このところ、寒くなったり暖かくなったりして気温があまり一定しない。それで困るのが、厚着をして外出すべきか、さほど着込む必要はないのかということ。さらに新型コロナウイルスや花粉の飛散などもあって、マスクをするかどうか迷うことである。

　衣服の方は工夫すれば問題がないが、マスクはなかなか手に入らない状況が続いている。1973年のオイルショックの時に、トイレットペーパーが買い占められ、スーパーなどの店頭から姿を消したことを思い出す。

　日中気温が高くても油断できない。昼間は汗がにじむほどの陽気でも、夕方から急に気温が下がって寒さに震えてしまう。衣服のこともそうだが、体調管理にも気を使う。

　最近は、新型コロナウイルスの感染拡大のニュースを聞かない日がない。もっとも、その対策となるとマスクや手洗いが主で、インフルエンザとそれほど変わらない。専門家の話では、３～４月には終息を迎えるというが、それも新型ウイルスのために断定はできないようだ。

　中国人の観光が減ったことで、影響は観光産業ばかりではなく、免税店ビジネスを展開するインバウンド（訪日観光客）事業にも拡大している。家電量販店のラオックスも、今後の事態を見据えて希望退職者を募集し始めている。

　今後この状況が続くと、今年開催される東京五輪・パラリンピックにも影響を与えかねない。その意味で、春はまだ遠いという感じである。