立ち直る世界経済と日本


鈴木 淑夫

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫

 新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延(まんえん)で、世界中の株価が暴落したのは、昨年1~3月のことであった。しかし、その後各国の株価は反発に転じ、昨年夏頃の一時的足踏みや本年2月の波乱を経ながら、今日まで大きな上昇トレンドに乗っている。米国のダウ平均株価は、今月も史上最高値を更新した。中国、台湾、韓国など東アジア諸国の株価も、昨年のコロナ暴落からの反発率が200%を超えている。日本はやや遅れているが、それでも反発率は185%である。


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