コラム
東欧の亡命活動家と韓国の「挺対協」
韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)とは、慰安婦問題で反日活動の先頭を切り、ソウルの日本大使館前に「少女像」を建立するなど、世界各地で慰安婦像の建立計画を進めている市民団体だ。 その団体が日韓両政府の慰安婦問題の「最終…
昨年は徳川家康の四百回忌の催事もあり、…
昨年は徳川家康の四百回忌の催事もあり、戦国・江戸初期に光が当たって全国的な「城ブーム」を後押しした。 城と一言で言っても、その建造目的・時期もさまざまで、城跡も含めるとずいぶん多い。この歴史的建造物には、人々の探究心…
宇宙開発の民営化に期待する
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 発展を邪魔した政治家 火星への入植や宇宙観光も 【ワシントン】人それぞれ見方、考え方は違うものだが、一致できるものもある。2015年は惨めな年だった。喜ぶべきものがあるとすれ…
欧州の居住外国人
地球だより 欧州統計局が昨年12月公表した統計によると、欧州国民の93・3%は自国民で、2・8%が他の欧州連合(EU)諸国からであり、3・9%がEU外の住民という。統計を見る限りでは、通称外国人と呼ばれる分類の住民の数…
私事で恐縮だが、今年のウオーキング初めは…
私事で恐縮だが、今年のウオーキング初めは、早々と正月2日に深大寺(東京・調布市)に隣接する神代植物公園を目指した。京王線の国領駅近くを直交する野川沿いの道を溯(さかのぼ)って橋を10ほど過ぎると、武蔵境通りの御塔坂(お…
ピーターパン作戦
マイアミの風 数年前キューバ人の集まりでキューバ系米国人、フェルナンド氏と出会った。そこで「僕はね、ピーターパン作戦で米国に来たんだよね」と。それが私がピーターパン作戦を聞いた初めだった。 この作戦はキューバの子供た…
中国を利する無責任報道
昨年は安全保障関連法に始まり、安全保障関連法に終わった1年だったが、今年はどのような1年になるのだろうか。 昨年12月末に放送された「1年を振り返る年末特番の報道番組」の多くが、相変わらず安全保障関連法が昨年9月に成…
昆虫食堂
地球だより ハノイ法律大学の学生トンさんが、最近ハノイ市のダイラー通りに開いた昆虫食堂への人気が高い。食堂は午後4時頃に開店し、午後10時頃に閉店する夜のみの営業だが、1晩の売上高は数百万ドン(数万円)に上るという。学…
和式トイレ
来年度予算案で、外国人旅行者の増加に対応するため、地方の旅館などが和式トイレを洋式に改修する費用を補助する事業が含まれた。そのニュースに、カナダ人女子留学生を短期ホームスティ(12月7日付のこの欄で紹介)させた時のエピ…
喜ばしい科学分野のニュースが飛び込んできた…
喜ばしい科学分野のニュースが飛び込んできた。理化学研究所が、原子番号113番の新元素について、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に発見者として命名権を認められた。 物質の元となる元素の種類を網羅した元素周期表に、日…
「よその子を抱いて炬燵にお正月」 (高田風人子)…
「よその子を抱いて炬燵にお正月」(高田風人子)。新年を迎えてきょうで3日目。そろそろ正月休みも終わるが、漠然とした期待や不安、そして落ち着かない気分を感じる人もいるだろう。 正月は手持ち無沙汰で、テレビの新春番組を見…
新年のキーワードは「非中央集権化」
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお付き合いください。 さて、今年最初のコラムのテーマは「非中央集権化のトレンド」だ。欧州連合(EU)加盟国の“ブリュッセル離れ”、世界最大のキリスト教会、ローマ・カトリ…
揺れ出した「不可逆的な解決」
心配していたが、やはり無理があったのかもしれない。日韓両政府の「慰安婦問題」の合意の中でも最も重要な個所、「最終的、不可逆的な解決」の解釈で日韓両政府の捉え方が一致していないことが明らかになってきたのだ。 韓国紙・中…
「去年(こぞ)今年」は、新年の季語。元日の…
「去年(こぞ)今年」は、新年の季語。元日の午前0時を境として年が変わることをいう。短い時間の中で生まれる感慨のようだ。 「去年今年貫く棒の如きもの」(高浜虚子)はあまりにも有名だ。「去年だ、今年だ」と言ってみても、実…
地域の才能を育てる喜びを知る ~美の種プロジェクトの挑戦~
2010年から、「地域に存在する他分野の才能の交流とそれを支える市民たちによって生まれる独創的な文化創造を地元の内外に発信する」をコンセプトに始まった“美の種プロジェクト”。最初は山口・宇部、京都・敦賀の2都市から始ま…
ロシア流 年末年始の過ごし方
地球だより ロシアのクリスマスは1月7日。この日が、ロシア正教でつかうユリウス暦の12月25日なのだ。しかし、ロシアでも1月1日は新暦で祝うため、クリスマスは正月の後に来ることになる。もっとも、ソ連崩壊後は欧米の文化が…
親孝行契約
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 古代ローマの弁論家キケロが最初に名声を得たのは尊属殺人事件だ。キケロは父親を殺した容疑を受けたロスキウスという人物を弁護して無罪を立証した。当時の権力者スッラの側近が告訴した事件な…
「父祖の地に闇のしづまる大晦日」(飯田蛇笏)。…
「父祖の地に闇のしづまる大晦日」(飯田蛇笏)。一年の最後の日である。大晦日を迎えて、先祖たちが暮らしてきた地が闇の中に静まっているという。大地に根差した蛇笏の質実な生活を感じさせる。 大晦日は「おおつごもり」ともいう…
中国の臆病なバチカン接触
バチカン放送独語電子版が25日、アジアのカトリック系通信社UCANEWSの報道として伝えたところによると、ローマ・カトリック教会総本山バチカン法王庁は中国当局が選出した四川省成都の司教区の新司教を承認したという。 昨…
那覇の御成橋が消滅危機に?
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 那覇市の沖縄県庁近くに御成橋がある。昭和天皇が皇太子時代、沖縄を訪問された時に渡られたことにちなんで命名された。欄干には、那覇市の首里城正殿や那覇大綱挽(ひ)きの旗頭のデザインが施…
「こんなことは事前にチェックできたはずなのに」…
「こんなことは事前にチェックできたはずなのに」と、大事故を前に臍を噛む例は多い。2012年12月、山梨県の中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落、9人が死亡した事故もそうだ。 その犠牲者の遺族が、トンネルを管理する中…
恐ろしい医学界の思い込み
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 間違っていた脂肪論争 グルテンフリーは無意味 【ワシントン】連邦政府は1980年の「米国人のための栄養ガイドライン」で、飽和脂肪酸の悪影響について警告した。その時、公益活動家…
産経記事めぐる左右連帯
地球だより 記事で朴槿恵大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)の裁判は結局、検察の控訴断念で一審無罪が確定し一件落着した。韓国にとってはさぞ、ばつの悪い結末だっただろうが、産…