森田 清策
日本独自の「女性活躍」を、「ジェンダー平等」
「森発言」をきっかけに、「ジェンダー平等」が注目を集めている。森氏の後任として新会長に就任した橋本聖子氏は就任会見で、今後の重点政策の一つに「ジェンダー平等の推進」を挙げ、早速推進チームを発足させた。 こうした動きを…
東京五輪の中止を狙う左派勢力
“森バッシング”と人権、北京ボイコットはなぜ言わぬ? 東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長、森喜朗氏の「森発言」騒動。多くの新聞・テレビが「女性蔑視」と、“森バッシング”とも受け取れるほど、同氏を痛烈に批判してきた…
「宗教2世」への社会の介入をあおる「ハートネットTV」の危うさ
◆ネットで体験を発信 NHKEテレ「ハートネットTV」は障害、LGBT(性的少数者)、貧困などさまざまな問題に福祉の視点から解決策を探る番組だ。9日放送のテーマは「“神様の子”と呼ばれて~宗教2世 迷いながら生きる~」…
ワクチン先行接種 率先希望する医師の思い
《 記 者 の 視 点 》 新型コロナワクチンの先行接種が17日始まった。対象は全国の病院100カ所の医療従事者約4万人。18日付本紙に掲載された医師のコメントが目に留まった。 「接種の機運を高めるため、率先して受け…
米国分断の実相 左派と対決する宗教右派
「丘の上の町」復活への熱望 「私、ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニアは厳粛に誓約する。誠意をもって、米国大統領の職務を執行すると。そして自分の能力の限りを尽くして合衆国憲法を維持、保護、擁護すると神のご加護のもと…
米国分断を投影した「プライムニュース」における古森・デーブ論争
◆演説と矛盾する弾劾 「赤(共和党のシンボルカラー)と青(民主党のシンボルカラー)、地方と都市部、保守主義とリベラルが戦う、この野蛮な戦争を終わらせねばならない」――バイデン米大統領の就任演説の一節だ。 今回の大統領…
「お母さん食堂」の名称変更を求める署名運動
《 記 者 の 視 点 》 寛容な心そぐ“ジェンダー教育” 受験シーズンになると、料理する母親を間近に感じられるダイニングで勉強していた長男のことを思い出す。生真面目な性格からか、中学校時代に不登校で、高校は通信制で学…
「不条理」を恨まず実を以て報いた中村哲の生き方伝えたNHKBS
◆際立った言葉の数々 緊急事態宣言が再び発令された。コロナ禍で、少なからぬ人たちが不条理に喘(あえ)いでいる。 看取ることもできぬまま家族を失った人がいる。そうかと思えば、感染者をケアしていることで家族が差別に遭い、…
豪州における親中工作 標的の社会的エリート
学界で仕掛ける思想戦 世界がコロナ禍に翻弄(ほんろう)され続けた一年だった。170万人以上の命が失われるなど、多大な犠牲を強いられた。一部の国ではワクチン接種が始まったが、コロナの猛威の中で新年を迎えようとしている。 …
夫婦別姓問題で結婚・離婚繰り返す事実婚カップル登場させた日テレ
◆控除狙い“偽装結婚” 当初案に入っていた「選択的夫婦別氏(姓)」の文言を削除した第5次男女共同参画基本計画案を、自民党が了承したのを受けて放送(18日)した日本テレビ「news every」。別姓導入に賛成する割合が…
拡大する「同性パートナーシップ」
「家族」保護は国の優先課題 政治評論家 ナザレンコ・アンドリー氏に聞く 同性カップルを「夫婦」相当の関係として公認する「パートナーシップ制度」の導入が60以上の自治体に拡大し、いずれ「同性婚」の合法化が政治課題になる情…
「パートナーシップ」の拡大 性愛のパンドラの箱を開ける
《 記 者 の 視 点 》 東京都足立区が来年度から、同性カップルを区として公認する「パートナーシップ制度」を導入すると発表した。また、兵庫県明石市は、同性同士を含めた未婚のカップルを「婚姻相当」と公認するとともに、そ…
学術会議と国民の意識 組織の見直し求める世論
学者の「思考停止」乖離生む 前回の当欄では、先に発売された保守派月刊誌12月号の論考を題材にしながら、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命拒否した問題の核心は、人文・科学分野の学者が日本共産党シンパをはじめとし…
婚姻まで「差別解消」というポリコレの視点で見た「グッとラック!」
◆伝統文化否定の運動 筆者は本紙「記者の視点」(14日付)で、LGBT(性的少数者)支援団体が提出した請願に、一人反対した埼玉県春日部市議を批判したTBSの情報ワイドショー「グッとラック!」を取り上げた。この番組につい…
メディアによる言論封じ
《 記 者 の 視 点 》 LGBT教育反対さえ「差別」 長い間、LBGT(性的少数者)問題を取材・執筆していて、人権の重要性や価値観の違いに対する寛容な姿勢を主張する一方で、現在のLGBT運動に対する反対意見を「差別…
日本学術会議とLGBT
自己申告で性別変更を提言 日本学術会議の左派支配は「LGBT」問題にも表れている。同会議の法学委員会・社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会は2017年、提言「性的マイノリティの権利保障をめざして―婚姻・教育・労…
日本学術会議の権威が失墜
共産党の浸透が明るみに 保守論壇に解散論が広がる 臨時国会の焦点の一つとなっている日本学術会議の任命拒否問題。28日の衆院本会議で、野党側から「推薦された方を任命しないのは明らかに違法だ」と問われた菅義偉首相は、「任命…
共産党支配という日本学術会議のアキレス腱に触れた「プライムニュース」
◆問題の当事者が出席 テレビ・新聞・ネットなどメディアは今、菅義偉首相が日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命拒否した問題で持ち切りだ。BSフジの「プライムニュース」も19日、この問題をテーマにした。 出席したのは…
「象牙の塔」の矜持か傲慢か
《 記 者 の 視 点 》 静岡県の川勝平太知事の「学歴差別」発言 「人間は学問をすると、バカになる」 昭和44年1月、東京大学本郷キャンパス安田講堂を占拠していた左翼学生と警視庁機動隊の攻防を映し出すテレビを見なが…
ヒューマンな視点足りず「性」を捉え切れなかった「ヒューマニエンス」
◆生物学的視点に偏る NHKBSスペシャル「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」が10月1日スタートした。「ヒューマニエンス」とは耳慣れない言葉だが、ヒューマンとサイエンスを合わせた造語で、「人間の臓器、組織そして心…
分かってきた新型コロナウイルスの正体
インフルより怖くない、8割は2次感染起こさず 新型コロナウイルス感染で、政府が緊急事態宣言を発出してからもうすぐ半年。感染者の減少傾向が続いたが、ここにきてそれが鈍化してきたので、油断は禁物だ。 一方、感染者が爆発的…
コロナ感染差別の防止 「心の社会的距離」が課題に
《 記 者 の 視 点 》 弊紙3日付社会面に、「地方移住 相談が活況」「新型コロナ機に誘致に熱」の見出しで、「都市部から地方への移住に関心が高まっている」という記事が載った。 人口の少ない地方は「3密」を避けること…
ゲイ提供精子の“自力授精”を告白させたNHK「カラフルファミリー」
◆人の命は授かりもの 「いのちを“つくって”もいいですか?」――。こんなタイトルの本がNHK出版から出ている。その中で、著者の宗教学者、島薗進は「『人のいのち』というものを考えるとき、そこには論理的に示しうる社会倫理と…