湯朝肇
米中貿易戦争を「トゥキディデスの罠」になぞらえ警鐘鳴らすエコノミスト
◆米中の緊張が高まる 米国と中国の間で軍事的経済的緊張が高まっている。もちろん今すぐに戦争に突入するような状況にはなっていないが、その度合いは高まることはあっても、低下する気配はない。例えば、米国政府は今年4月に中国の…
北海道博物館で「野幌森林公園いきもの図鑑」展
札幌近郊に生息する豊かな生き物 札幌近郊にある野幌森林公園は、道立自然公園に指定されて今年で50年目を迎える。その記念事業として北海道博物館は4月27日から1カ月余りにわたり「野幌森林公園いきもの図鑑」展を開催している…
ビジネスマンのために日本史を再検証する東洋経済「目からウロコ…」特集
◆花盛りの「歴史もの」 よく「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言われる。プロイセンの名宰相オットー・ビスマルクの言葉とされているが、その真意は「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の…
「劣化する伝統宗教」寺院・神社界の“暗部”を暴き出すダイヤモンド
◆頻発する生臭い事件 近年、“終活”という言葉を頻繁に聞くようになった。人口減少による高齢化社会の中で、人生の最期をどのように迎えるか、を真剣に考える人が増えたことによるのだろう。そもそも終活とは、読んで字のごとく人生…
減反補助金廃止で岐路に立たされるコメ農家とJAを特集したダイヤモンド
◆熾烈な研究開発競争 2月28日、日本穀物検定協会が2017年度産米の食味ランキングを発表した。それによると、これまで日本のコメの代表的な銘柄とされてきた魚沼産のコシヒカリが最高評価の「特A」から2番目に高い「A」の評…
雪合戦応用した「スノーシューター」 “厄介モノ”を利用し冬場に運動
東京で言う「冬の季節」が半年近く続く北海道。どうしてもこの期間は家にこもりがちになり、児童生徒の体力低下が心配される。事実、北海道における小中学校の体力テストの結果を見ても冬場は下がる傾向にある。そこで北海道「雪」プロ…
後継者不足による中小企業の廃業で危機に瀕する日本のモノづくり
◆先端技術で世界牽引 「モノづくり大国」といえば日本を表す言葉であった。大企業のみならず下町の工場で作られた製品が世界の市場を席巻することは珍しいことではない。総務省統計局の報告によると平成24年2月時点でわが国の法人…
「常に学び、価値ある教師」を目指す
北海道師範塾「教師の道」が冬季講座を開催 人口減少に伴って今、教育界が変わろうとしている。これまで閉鎖的だといわれた学校は「より開かれた学校」を合言葉に地域や家庭と積極的に関わろうとしている。一方、地域社会もまた、学校…
今年の日本経済を楽観的に予測するも「地政学的リスク」を指摘する3誌
◆株価は今後も上昇か 年明けから株高が続いている。1月4日の東京株式市場大発会では日経平均株価の終値が前年末比741円39銭高の2万3506円33銭と大幅に上昇。1992年1月7日以来26年ぶりの高値となった。そして翌…
エゾシカの肉を有効活用、ピザやワンタン作って試食
NPO法人エゾシカネットが子供料理教室開く 北海道にのみに生息するエゾシカ。高い繁殖力から生息域を拡大し、北海道内ではエゾシカによる農作物や森林などへの被害が相当数報告されている。北海道は個体数の管理を進めているが、被…
ノーベル賞受賞教授の行動経済学を新しい経済学として紹介する2誌
◆従来は合理性が前提 今年10月9日、スウェーデン王立アカデミーは2017年のノーベル経済学賞にシカゴ大学のリチャード・セイラー教授に授与することを決定した。セイラー教授の受賞理由は行動経済学の理論的発展に貢献したこと…
