コラム rss

新型コロナウイルスの感染対策でマスクを…

 新型コロナウイルスの感染対策でマスクをしていると息苦しい。と同時に、外部の匂いも遮断されてしまう。だが先日、かすかな花の香りを感じた。  見ると、地面に無数の橙(だいだい)色の小さな花弁が散らばっている。キンモクセイだ…

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フランス・パリで預言者ムハンマドの風刺画…

 フランス・パリで預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せ、イスラム過激思想を持つ男に殺害された教師の政府主催の追悼式が行われた。2015年、週刊風刺新聞シャルリエブドの編集部が襲撃されて12人が殺害され、全土で抗議デモが起…

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子供は、全てのものに意図や理由があると…

 子供は、全てのものに意図や理由があると考える傾向が強いという(三浦雅士著『出生の秘密』2005年)。子供が大人に向かって「××はなんで××なの?」と答えにくい質問をするのはそのためだ。  これは三浦氏の独創ではなく、ス…

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自販機の復活

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  自動販売機の歴史は約2200年前にさかのぼる。文献に記録された最初の自販機は紀元前215年、エジプトのアレクサンドリア神殿に設置された“聖水自販機”だ。古代ギリシャの科学者ヘロンが…

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サプライズ好きな人々ーイスラエルから

地球だより  コロナ禍で都市封鎖中だった先週、近所の友人に呼ばれた。半年ぶりに会うのでケーキを焼いていった。  ドアをノックして開けた途端、思いがけず親族の集まりに出くわした。友人の兄弟姉妹たちが円になって座っていた。テ…

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今年は音楽家ベートーヴェンの生誕250年を…

 今年は音楽家ベートーヴェンの生誕250年を迎えた年で、故郷ドイツだけでなく、各地でコンサートやイベントが開催されている。生まれたのはボンで、1770年12月16日ごろ。  正確な月日が分からないのは記録がないからで、レ…

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リモートで韓国とつなぎ、日本語弁論大会を開催

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  韓国人学生による第7回日本語弁論大会(主催・韓日経済文化交流会=イム・ヨンホ会長、日韓経済文化交流会沖縄=竹林春夫会長)が17日、開かれた。コロナ禍で渡航制限が敷かれているため、1…

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NHKの「新日本風土記」は、日本各地の…

 NHKの「新日本風土記」は、日本各地の歴史と風土、そして人々の今を伝える番組で、新しい発見も多い。奈良時代、国ごとに編纂(へんさん)された『風土記』のように、この番組も将来、貴重な民俗資料となるだろう。  先週放送され…

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仕事を掛け持つ若者たちー韓国から

地球だより  最近、こちらの若者たちの間で流行り始めた新造語に「Nジョブラー」というのがある。複数を指す「N」に仕事の「ジョブ」、これにerを付けて二つ以上の仕事をする人のことをこう呼んでいる。コロナで収入が減り、副業を…

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結婚や子育てに幸福を感じる社会つくりを

 最近、結婚について改めて考えさせられることが続いた。  一つは、遠方に住む筆者の弟の長男と長女、筆者にとっては甥(おい)と姪(めい)が、ほぼ同時に結婚が決まったことだ。甥は仕事先で相手と知り合い、姪の相手は大学の先輩で…

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フィンランドからの小紙「地球だより」 (9日付)…

 フィンランドからの小紙「地球だより」(9日付)は、新型コロナウイルス感染の有無を匂いから嗅ぎ分ける探知犬がヘルシンキ空港に配置された話だ。特別に訓練された10匹の犬は、希望する乗客や空港スタッフを検査して判定するが、ほ…

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今年のノーベル物理学賞は、ブラックホール…

 今年のノーベル物理学賞は、ブラックホールに関する研究で業績を挙げた英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ名誉教授ら3人に授与される。ブラックホールは高密度のエネルギーの塊で、周辺の空間をゆがめてしまう。  日本では…

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かつて、電車でマンガを堂々と読んでいる…

 かつて、電車でマンガを堂々と読んでいる通勤、通学中の日本人を見て異様な印象を受けたという外国人についての記事を読んだことがある。今では、そのアニメやマンガが日本の文化として世界中で認知されていると言っていい。  価値観…

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中国・内モンゴル自治区で、当局は言葉を奪う…

 中国・内モンゴル自治区で、当局は言葉を奪うだけでなく、歴史教科書からチンギスハンも抹殺した。今度はそれを国外でも行おうとし、強い反発を招いている。  フランスのナントの歴史博物館が準備をしていたチンギスハンをテーマにし…

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オンライン授業でカラオケ禁止ーフィリピンから

地球だより  コロナ禍による学校での対面授業の禁止に伴い、オンライン授業が10月から開始されたが、初の試みにトラブルが相次ぎ、マニラ首都圏の各地自治体は問題解決に神経を尖(とが)らせている。  フィリピン社会は騒音にかな…

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米国 「孔子課堂」へ警戒呼びかけ

全米の学校運営者らに書簡  米国の国務省と教育省は13日、全米の高校以下の学校に設けられている「孔子課堂」の教育プログラムは児童・生徒らを狙った影響工作だとする書簡を、全米の学校運営者に送付、警戒を呼び掛けた。孔子課堂は…

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「映画製作で一番重要なのは脚本」と脚本家…

 「映画製作で一番重要なのは脚本」と脚本家の橋本忍(2018年没)が書いている。「映画は監督のもの」との通念とは違った見解だが、橋本の書いた『複眼の映像 私と黒澤明』(文春文庫 10年3月刊/単行本は06年6月刊)を読む…

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地獄絵図のような森林火災ーブラジルから

地球だより  ブラジルは今年、半世紀ぶりとも言われるうだるような暑さと旱魃(かんばつ)に襲われている。中西部と北部を襲う深刻な旱魃は、今後何年も続く可能性が指摘されており、アマゾン熱帯雨林や世界最大の湿原であるパンタナル…

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防弾政権

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  防弾!人の生命を救うために飛んでくる銃弾を防ぐというのだから、これ以上いい言葉はないように思える。7年前、この言葉を世の中に堂々と叫んだ若者たちがいる。7人の青年で構成された「防弾…

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「馬酔木(あしび)」を主宰した水原秋櫻子…

 「馬酔木(あしび)」を主宰した水原秋櫻子は昭和45年当時、俳人協会会長を務めていて、高校生からよく質問の手紙を寄せられたという。教科書に掲載された句について、友達と話し合うと意見が相違するというのだ。  秋櫻子は返事を…

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女性への非道な犯罪、インド社会が揺れ続ける

 先週、東京で日米豪印外相会談が開かれ、「自由で開かれたインド太平洋構想」、「4カ国戦略対話」が本格化しつつある。自由、民主、人権を旗印に、中国の拡大に対処しようというスクラム。その中でインドは大きなカギを握る。だが、そ…

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高齢者の新型コロナウイルス感染予防には

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  沖縄県の人口比の新型コロナウイルス感染者数はここ1週間、全国ワーストを続けている。  その特徴は県外からの移入例が多いことと家族間の感染例が多いこと。そして、高齢者の死亡例も多い。…

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トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染…

 トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が公表された時、日本のテレビの報道・情報番組で、女性タレントが「コロナは誰でもかかる普通の病気になったんですね」とコメントしていた。  家族が差別されたり、居住地周辺で嫌がらせを…

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