える可能性のある「唯一の実体経済の主題は天然ガスだ」と主張した。ウクライナへのロシア軍の侵攻から2日…
【上昇気流】梅は古くから日本人に愛されてきた
梅は春を告げる花と言っていいだろう。冬の厳しさを越えて凛(りん)とした花を咲かせる梅は、古くから日本人に愛されてきた。春の花では桜と並んで代表的なものだが、桜と違って日本固有の花ではない。 一説には、中国の唐時代に遣…
接続水域に中国海警4隻 沖縄・尖閣沖
国境警報 第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は26日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に中国海警局の「海警」4隻がとどまっていると発表した。 4隻は、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」と、「海警1…