上昇気流 rss

「マラソンの息のまはりの春の風」(渡辺和弘)…

 「マラソンの息のまはりの春の風」(渡辺和弘)。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。観光業界が打撃を受けたのに続いて、タレントや人気グループの公演中止が相次いでいる。スポーツ界では、東京マラソンで一般選手の参加取り…

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新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない…

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない北海道の鈴木直道知事は、緊急事態を宣言し、道民に週末の外出を控えるよう要請した。感染拡大は札幌などの大都市だけでなく道内の各地に及んでおり、昨日も新たに12人の感染が確認された。…

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車谷(くるまたに)長吉(ちょうきつ)は…

 車谷(くるまたに)長吉(ちょうきつ)は2015年に亡くなった作家だが、自身へのこだわりが異常に強い人物だったようだ。そのことは、今度文庫になった高橋順子著『夫・車谷長吉』(文春文庫)の中にも詳述されている。  中でも、…

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初音という言葉がある。虫や鳥たちがその…

 初音という言葉がある。虫や鳥たちがその年の初めに鳴く声のことだが、俳句では特にウグイスについて使われる。もうその季節で、しばらくは耳を傾けて聴き入りたい鳴き声だ。  他の鳥たちと違って、とりわけ美しく、テレビや新聞で伝…

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東京五輪の聖火採火式がいよいよ来月12日…

 東京五輪の聖火採火式がいよいよ来月12日、ギリシャのオリンピアで行われる。古式にのっとり火がともされたトーチは、前回リオデジャネイロ五輪の射撃で金メダルを獲得したギリシャの女子選手から、2004年アテネ五輪の女子マラソ…

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朝のテレビニュースで、東京・渋谷でタンポポ…

 朝のテレビニュースで、東京・渋谷でタンポポが咲いたと黄色い花の映像が映し出された。タンポポは4月の花だが、昨日、一昨日の東京は最高気温が15~16度と3月の陽気。今年の暖冬傾向を表すトピックスに心が浮き立つ。  例年で…

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全国紙の部数減が続いている。月刊誌…

 全国紙の部数減が続いている。月刊誌「THEMIS」2月号によると、朝日新聞はかつて800万部台だったのが500万部台に減り、押し紙を除けば300万部台も見えてくる。他紙の退潮ぶりも同様だが、特に朝日の不人気はそれを象徴…

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「雨ふれば少しあたゝか蕗(ふき)の薹(とう)」…

 「雨ふれば少しあたゝか蕗(ふき)の薹(とう)」(高田風人子)。蕗の薹とはキク科フキ属の多年草のフキの花芽であり、春になるとこの花芽を使ってフキみそを作る。フキの苦みがいかにも冬から春への季節の変化を表すような味わいがあ…

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文豪・泉鏡花は病的なまでに黴菌(ばいきん)…

 文豪・泉鏡花は病的なまでに黴菌(ばいきん)への恐怖心を抱いていた。若いころに赤痢に罹(かか)ったことが理由で、逸話がたくさん残っている。  鏡花は煙管で煙草を吸ったが、紙のキャップを作らせ、一口吸い終わるたびに、それを…

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森鴎外は果物を煮て食べたという。味覚の…

 森鴎外は果物を煮て食べたという。味覚の問題ではなく、衛生上の観点からだった。医師(軍医)で細菌学の知識を持つ鴎外は、生ものに対して極度の警戒心を持っていたようだ。嵐山光三郎著『文人悪食』(1997年)に出てくる話だ。 …

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信州大学医学部で運動科学を教えていた能勢…

 信州大学医学部で運動科学を教えていた能勢博さんの著書『ウォーキングの科学』(講談社)を読んで、昨年暮れからウオーキングを実行している。早歩き3分、ゆっくり歩き3分、これを5セット行い、週4回繰り返す。  いろいろなコー…

