経済史における2020年の位置付け


鈴木 淑夫

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫

 2020年の日本経済は、新型コロナウイルス感染症に振り回された、慌ただしい1年間であった。外出自粛や密集回避などに伴い、経済活動は5月まで低下したあと、感染者数の減少に伴う緊急事態宣言の解除で6月から回復し始めた。しかし、GoToキャンペーン実施など活動自粛の緩和につれて、11月から再び感染者数が急増しており、経済活動に再び抑制的効果が及ぶのは必至の情勢にある。

成長支えた金融超緩和


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