メディア批評 rss

“新生JAXA”の背後の宇宙開発の課題も言及すべきサンデー毎日

◆今夏「宇宙博」が熱い  日本の航空宇宙開発政策を担う研究・開発機関であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)と米国のNASAが共同で宇宙関連施設などを展示した「宇宙博」が7月19日から千葉市の幕張メッセで始まった。今夏、全…

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兵庫県議会の政務活動費問題から地方政治の課題を追った「新報道」

◆世論招いた野々村氏  7月に入りテレビの報道番組は騒々しかった。1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する官邸周辺デモの放送もあったが、同じ日に行われた野々村竜太郎兵庫県会議員(11日辞職)が「この世の中をー、わぁ…

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「軍国主義」とレッテル貼り、「赤旗」の反戦煽動

集団的自衛権の閣議決定に  集団的自衛権の行使を一部容認する安倍内閣の閣議決定を受けて、日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」(7・2)は、1面で「『海外で戦争する国』への歴史的暴挙」の見出しで志位和夫委員長の「憲法を破壊し、…

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嘉田知事後継に三日月氏、「プレ民」の滋賀県知事選

琵琶湖“保守”の県政継承  滋賀県知事選挙(13日投開票)は嘉田由紀子知事の後継として民主党から衆院議員を辞職して無所属立候補した三日月大造氏が、自民、公明推薦の元経済産業官僚の小鑓隆史氏を接戦で制し、共産党推薦の坪田五…

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「集団的自衛権」強調せず、与党機関紙と政府新見解

自公玉虫色の「新3要件」  自衛隊発足60年の1日に政府は「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」と題する文書を閣議決定した。この政府新見解を自民党機関紙「自由民主」(7・15)は「切…

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日米防衛相会談新指針で「実効性」主張する読、産など大局観は正論

◆論じなかった朝・毎  今月1日に集団的自衛権行使の限定容認する新たな憲法解釈を閣議決定したことを受けて、小野寺五典防衛相がワシントンに飛び11日午後(日本時間12日未明)に米国のヘーゲル国防長官と会談し、閣議決定による…

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「ソドミズム」と呼ばれた性関係・LGBT容認記事垂れ流す大手紙

◆お墨付き与える朝日  「ソドミズム」という言葉をご存じだろうか。昔、ソドムとゴモラという街が淫行にふけったため神の怒りに触れ、アブラハムの甥であるロト以外はことごとく滅ぼされた(旧約聖書)。モーセの十戒には「姦淫しては…

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中韓「反日連合の弱点」特集した新潮に足りない大きな視点での解明

◆中韓で火種は不問に  中韓首脳会談が行われるタイミングで、日本では集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われ、日朝協議も進められた。朴槿恵韓国大統領が習近平中国国家主席を大歓待し、「中韓蜜月」を演出しようとしていた矢先のこ…

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子宮頸がんワクチン副反応研究の神経班除外に疑問示すTBS報道

◆厚労省に懐疑的報道  重篤な副反応を訴える少女たちが相次いだことで接種勧奨が一時中止になっている子宮頸(けい)がんワクチン問題で、厚生労働省の専門部会が今月4日、約4カ月ぶりに開かれた。ここで報告されたのは痛みを軽減す…

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日銀短観への論評は保守系4紙だけ、日経は個人消費に懸念示さず

◆日経は投資で楽観的  日銀が1日に発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、大方の予想通り、4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減が響き、6四半期ぶりに企業の景況感が悪化したことを示した。  もっとも、大企業製…

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イエロー・ジャーナリズム手法で“革命”煽る朝日のレーニン流編集

◆第1次大戦100年  今年は第1次世界大戦の勃発から100年。その引き金となったサラエボ事件の記念日(6月28日)に各紙は回顧モノを飾った。記事には兵士だけの戦争から国民総動員の「総力戦」へと移行したのが大きな特徴だと…

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武器輸出三原則見直し決定で軍事ビジネスを特集したダイヤモンド

