コラム
「重ね聞き」という単語を最近新聞で知った…
「重ね聞き」という単語を最近新聞で知った。世論調査などでメディアが質問する時、あいまいな回答があった場合に「どちらかといえば支持しますか、支持しませんか?」ともう一度だけ質問するというパターンのことだ。「どちらかといえ…
コロナ禍の結婚式ーイスラエルから
地球だより 1カ月のロックダウン(都市封鎖)が解除になり、アラブ人の友人から、結婚式の招待状を頂いた。末の息子さんが結婚するという。イスラム教徒で、通常は1週間かけて大勢で祝うそうだが、コロナ禍での今回は、近しい親族と…
ウェルテル効果
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 女性お笑いタレントのパク・チソンが死んだ。母親と一緒に自殺したという。持病の日光アレルギー(光線過敏症)による皮膚病の悪化が動機として考えられているようだ。人々に豊かな笑いを与えて…
秋の一日、東京郊外を走るJR青梅線の列車…
秋の一日、東京郊外を走るJR青梅線の列車は登山をする人たちでにぎわっていた。駅で降りていく人たちを見ると、高水山か御岳山に登るのだろうかと想像された。 鳩ノ巣渓谷のマス釣り場には、釣りをする家族連れがいた。眺めている…
新型コロナウイルスの感染拡大で足の…
コロナ感染警戒の博物館で桃山絵画を鑑賞 新型コロナウイルスの感染拡大で足の遠ざかっていた東京国立博物館に、特別展「桃山―天下人の100年」を観(み)に行った。桃山美術の傑作を一堂に集めた見応えのある展覧会だったが、感染…
ほっこりした“おチビちゃんたち”のハロパレ
今年のハロウィーンは、例年なら大混雑する東京・渋谷駅前のスクランブル交差点付近でさえも区からの自粛要請もあって、仮装姿は少なく、大騒ぎにはならかったようだ。近年、全国各地に広がっていたハロウィーン・パレード(ハロパレ)…
地球温暖化防止を目指す新たな国際枠組み…
地球温暖化防止を目指す新たな国際枠組み「パリ協定」の運用は、今年1月から始まっている。協定は、産業革命前から今世紀末までの気温の上昇幅を2度未満、できれば1・5度未満に抑制することを目指している。 そのため、参加各国…
名古屋市近辺には先端技術を扱う大企業から…
名古屋市近辺には先端技術を扱う大企業から小企業、その工場が多く、わが国が誇るハイテク産業のメッカだ。H2Aロケットの機体中心部分の製造を行ったのは三菱重工業飛島工場(愛知県飛島村)、自衛隊の輸送機C2は川崎重工業岐阜工…
きょうから11月。今年もあと2カ月となった…
きょうから11月。今年もあと2カ月となった。一年を回顧するには早いが、新型コロナウイルスに始まり終わる印象が強い。 連日、ウイルスという言葉を新聞やテレビで見るが、具体的にどのようなものかと聞かれるとよく分からない。…
新型コロナウイルスの感染再拡大でフランス…
新型コロナウイルスの感染再拡大でフランスでは、この春に次ぐ2回目の全国一律の外出禁止が始まった。12月1日まで、カフェやレストランももちろん閉店だ。 25日には過去最多の5万2000人もの新規感染者が報告された。フラ…
赤アリータイから
地球だより わが国では赤茶色で殺人アリの異名を持つ南米原産のヒアリが発見され騒動が起きたことがあるが、タイ東北部のイサーンでは、赤アリというと地元民の食指が動く。 タイではアリそのものを食材とする調理法もあるが、人気…
敗戦直後に「戦前の教科書に墨を塗って使った」…
敗戦直後に「戦前の教科書に墨を塗って使った」という伝説が75年たった今も残っている。そこに疑問を投げ掛けた人がいる。文芸評論家の秋山駿(2013年没)だ。 『私の文学遍歴』(作品社)という本の中で、敗戦時15歳の少年…
李健熙の木鶏
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 古代中国、周の先王は闘鶏が大好きだった。ある日、丈夫なニワトリ1羽を持ってきて、闘鶏を調練する名人の紀渻子に最高の闘鶏に育てよと命じた。10日過ぎて王が「ニワトリは十分闘えるか」と…
コロナ禍でも楽しむハロウィーンー米国から
地球だより ハロウィーンが近づく中、スーパーや雑貨屋などを覗(のぞ)くと、どこも仮装用衣装や装飾品、カボチャなどの関連商品が並び、店内は華やかな雰囲気だ。 しかし、新型コロナウイルスの流行を受け、今年はさまざまな制約…
ハロウィーンは仮装やコスプレのイベント…
ハロウィーンは仮装やコスプレのイベントとして知られているが、日本で行われるようになったのは1990年代後半。東京ディズニーランドで開催されて、各地でイベントが増えていった。 今月31日に行われるが、毎年大勢の人が集ま…
スー・チー論議は続くが、平和賞は民主側の重要カード
今年のノーベル平和賞は国連世界食糧計画(WFP)の受賞と決まった。無難な選定だ。だが同賞のドラマ性が最も現れるのは、政権の弾圧やテロ組織の暴力に抗して民主化や人権、自由などのため闘ってきた個人の受賞だろう。 最近30…
GoToキャンペーンと地域割で実質無料
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ観光業の回復に向けて、GoToトラベルのキャンペーンが東京を含めて全国展開されている。24日から東京都民の都内旅行への割引キャンペーン「もっと…
東日本大震災で、福島県の中山間地で有機…
東日本大震災で、福島県の中山間地で有機農産物を栽培する農家の団体が風評被害に遭い、信用を取り戻すのに5年ほどかかったという話の経緯は以前、小欄に記した。 都内のスーパーマーケットへの販促ルートが一方的に止められたため…
長寿の秘訣はチーズ?ースイスから
地球だより 欧州連合(EU)統計局が最近公表した統計(2018年度)によると、EUの平均寿命は81歳、男性は78・2歳、女性は83・7歳だ。アルプスの小国スイスはEU加盟国ではないが、日本に次ぐ長寿国として有名だ。19…
韓国のフェミニズム旋風とジェンダーの先鋭化
韓国は男尊女卑への反動なのか、歴代政権が過激な男女平等政策を採ってきたこともあり、女性の社会進出が急激に進んでいる。韓国の「男女雇用平等法」制定は日本の2年遅れだが、幾度も改正を重ね、議員、公務員などの女性比率は日本を…
古希を過ぎた団塊の世代が若者だった1970年…
古希を過ぎた団塊の世代が若者だった1970年代に人気を集めたジャズなどの評論家・植草甚一氏(79年12月没)には、こんな伝説がある。パリやニューヨークに一度も足を踏み入れたことがなかった時に、まるで何回も歩き回ったかの…
新型コロナウイルス禍の重たい空気は続くが…
新型コロナウイルス禍の重たい空気は続くが、季節は移ろい秋も深まりを見せている。久しぶりに東京・多摩川の土手に足を伸ばすと、濃い黄色の小さな花を多く付けた1~3㍍ほどの高さの草が道沿いに遠くまで生えている。 セイタカア…
米国防政策委 対中融和に傾斜
政権の強硬策反映せず 米政府元高官らから構成される国防総省の有力諮問機関、国防政策委員会(DPB)は、トランプ政権が推進する対中強硬策を反映していないとアナリストらが指摘している。その中でも特に政権と対照的な考えを持つ…