メディアによる言論封じ


LGBT教育反対さえ「差別」

 長い間、LBGT(性的少数者)問題を取材・執筆していて、人権の重要性や価値観の違いに対する寛容な姿勢を主張する一方で、現在のLGBT運動に対する反対意見を「差別」と決め付けるメディアの強圧的な姿勢に直面し、「言論の自由」の危機を感じることが珍しくない。

 それが今、埼玉県春日部市の一市議に対して起きている。同市議会は、LGBT支援団体がパートナーシップ制度と性自認・性的指向の差別禁止を求めて提出した請願を9月に採択した。その時、一人反対した井上英治市議(71、無所属)が、支援団体や一部メディアからの非難の嵐にさらされている。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