EV開発で立ち遅れ大きな岐路に立たされる日本の自動車メーカー
◆世界の潮流はEVに 自動車は今や日本経済の“産業のコメ”となっている。かつて鉄や半導体が日本経済を牽引(けんいん)し、「産業のコメ、メシの種」と言われてきた。それらの産業が中国や韓国に取って代わられた感のある現在、国…
北海道14管内の児童・生徒が地域の素晴らしさを発信
道教委「キャリア教育サミット」を開催 人口減少、過疎化という地方の課題に対して教育面から取り組む北海道教育委員会は、3年間の限定事業として小中高一貫の「ふるさとキャリア教育」を進めてきた。小学校の児童、中学校・高等学校…
基礎力・教養力としての国語力の充実を訴える東洋経済の特集
◆問題の漢字を読めず 近年、日本語の乱れや国語力の低下を指摘する声がある。札幌のある塾の講師がつぶやいた。「数学の問題を解くにしても、問題の漢字が読めない。文章題では文章を数式に直す読解力がない。数学以前に国語力の問題…
削って確かめよう アンモナイト
「ちゃれんが子どもクラブ」体験教室 今から6500万年以上も前に生息したアンモナイト。かつては北海道でも炭鉱周辺で相当数のアンモナイトの化石を見つけることができた。現在では各地の博物館や資料館で数多くのアンモナイトが展…
学校教育の現場を「完全なブラック職場」だと指摘する東洋経済
◆期待と現実の落差大 いじめや不登校、体罰や児童生徒の自殺など教育現場をめぐる問題が頻繁にマスコミに取り上げられる。その際に学校側が把握していなかったという形で校長や教育員委員会のトップが謝罪する光景を多く見る。視聴者…
モンスターペアレント対策を考える
北海道師範塾「教師の道」が夏季講座 わが国の教育現場において「教師の資質」が問われている。その一方で、理不尽な要求を学校側に求める保護者“モンスターペアレント”の増加も指摘されている。いじめや不登校など難問が山積する中…
今年下半期に来る「大波」と経済構造の転換を予測するエコノミスト
◆地政学的リスク増大 このところ世界的に株価の下落が目立つ。8月上旬には2万円台を付けていた日経平均株価(2日の終値2万80・04円)も中旬以降では、18日には1万9470・41円と1万9500円台を割り込み、500円…
日本は中国にとっくに負けている分析するダイヤモンドの独善
◆ITで後れ取る日本 東京の上野動物園で6月12日、29年ぶりにジャイアントパンダが生まれた。このところ、何かとギクシャクする日中関係もこの日だけは違ったようで、菅義偉官房長官も「日本全体が明るくなるニュース。そのこと…
土器づくりで体感する古代の世界
北海道博物館などがワークショップ 1万年以上続いたといわれる縄文時代が静かなブームとなっている昨今、実際に縄文土器を作って「縄文の世界」を体験する「ちゃれんがワークショップ」(主催、北海道博物館など)が、このほど江別市…
AIの技術的進歩がもたらす近未来社会の姿を分析した2誌
◆「アルファ碁」に注目 少し前に高校生の授業を参観したことがある。その授業は遠隔システムを使った英語の授業で、テーマは「将来消えてなくなる職業は何か」というものだった。都市部で英語を教えている教師が、地方で学ぶ生徒を対…
小中高連携でキャリア教育推進、北海道教委の肝煎り事業
地域に密着しながら職業体験、地方創生へ子供たちに自信 人口減と過疎化で苦しむ地方の自治体。今や地方創生は地域の生き残りを賭けた不可欠のテーマになっている。そうした中で地元郷土への愛着を身に付け、さらに職業体験などキャリ…
自衛隊に焦点を当て、中国の思惑について的を射た分析をした東洋経済
◆参考になる中印戦争 緊迫化する東アジア情勢の中で自衛隊の役割はいやが上にも高まっている。尖閣諸島への中国艦船・中国機による領海・領空侵犯、あるいは北朝鮮の弾道ミサイル発射実験、ロシア機の領空侵犯など陸海空自衛隊は24…