待ち時間のストレス軽減ー米国から
地球だより
米国で筆者は年に1回、運転免許の更新をしている。新型コロナウイルスの感染拡大によって、今年の手続きは例年と違うものになった。
筆者と妻の免許は今年5月が期限だったが、10月末まで延期されることになった。そこで、感染が少し落ち着いた7月上旬ごろ、更新の手続きをしようとした。
日本の運転免許センターに相当するDMVは感染防止のため、完全予約制になった。だが、ホームページ(HP)を通して予約しようとしたところ、DMVは2カ月先までびっしり予約が埋まっていた。
仕方なく9月に予約を入れた。訪れてみたところ、かつては混雑が常態化していた館内は、予約制になったためすいており、ほとんど待たされなかった。
米国人でない場合、移民局への確認審査がある。通常数週間から1カ月待たないといけない。その後、妻が先に審査が通ったので、期限内に無事免許が受け取れると安堵した。
しかし、免許を受け取るためにもう一度DMVに予約しなければならないという。さっそくHPを見たところ、やはり近くのDMVは11月まで予約が埋まっていた。遠いところなら空きがないこともないが、車で片道2時間以上かかるところばかりだった。
そこでキャンセル待ちを狙うため、HPをこまめにチェック。なんとか空きを見つけ、無事に期限内に免許を取得できた。
新型コロナに伴う方針の変更で予約を取るのに苦労した。ただ、待ち時間のストレスが少なくなった面もあり、予約の取りにくささえ改善されれば、今後もこのやり方を続けてほしいと思う。
(Y)