◆ビジネスとして注目  自衛隊は今年創立60周年を迎えた。自然災害への救助活動や海外でのPKO(国連平和維持活動)など国内外でその活動に高い評価を受ける。かつて国民から“胡散(うさん)臭い”組織として見られ、「肩身の狭い…

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ODA大綱改正に向け「軍事的用途の回避」見直しに賛意示した産経

◆評価した読・産など  発展途上国の経済発展などを支援する政府開発援助(ODA)は、第2次世界大戦後の世界の復興の中で1960年に国際開発協会(IDA、通称・第二世界銀行)、1961年に開発援助委員会(DAC)が設立され…

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集団的自衛権に賛否2択、「限定容認」加えた3択で変わる各紙調査

読売調査結果の衝撃  新聞の世論調査で衝撃を与えたのは、何といっても6月2日付の読売だろう。集団的自衛権行使の憲法解釈の見直しについて政府が与党協議で示した15事例のうち、5事例をそのまま世論調査で問うたからだ。他紙には…

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「都議会やじ」で謝罪経緯は追ったがセクハラに関心薄い文春、新潮

◆内幕がなかった文春  都議会セクハラやじ騒動は、予想通り、韓国や米国にまで拡大している。これは「慰安婦」攻撃に晒されているわが国にとって、もっとも起こしてほしくない問題だった。「性的虐待」「女性の人権を軽視する国」とい…

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W杯日本人サポのゴミ拾いで集団的自衛権の批判をする「サンモニ」

◆称賛集めたゴミ拾い  サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会も一次リーグを終えてベスト16が出そろった。残念ながら日本は1分け2敗に終わり、2大会連続のベスト16進出はならなかった。  その中で、今大会の日本は選…

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人口急減防ぐ処方箋、危機意識の共有からスタート

 月刊「中央公論」7月号は、6月号に続いて日本創成会議・人口減少問題検討分科会が5月に発表した2040年時点の全国市区町村別人口(推計)をもとに、日本の人口減少問題を扱っている。復興大臣政務官の小泉進次郎、宮城県女川町長…

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サッカー強いカトリック、W杯に見る文化の違い

体格よりも国民性の影響大  サッカーのW杯ブラジル大会で、日本代表は1次リーグを突破できなかった。ヨーロッパで活躍する選手が増え、「史上最強チーム」という評価があるほど、国内での前評判は高かった。ベスト8を目標にしていた…

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エネルギー自給率が第1次石油危機より低い6%と警鐘鳴らす産経

◆他紙に論評なく残念  2011年の東日本大震災以来、初めての原発「ゼロ」の夏を迎えた。原子力規制委員会による安全審査が現在十数基実施されているが、再稼働のめどは立っていない。  昨今のエネルギー事情をまとめた今年のエネ…

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米軍が邦人救出断るとの虚報で読者をだます朝日の首相批判の手段

◆「現実性ない」と朝日  最近の朝日の紙面を見て、文芸評論家の百目鬼恭三郎氏の次の言を思い出した。  「新聞は、イデオロギーあるいはセンセーショナリズムによって作られているのであり、真実を追求しているようにみせかけている…

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建設的で具体的再発防止策を追求すべきアエラ「捏造はなくならない」

◆提言書踏まえ諌める  STAP(スタップ)細胞の論文問題を受け、理化学研究所(理研)が設置した外部有識者でつくる改革委員会は先日、小保方晴子研究ユニットリーダーが所属する発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)…

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1億人維持を討論した「新報道」の移民3000万を国力とする疑問

◆始まった労働力不足  15日朝の報道番組はサッカーのワールドカップ・ブラジル大会で日本が初戦に臨む話題に多くを割いたが、「(仏独など)移民を受け入れるとサッカーが強い」との繋ぎで「移民」に焦点を当てたフジテレビ「新報道…

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党勢・政策に結びつくか、自民党の青年運動

街頭行動や「プレゼン」大会  自民党の機関紙「自由民主」(6・10)1面に「青年部青年局全国100カ所で一斉街頭行動」の記事が載った。記事によれば、同党青年部・青年局の全国一斉街頭行動は平成16年(2004年)から「北朝…

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