コラム
テレワークがストレスにーフランスから
地球だより とうとう大手コンサル会社に勤めるフランスの友人が新型コロナウイルスに感染した。ところが20年以上トライアスロンを趣味にしている40代の彼は、自宅隔離期間中もピンピンとしていて、すでに出社している。 夏のバ…
昔の体育の日の「全町大運動会」が懐かしい
台風14号の影響で10日(土)に予定されていた孫の幼稚園の運動会が11日に順延された。10月10日といえば、かつての「体育の日」。筆者の故郷では毎年、町内の幼稚園、小・中学校、各地域の町内会が総出で「全町大運動会」を行…
自社の世論調査結果(9月4日付掲載)は…
自社の世論調査結果(9月4日付掲載)は朝日新聞にとって腰を抜かすほどの衝撃だったろうと小欄(同8日付)で書いた。病気で辞任した安倍晋三前首相の実績を「評価する」との回答が71%にも上ったからだ。「安倍ロス」が話題となる…
新型コロナウイルス禍による運動不足を少し…
新型コロナウイルス禍による運動不足を少し解消しようと、近郊の川沿いで散歩をするようにしている。普段は電車を利用しており、高齢となって足腰が弱っているせいもあってか、ひと駅歩いただけでも結構息が上がる。 途中、軽いジョ…
NHKテレビの「英雄たちの選択」は、歴史…
NHKテレビの「英雄たちの選択」は、歴史学者の磯田道史さんが司会兼コメンテーターを務める歴史教養番組。面白いので毎週のように観(み)ているが、先回放送の「板垣退助“自由民権”の光と影」には、がっかりした。 番組では、…
子供用のノート「ジャポニカ学習帳」の表紙…
子供用のノート「ジャポニカ学習帳」の表紙に、昆虫の写真が8年ぶりに復活したとの報道があった。「気持ち悪い」「怖い」といった苦情が寄せられたために、これまで表紙に用いることをやめていた。 虫嫌いは、都会化の進行とともに…
空が見える仮庵の屋根ーイスラエルから
地球だより イスラエルでは、10月2日の日没からスコット(仮庵祭)が始まった。ユダヤ暦新年から続く年中行事は全て、コロナ禍による都市封鎖の下で行われている。 スコットは、イスラエル民族が出エジプトした際に砂漠でスカ(…
“歌皇”羅勲児
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 歌手の羅勲児(ナフナ)は今年73歳だ。1970年代の歌謡界は彼の世の中だった。歌手人生54年、半百年(半世紀)を超えた。数多くのスターが登場し消え去ったが、彼は違う。歳月が流れても…
フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユ(1909…
フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユ(1909~43)は劇的な生涯を送った女性だった。工場労働を体験し、スペイン戦争に赴き、ユダヤ人であるが故に亡命を余儀なくされ、ロンドンで亡くなった。 全16巻の全集が刊行されている…
「ゆいレール」新設駅周辺の整備は未完成
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「ゆいレール」の愛称で親しまれる沖縄都市モノレールの延長区間が開業したのは昨年10月1日。ちょうど1年後、実際に乗車してみて、駅周辺の整備が中途半端であることが分かった。 以前の…
日本学術会議が推薦した新会員候補6人の…
日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否したことに、学術会議が「学問の自由の侵害」と反発し、映画関係者まで批判に加わっている。発足間もない政権批判の材料にしたい野党が国会の閉会中審査で追及する構えだ…
餅の食べ方いろいろー韓国から
地球だより 旧暦8月15日は秋夕(チュソク)と言って年に2度ある大きな祝日の一つだが、どの家でもご先祖様への供え物用に多くの料理が振る舞われる。その際に欠かせないのが松餅だ。米粉から作った生地にナツメやゴマなどの具を入…
情より知が先行し「死」が悲しくない若者
知り合いから「進路相談に乗ってほしい若者がいる」と言われ、その専門学校生(20代)と喫茶店で会い2時間余り話し込んだ。初対面だというのに、よく話す青年だった。 コンピュータープログラミングを学んでいて将来は、人工知能…
武蔵野の近くの高級マンションの前庭で、…
武蔵野の近くの高級マンションの前庭で、枝のような小さな木は今年も丸い小さな紫色の玉をいっぱいにつけていた。密な草木の中で柔らかな緑葉とその付け根にある実は、よく見ないと気付かない。 散歩中に見つけ、毎年その小さな玉を…
内閣府の特別の機関の一つ「日本学術会議」…
内閣府の特別の機関の一つ「日本学術会議」(梶田隆章会長)は、推薦した新会員候補が任命されなかったことで、理由説明を求める要望書を菅義偉首相に提出した。菅首相は「法に基づいて適切に対応した」としている。 一般社会では推…
ようやく清涼な秋らしい日が多くなってきた…
ようやく清涼な秋らしい日が多くなってきた。新型コロナウイルス禍で外出がままならず、家にこもっていたため、室内での娯楽、テレビやパソコンなどで過ごした人が多いのではないか。そのほか、読書などに没頭した人も少なくないだろう…
毎年3月に開かれる中国の全人代(全国人民…
毎年3月に開かれる中国の全人代(全国人民代表大会)は日本の国会に当たる。今年は新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)で5月に延期されたが、テレビには毎年恒例の情景が映し出された。華やかな民族衣装を着て開会式に参加する少数…
健康志向に商機ありータイから
地球だより タイ赴任時、バンコクは日本食ブームに沸いていた。回転寿司だけなく、和食レストランは目白押しだった。コンビニにはラップに包まれた握り寿司もあった。 ただ、緑色のペットボトルに入った緑茶には驚かされた。タイの…
「敷居が高い」を「高級過ぎて入りにくい」…
「敷居が高い」を「高級過ぎて入りにくい」の意味だと多くの人が思い込んでいた。ところが、本来は「相手に不義理をしているので行きにくい」だった。文化庁「国語に関する世論調査」で初めて知った。多くが「敷居の高さ」を「高級」と…
韓国の月探査
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2012年の大統領選挙の時、テレビ討論でセヌリ党の朴槿恵候補が風変わりな公約を一つ出した。「2025年までに月に着陸船を送る計画があるが、それを2020年までに早めようと思う。20…
待ち時間のストレス軽減ー米国から
地球だより 米国で筆者は年に1回、運転免許の更新をしている。新型コロナウイルスの感染拡大によって、今年の手続きは例年と違うものになった。 筆者と妻の免許は今年5月が期限だったが、10月末まで延期されることになった。そ…
「遠くで海氷が動いた重低音が響き、その…
「遠くで海氷が動いた重低音が響き、その音で目を覚ます。やがて破壊のエネルギーが波のような力で自分の元に伝わると、テントの周囲で重機が走り回っているような爆音が恐ろしく、安心して寝てもいられない」。 2012年と14年…
報道・人権国際組織との協力、政府も保守派ももっと関心を
菅新首相就任に際し最も厳しいメッセージを寄せたのは、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF)(本部パリ)だろう。 それは、RSFの「世界の報道の自由指数」ランクで2012年に22位だった日本が今年は66位に…