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盗聴やハッキングが理論上不可能とされる…

 盗聴やハッキングが理論上不可能とされる量子暗号通信を、政府は2020年度から試験的に導入する方針を固めたという。量子コンピューターの開発と共に、世界でその実用化に向け熾烈(しれつ)な競争が続く分野である。  ミクロ世界…

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新型コロナウイルスをめぐって、発生源の…

 新型コロナウイルスをめぐって、発生源の中国本土(湖北省武漢市)はもとより感染者が出ている日本など各国が対策に全力を挙げている最中に、水を差すような物言いで恐縮するが、やはり言及せざるを得ないことがある。  グローバルな…

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新型コロナウイルスをめぐって、中国当局は…

 新型コロナウイルスをめぐって、中国当局は、1月7日までに感染者が相当いたことを初めて明らかにした。習近平国家主席はすでにこの時、感染防止対策の指示を出していたそうだ。今回の発表は、その後の感染拡大を抑えられなかった習氏…

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このところ、寒くなったり暖かくなったり…

 このところ、寒くなったり暖かくなったりして気温があまり一定しない。それで困るのが、厚着をして外出すべきか、さほど着込む必要はないのかということ。さらに新型コロナウイルスや花粉の飛散などもあって、マスクをするかどうか迷う…

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東京・国立劇場の文楽公演の第2部「新版…

 東京・国立劇場の文楽公演の第2部「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)」と「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」を見た。「反魂香」の方は、竹本津駒太夫改め六代目竹本錣太夫(しころだゆう)襲名披露狂言として演じられた。錣太…

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「北海道新聞」の投書欄に「激辛番組」を…

 「北海道新聞」の投書欄に「激辛番組」を批判する主婦の投書が掲載されたのをインターネットで知った。「激辛食品を食べさせられた出演者が苦しむ様子を見て楽しむような番組は不快」というのが投書の趣旨だ。  この番組は日本テレビ…

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今年は作家の三島由紀夫が亡くなって50年目…

 今年は作家の三島由紀夫が亡くなって50年目。これを期して封印されてきたスクープ映像が映画として来月20日から公開される。豊島圭介監督の「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」だ。  1969年5月13日、東大駒場キ…

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北朝鮮が文大統領側近らにサイバー攻撃

特報  北朝鮮のハッカー集団が昨年、韓国の文在寅大統領の側近や駐米韓国大使、国会議員らに対し成り済ましメールを送って悪性コードに感染させたり、メッセンジャーアプリをウイルス感染させるなどして主に米国の情報を奪取しようとし…

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「長嶋や王はいつも太陽の下に咲くヒマワリ…

 「長嶋や王はいつも太陽の下に咲くヒマワリ。僕は人の見ていない所にひっそりと咲く月見草みたいなもの」。訃報が伝えられた野村克也さんが、1975年に通算600号本塁打を打った時に語った有名な言葉だ。僻(ひが)みっぽくも聞こ…

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さて、きょうは何を着て行こうかな……。…

 さて、きょうは何を着て行こうかな……。外出する予定の時、着るものの組み合わせをあれこれ考えるようになって久しい。清潔を心掛けても、見栄えとかおしゃれ心からではない。  その際に頼りにするのは気象予報や天気図である。天気…

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「良寛の一書を膝に春の旅」(今川凍光)。…

 「良寛の一書を膝に春の旅」(今川凍光)。俳句の歳時記では、春は「立春」から始まるが、今年は4日に当たる。だが、体感的にはまだ寒さも残り、春という感じがしない。ただ、春という漢字からは感覚的に植物の芽生えをイメージさせる…

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新型コロナウイルスによる肺炎の発生を、…

 新型コロナウイルスによる肺炎の発生を、当局が公表する前にいち早く警鐘を鳴らした中国・武漢市の医師、李文亮氏が新型肺炎のため亡くなった。33歳の若さだった。李医師ら8人は、地元警察に「デマを流した」として訓戒処分を受けて…

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