コラム
順命と運命
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2011年6月、民主党の孫鶴圭代表は慶州で韓国新聞放送編集人協会主管の討論会を行った。気が重い試験を終えてすっきりしたのか、参加者との晩餐ではテーブルを回って爆弾酒(ビール割ウイス…
「ペリー艦隊の江戸湾進入にはじまり、…
「ペリー艦隊の江戸湾進入にはじまり、それからほぼ一世紀後の日米戦争への突入、そして降伏、敗戦と引きつづいた両国関係は、離れて眺めわたせば、何者かの手によって仕組まれた壮大なドラマにも似ている」。 先日亡くなった米文学…
戦後70年という年月
マイアミの風 投票権を持つ米国人の青年に「ねえ、誰が本命?」とたずねたら、即座に「トランプ!」と言うので思わず笑った。 続けて彼は「共和党、ろくなのいないんだよ、ほかに」と。「じゃあ、ヒラリーさんが勝つの?」とつっこ…
イスラム教と集団婦女暴行事件
独ケルン市駅周辺で大晦日から新年にかけ外国人らしき若い男性集団が女性を襲撃し、暴行や窃盗を犯した事件はメルケル政権の土台を動かす大事件に発展する兆しだ。容疑者として拘束された外国人の中にシリア、アフガニスタン出身の難民…
新年会で保革両陣営が闘志
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 仕事始めの4日、那覇市で経済団体の合同新年会が開かれ、新年早々、沖縄県商工会議所連合会の國場幸一会長と翁長雄志知事による熱いバトルが繰り広げられた。 國場会長は「(基地問題は)手…
上場企業の中で、株主に自社製品や商品券を…
上場企業の中で、株主に自社製品や商品券を贈呈するなどの優待制度を活用するところが増えている。昨年11月末時点の導入企業数は、全上場企業の約33%に当たる1287社と過去最高を更新中だ。 ほかに自社サービスの提供、自社…
脅威に対し行動しない米国
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー イランが国連決議違反 動揺する中東のアラブ諸国 【ワシントン】外交政策で降伏するとしたら、皆が取り込み中で、忙しい時がいいのかもしれない。 話はこうだ。10月、イランは核搭…
南北は拡声器放送でディベートを
北朝鮮が6日、4回目の核実験を実施したことを受け、韓国軍は8日、昨年8月25日の南北高官会合の合意に基づき停止した拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送を再開した。それに対し、北朝鮮軍も同日、拡声器による放送を始めたという。…
「北朝鮮」ではメシ食えず
地球だより 北朝鮮を震源とする人工地震が感知されたその時、筆者はたまたま韓国の北朝鮮専門家の事務所に来ていた。話をしていると彼の携帯電話にひっきりなしにニュース速報のSMS(ショートメッセージ)が入ってきた。北の国営テ…
一昨日の日曜日、JR郡山駅から猪苗代湖の…
一昨日の日曜日、JR郡山駅から猪苗代湖の北寄りを会津若松駅に向かう磐越西線沿線は白一色の雪景色。6日の寒入り後も平年より1~2度高く、ぬくい日が続く東京では今年は雪はまだ。空模様も薄曇りの東京から、こちらは舞う雪が高地…
警官給与上げて治安改善?
地球だより 5月に行われるフィリピン大統領選を前に、候補者たちはさまざまな公約を発表し、有権者の支持を集めようと必死になっている。中でもとりわけ注目を集めているのが、現ダバオ市長のドゥテルテ氏が掲げる公約だ。 同氏は…
北の核開発能力は日本に脅威か
北朝鮮は6日、4回目の核実験を実施した。爆発が核関連物質によるものか否かを決定するのは、放射性物質希ガスの検出有無にかかっているから、現時点で「核実験」と断言できないが、北の核開発計画が欧米諸国が予想しているより着実に…
正月と餅つき
新年が始まり、もう成人の日となった。年末年始には、家族総出で大掃除し、年越しそばを食べながら除夜の鐘を聞いたり、近くの神社に初詣に出掛け、雑煮やおせち料理を食べたりした人も多かっただろう。家族と一緒にそんな楽しい時間を…
国産ワインの大半は、海外から輸入したブドウ…
国産ワインの大半は、海外から輸入したブドウ果汁で醸造されてきたが、最近のワイン人気もあり、ブドウ栽培を国内で手掛ける「日本ワイン」の製造が拡大している。 山梨県甲州市や長野県上田市産のブドウは、その酸味が和食の繊細な…
EU難民政策と集団婦女暴行事件
欧州連合(EU)では今年も北アフリカ・中東から難民・移民の殺到が予想されている。昨年は100万人を超える難民・移民が欧州入りし、その収容問題で加盟国内で意見の対立が表面化するなど、解決の見通しが立たず、苦慮したまま新年…
「摩周凍て万象動くものもなし」(小森行々子)…
「摩周凍て万象動くものもなし」(小森行々子)。この冬は暖かい日が多い。過ごしやすいが、反面、困った事態も。例えば、野菜の生育に影響が出ているという。 地方によっては、キャベツなどの野菜が育ち過ぎて巨大化し、収穫も間に…
「交通事故死は本人にも家族にも突然、訪れる…
「交通事故死は本人にも家族にも突然、訪れる。明日も翌年も持続するはずの日常が、非情にも断ち切られてしまうのだ」。昨秋、地方の市で愛犬と仲良く1人暮らしを続けていた91歳の父親を交通事故で亡くし、遺族となったジャーナリス…
進む「脱キリスト教化」
地球だより 米ニューヨーク州に人口約3万人のベスレヘムという町がある。そう、イエス・キリストの生誕地から付けられた町名だ。ところが、同町は昨年末のホリデーシーズンに「メリークリスマス」の横断幕を中心街の交差点に掲げるこ…
金正恩氏が核実験を決断するまで
北朝鮮は6日、4回目の核実験を実施した。北側の発表では初の水爆実験という。欧米諸国では「水爆実験説」には否定的な声が強いが、核実験であったことはほぼ間違いないとみている(爆発が核関連物質によるか否かを決定するのは、放射…
『三島由紀夫の言葉』(新潮新書)という本が…
『三島由紀夫の言葉』(新潮新書)という本が昨年末刊行された。亡くなって半世紀弱、存命なら90歳。戦争について語っている部分がある。「今の若い人たちは戦時中の生活について、暗い固定観念の虜(とりこ)になりがちである」とい…
あるマジシャンの謝罪
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 『Sorry States 国際政治における謝罪』という著書がある米ダートマス大のジェニファー・リンド准教授は謝罪する行動は二つの核心要素を含まなければならないと強調する。「是認」…
金正恩氏よ、国民経済の発展は?
北朝鮮の朝鮮中央テレビは6日午後12時半、特別重大報道を通じ、「初の水素爆弾実験に成功した」と発表した。韓国聯合ニュースによると、「同日午前10時に北朝鮮北東部の咸鏡北道・吉州郡から北側49キロ地点で地震が発生した。規…
「夭々とわが干支の年立ちにけり」(鈴木節子)…
「夭々とわが干支の年立ちにけり」(鈴木節子)。小紙の新春随筆欄(1月1日付)に掲載された「華のやう」と題する作品の中の一句。作者は今年84歳を迎える。何と月日の流れの早かったことか、と感慨を詠んだ。 その歳月の中で最…